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DCCは生き残るすべはなかったのか?
- MDのライバルとして登場したDCCは、アナログカセットとの互換性を重視したが、ニッチ市場には残れず消え去った。
- MDはカセットを置き換える特徴を持ち、MP3プレーヤーの登場でMDも置き換えられたため、DCCは受け入れられない世代が多かった。
- DCCは低予算ながらもCDよりも普及が期待されていたが、ニッチ市場での生き残りは難しかった。
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>「テープという理由だけではニッチマーケットに残れないとは限らない」 DATはテープでありながらニッチとして残っています。 DCCは「ただでさえ狭いテープ市場でDATにも敗れた」から ニッチにも残れなかったのです。 高齢者 → 安価なカセットで十分。本来DCCもDATもMDも要らない。 若者のように日常的に音楽漬け状態ではなく、 さほど買い換えない上に単価も安いので人数は多いが市場規模は小さい。 マニア → 性能優先でDAT。一部にDCC愛好家は居るものの絶対数が少ない。 デジタルそのものを認めないアナログ信奉者や 圧縮音源を否定する派閥も存在するため、狭い市場がさらに狭く。 一般人 → MDでもCDと同じように十分な音質と感じ ディスクメディアゆえの利便性を感じMDを受け入れる。 数が多くMD普及に貢献するが、最近はメモリプレーヤに乗り換えた。 逆にDCCは一体どの層が買うのか、そちらの方がわかりません。 >MDも「DATより音質が悪い割には価格が変わらないくらい高い」時代 >操作性さえよければ音質や価格で劣っても そんな事はありません。全ては総合的な判断です。 MDはDATなどより音質が悪いと言われていますが、 一般人にとってはわからないレベルであり 音質云々でMDを敬遠しているのは主にマニア層だけです。 一方操作性については、ディスクメディアゆえほぼCDと同じであり 利便性は誰もがはっきりと享受出来るレベルです。 一般人にとって「言われている短所は大した事なく、長所が物凄い」となれば 購入に繋がる事は、なんの不思議もありません。
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- tama80ji
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はじめまして。 >途上国ではマスタープレス機の設置に相当な費用がかかるCDよりも低予算なDCCが普及するという予測や、MDが安くなる可能性はDCCのそれより低いという予測もありましたが それはDCC開発メーカー、松下とフィリップスの楽観的な観測でした。 DCCの最大の誤算はヘッド製造とテープ製造でした。 商品化はされなかったS-DATの積層型皮膜ヘッドは製造困難を極め、量産が効きませんでした。 S-DATも規格化がなされたものの商品化が見送られたのは、このヘッド製造が原因でした。 DCCはこのS-DATのヘッドを簡易化したものですが、やはり製造が困難でした。 また製品化されたものの、ヘッドの初期不良が多かったようですし、アナログテープ再生はヘッドの別の部分だったにもかかわらす、アナログテープ使用後にDCCを使用すると結構録再不良が発生する。 これらの情報は新聞などでは報道されませんでしたが、当時のオーディオ専門誌などには結構投稿がありました。 さらに製品化されたデッキ類はアナログのカセットデッキがDolby-B、C、Sまであったのに、Dolby-Bまでにしか対応していませんでした。しかもアナログは再生のみ。互換性を強調した割には互換性が中途半端でした。 その割にはMDに比べて機器も高価でした。 更に音質も操作性もDATの方が上ですし、しかもデッキ本体価格がDATと変わらない程度ならば、まず飛びつくマニア層はDATを購入します。 当方もDATのDTC-57ESとWMD-DT1を購入しましたし、他にもアイワのミニコンポ用のDAT機(型番忘れた。在庫処分品で39800円だったので飛びついた)。 テープもBASFしか製造できない状況でした。日本のメーカーも全てBASFのOEMでした。 この状況下では参入メーカーは増えません。 基本部材の製造メーカーが増えないと製品も大量に製造できません。 MD側ではソニーだけではなく、すぐにシャープやサンヨーが、MD用のピックアップ、ヘッドの開発に成功して製造、供給を開始しました。 部材が大量に供給できる態勢があれば、参入メーカーも増えます。 参入メーカーが増えれば商品も増えて一般客の目に留まるようになります。 参入メーカーが増えて製品も増えれば部材供給量も増え、量産効果で部材の価格が下がり、製品の価格も下がります。 DCCは音質と操作性でDATに劣り、操作性と携帯性と価格でMDに劣り、互換性を謳った割には中途半端。 市場に割り込める要素はありませんでした。隙間を見い出せる要素すらもなかったと思います。
お礼
ありがとうございました。 CDやMDはともかく、同じテープのDATとはどの部分で操作性が劣っていたのでしょうか? また、アナログカセットに劣っていた点は何でしょうか?
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お礼
ありがとうございました。 結局は、アナログとの互換性を打ったものは滅びる、ということでしょうか?