基本的に雛は羽毛がまだ生えていないため、親鳥による保温が不可欠です。
そのため、お腹の下に抱えちゃうのは問題ないのですけど、ちゃんと餌をあげているかどうかは確認出来るならしたほうが良いです。
雛の首のあたりに「そのう」がありますので、そこに餌がぱんぱんに入っていればOKです。
初めての繁殖のケースだと、孵化したけどよく分からないから餌をあげなかったとかで餓死させるケースがよくあります。あと、実際に10個産んだのであればセキセイにしたら多い方だと思います。孵化に3週間弱かかるでしょうから・・・まだ産卵中だった場合は下手するとヒナが孵化しても餌を与えない場合があります。
うちではコザクラでしたが15個の卵を産んで・・・12個目ぐらいの頃に1個目が孵化したのですが、母鳥は抱き込むだけで餌をやらなかったケースがありました。(1羽目はそれで死亡。2羽目以降は人手で給餌しました。)
荒鳥や神経質な鳥ですと、人が覗き見るだけで繁殖を放棄してしまうケースもありますが、手乗りの場合は飼い主との関係次第では、連携して育雛することが可能です。
雛の声については、小さいうちは声も小さいので聞き逃すケースもありますし、お腹いっぱいだと鳴きませんので上手な親鳥だと常に餌をやって鳴かせない親鳥もいます。なまじいつまでもチーチー鳴いている方が空腹状態が続いていると言うことで危ないです。
それと、1回の繁殖で10個も産むとやはり体力的に厳しいと思います。繁殖が終わったらまた繁殖したがるでしょうが邪魔をしまくり、次の繁殖まで充分に期間を空けた方がよいと思います。