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新聞が河村市長に批判的なのはなぜ?
- 新聞が河村市長に批判的な理由は、市長の独断専行を議会が止められなくなることを懸念しているからです。
- 河村市長が市政改革をしようとしているが、既得権益を守ろうとする議員たちが反対しているため、真の改革が困難であると考えています。
- 他の国々では大統領制を採っているが、大統領の独断専行で国が滅びた例はあまり報告されていません。新聞は市長の独断専行に懸念を示しています。
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地方分権など言い出されてから久しいが、殆ど見えません。最近、子供手当て地方負担反対などと幾つかの市長などが言い出して、お上の御威光(どの程度有ったのか)が失墜しています。こういう中で減税を主張する河村氏の市長当選は、消費税を上げようとする、菅政権からすると非常に目障りな存在となります。新聞にとっても、そもそも新聞の存在など機能しなくなってきている状態なのに、いつまでも上から目線。これはお上と同じ特権意識。何も知らない庶民に教えてやろうと言う意識です。私は是非は兎も角、少子高齢化で子供が減る中で人口減の日本は、小さな政府で十分だと考えています。議員も半分くらいで良い。国会で居眠りしてても務まるのですからね。野党も共産党だけで良く、与党一党でよい。(極端に2党制などの議論ではないので割愛)。マスメディアも、特権意識をすてて、本当に読者の為に、真実を伝える努力をしないと、生き残れない時代です。読売の1000万部など夢です。そういう意味で、河村氏の試みが成功するかどうかではなく、収入が先細りの現実でどこまでやれるか、応援する心算で見る必要があろうと思います。少なくとも名古屋の市民はそういう結論を出したんです。大阪の橋下氏始め、新しいことをしようとすると反対は多い。が、棺おけに片足入れた日本は、思い切った改革も必要で、単に消費税を上げれば良いという訳ではない。最近の新聞の論調・マスメディアの論調は、子供手当てより、施設とかそういうインフラに金を掛けるべしと言う論調に変わってきているが、また、そういう意見を言う母親を多数映像で流しているが、これは、明らかに子供手当て廃止か減額への誘導に見える。貰えるものは欲しいのだから。施設が増えないのは、規制との関係であり、こんなことは民間に任せればよいこと。雇用も増える。それを棚上げして、子供手当てだけ触ろうと言う魂胆がありあり。
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- tutan-desu
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名古屋ほどの大都市でも市会議員はほとんど仕事をしていません。また国会議員と違い、たいていは専業ではなく、中小企業の社長だったり、弁護士だったり、専業でも高い年金を受け取っている役人の退職者だったりします。しかし、未だに給料だけは高いのです。自分達で条例を作るんですから、そりゃあ少ないよりたくさん貰えた方がいいに決まっていますからね。 しかし、国もそうですが、地方も財政難が深刻になってきた。それでも自分たちの取り分は変えたくないと党派を越えて結託しているから、河村市長がおかしいと立ち上がった訳で、自分の年収も800万円に減額し、市議のみんなもその程度で我慢しなさいよと言っているのです。しかし、市民税10%減額以外の政策は正直表面化していません。 新聞・マスコミというものは、常に反体制です。自民党政権の時は反自民ですし、民主党になればなったで、反民主となるだけです。新聞やTVの情報を自分で解釈して考える人が減り、新聞やテレビのコメンテーターの言うことが正しいと錯覚してしまう有権者があまりにも多くなってしまったので、こうした現象が起こるのでしょうね。マスコミがなかったら、こんな選挙は有り得なかったでしょう。 マスコミは自分たちが河村市長にうまく利用されたのに、それに気付かず、反対意見ばかり載せている。これが今の社会の実情です。民主主義というものは簡単に言えば、多数決です。しかし、市議は選挙の時だけうまいことを言って、当選したら自分の既得権益のことばかり。本当に民意を反映する議会を作るには、自治会長などの地域の世話人が集まった、無給のボランティアにするべきでしょう。
お礼
有難うございました。 河村市長もたしか無給のボランティアという意味で、イギリスの議会を例に挙げていたように思います。 要は、「議員とは純粋に住民の事を考えての市政を目指すべきで、議員を続ける事が職業になって高給取りになるのはおかしい!」と言いたいのでしょうね。 日本とイギリスでは民度の違いがあるので、日本でも成立するかどうか疑わしい面はありますが、理想論としては良いと思います。 今後、愛知県と名古屋市がどのように生まれ変わるか、楽しみです。
- nishikasai
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なんか知らないけどぼくの薄っぺらい知識ではただでドラマ見ている感じです。 楽しませてくれてありがとう! これからも楽しませてね! って感じです。 なんかようわからんけど河村さん、どえりゃあおもしろいことをしてください。
お礼
有難うございました。 そうですね、河村市政がどのような展開を見せるか楽しみですね。
- AUGUUUAAA
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名古屋市民でないので詳しく分からないのですが、政策が、「10%減税」と「議員報酬の半減」以外にあるのでしょうか? 市民税が安くなるのは良いでしょうが、そのために、行政によるサービスのどこが削られるのか? あるいは、今までの無駄がどこにあって、それをどう削るから、減税ができるのか? そのあたりが分からないと、手放しで賛成はできないでしょう。 なんか、危なっかしさを感じます。 よそごとなので、やらせてみたら面白いとは思います。 めちゃくちゃになっても、名古屋市民の自己責任ですから。
お礼
有難うございました。 > 市民税が安くなるのは良いでしょうが、そのために、行政によるサービスのどこが削られるのか? あるいは、今までの無駄がどこにあって、それをどう削るから、減税ができるのか? 同じようなご意見を河村市政に批判的な声の中によく聞きます。 財源が本当に確保されるのか? 行政サービスの低下にならないか? という市民の懸念でしょうね。 ただ、それをいつまでも心配するなら、行政改革なんてあり得ない話になるし、逆に今までどおり、「市長は議会とベッタリになって何十年も権力の座にすわる、議会側もチェック機能などしないで市長とネンゴロになり、高額の報酬をもらい続ける、予算が足りないならドンドン借金すれば良い、どうせ返すのは何年も先の話だ」 という体制が延々と続く事になると思います。 政治に限らず、どんな世界でも改革は誰かが血を流す事になります。 その勇気があるかどうかでしょうね。 賛否両論あると思いますが、外から見ていても確実に言える事は、「もし河村市長が私利私欲の塊のような人物だったら、改革などしないで、多選を目指して議会とベッタリの関係になるのがベスト」という事でしょうね。 どこをみても、日本中そんな首長ばかりですが ・・・
- issaku
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とりあえず、市長とマスコミ以外の情報もしっかり読むことをおすすめします。 当然、他の何よりも先置いても肝心の名古屋市議会の議事録くらいはお読みのことと思いますが、改めて直近の分を読み返しても、市長と市議会の対立は、単なる既得権益だのという単純なものではないように傍目にも思われます。 例えば、冒頭の市長発言を読むと「そうだそうだごもっとも」と思っていたのが、一般質問の下りで議員からの個々の割と重要な案件への具体的で厳しい追求に対して曖昧な答弁で逃げていたりする箇所を読むと「おやおやそんなことすら・・」などと感じてしまったり、名古屋市のこれまでの行政停滞の経緯が、議会の反論をねじ伏せて改革一本遣りで粉砕出来るほど単純なものではないように思えてきます。 ご質問文にも、「市長がいくら改革しようとしても、既得権益を守ろうとする議員たちが邪魔している」のように単純に断定されていますが、正直、市長のアナウンス以外でそれを直接読みとれる部分は議事録ではあまりありませんでした。 もちろん、議員さんの腹の中はうわべの議論とは違って真っ黒なのかも知れませんが、基本、政治的な議論というモノは実際に言葉になったものと、実際にその結果を受けて実施されたモノの双方を基準にすべきであり、それらは実に地味であったり、小難しい現実の積み重ねであるのが政治の現場というものです。これらはチマチマと議論してきたのが地方議会というもので、改革の大鉈で簡単に切り分けられるようなシロモノでは無いというのが私の意見です。 個人的には河村市長は面白い政治家だとはおもいますし、彼に独断以上の「独裁」をやらせても、もしかしたら成功するのかも、という気もしますが、おおよそ国運を誤らせたあまたの歴史的独裁者にしても最初の頃はそのような善意の改革者であったという事実を考えると、ある程度の猜疑心を持ってしまうのも事実です。 分かりやすいスローガンで単色に塗り固められたイデオロギーほど危険であるというのは、あるいは偏見かも知れませんが賛同者は多いでしょう。 とりあえず、彼の目指すボランティア議会というのは理念としては実に素晴らしいのですが、本当に日本の社会にスムーズに受け入れられるモノなのか、そのあたりに非常に不安を感じています。 「公のこと・難しいことは、お上に・役人に」という精神風土が今のお役人・政治家の現状に至っていると思うのですが、身近なコミュニティや組織を振り返って、たとえば、学級委員長だの、PTA役員だの、自治会役員だの、消防団だの、そういった卑近な役目を誰が率先して引き受けていただろうか、という視点で考えると、疑念は益々募ります。 まあ、年間900万円なら別にいいんじゃないか、っても思うんですが、ここまでこじれると、それも通らないという事情は何となく理解できてしまいます。 以上、いわゆる老婆心というものですので、河村市長のような改革者にとっては、こういう意見も抵抗勢力の攻撃、ということになってしまうのでしょうが。
お礼
有難うございました。 私も、「河村市長=改革を進める善、議会=改革を止める悪」 というような単純な構造になっているとは思いません。 私は名古屋市民ではありませんが、川村市長の手法にも批判される点もあろうかと思います。 ただ今回の選挙結果を受けて市民の判断が明確になったのに、なおかつ新聞メディアは「市長の独裁、暴走」と批判し、間接的に「そんな河村を支持するなんて名古屋市民は馬鹿だ」と愚弄しているように感じて質問させて頂きました。 名古屋市民や愛知県民の民度は高いはずです。 メディアなどを通じて河村市政をじっと見続けてきたはずです。 その上での今回の結果なわけですから、逆に「これだけ指示されているのだから、中途半端な改革なんてするな!」と、逆に叱咤激励する紙面にしても良いのではと思います。 「時の政権を批判するのがメディアの役割」という声をよく聞きますが、「じゃあ、メディアって常に中立公正で、一点の誤りもする事はないのか? 間違った批判をして、世論を間違った方向に誘導する恐れは絶対無いと言い切れるのか?」という疑問を感じる次第です。
- p-modell
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権力に反対するメディアはありません。 権力に迎合してきたのが新聞などのメディアであることは歴史をみれば明白ですよね。 読売、産経という保守反動メディアだけではなく、朝日も本日の社説で名古屋の今回の選挙結果に好ましくない感じで書いています。 ちょっとだけ引用してみます。 「名古屋選挙」 ‘衝撃的な結果である’ 出だしの一行目ですが、これだけ大差がでた結果なので事前に十分、世間的にも想定された結果である。 なにが‘衝撃的な’だろう。 大新聞であぐらを書いてきた人間がその根本を揺るがされたから‘衝撃的’なんだろう。 思わず本音と正体を表してしまっている。(^^) そして、‘冷静に考えてみよう。’として、‘議員報酬を半減したところで浮く金はせいぜい6億円’、‘川村氏がいう10%減税に必要な200億円に遠く及ばない。’と書いてある。 語るに落ちる、とはこのことではないだろうか。 「全然金が足りないから無意味だ、」と言っているのと同義に読めてしまった。 大新聞で文章を書いている人間だから間違いはないのである。 投票した市民が問題にしているのは6億円の報酬だけではなくて、世襲やら何やらで‘家業’のようにもなっているこうした構造にたいしてNO!と判断したのだろう。 こうした有権者が投票によって下した結論に、朝日新聞社は否定したのだ!(他の新聞社も同様だろうけど、朝日しか読んでいないので) 民主主義の根幹を成す選挙という市民の総意を朝日新聞社は否定したのだ。 そう私は感じました。
お礼
有難うございました。 私は読売と産経を読んで「この評価はおかしいだろう!」と感じて質問させて頂いたのですが、何とあの朝日も反河村なのですか。 本当、「衝撃的」とは驚きましたね。 逆に市長選に敗れた方が「衝撃的」だったと思います。 日本のメディアはクソだとよく聞きますが、単に権力の亡者という事なのでしょうね。 「中立公正な報道」が聞いて呆れる思いがしています。 ちょうど小泉元首相が政権の座についた時、内閣人事でメディアが古い取材方法で情報を収集していた姿を見て、小泉さんが「本当に改革が必要なのは、国よりもメディア界の方だなあ」と呟いたとか聞きました。 小泉さんは派閥の順送りなど無視して、適当だと思った人物の一本釣りをしたようですが、どれを取っても破天荒な政治家だったようです。 ただ、その分、評価はすごく分かれるのは仕方ないのでしょうね。 この河村市長なのですが、メディアの指摘するとおりだと、改革など一切しないで議会をベッタリの関係を続ける方が良いという結論になりそうです。
- ogawa_sora
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今日は。 >大統領の独断で国が滅びたところはあるのでしょうか? この様な場合は、独断ではなく独裁と表現します。 国は無くなりませんが、国内で内線が起こり同じ国民が戦います。 今まさにエジプトで起こっているではないですか。 つい最近の「ジャスミン革命」のチュニジア、かなり前ですが「エドゥサ革命」のフィリピンでも 分かるように、大統領(知事や市長も同じ)が閣僚や議会を自分の身内や仲間で固めれば、当然、 良い悪いは別にして、自分の政策は自由に行えます。 >市長がいくら改革しようとしても、既得権益を守ろうとする議員たちが邪魔しているわけで、本気で改革をしようとすると、やっぱり議会の半数以上が市長を応援するような体制にならないと、永遠に改革など出来ないはずです。 確かに仰る通りで、私も河村氏には期待していますが、行う改革が全てが良い改革となるでしょうか? 私は最初から疑っていた、小泉総理の改革で日本はごらんの通りの疲弊状態、これは、当時の 国民が小泉総理に政権を委ねた結果です。 これと同じ事を今回、河村氏が行ったのです。 何故、同じか? そもそも、性格の異なる三つの投票を、自分と市議会との対立に無理矢理重ねてしまっています。 名古屋市のいざこざを、大村氏を担ぎ出すことで愛知県の問題にすり替え、知事選と県議会選挙を優位に進める目論見、トリプル選挙を計算に入れて行った住民投票の署名運動、制作・監督・脚本・主演 全てワンマンの「河村たかし劇場」。 トリプル選挙と言っても結局は、河村たかしが是か否の問題で、敵(市議会)を葬り去り、味方(大村)を得た「河村たかし劇場」で、後は、県議会も自分の自由に出来る様にして完結で、愛知県に君臨する専制君主が誕生、政敵を作って参議院の否決で衆議院を解散し、逆らう人は抹殺する「小泉劇場」とそっくりです。 そこで、「小泉劇場」の結果は今の日本の状態です。 メディアも馬鹿ではありませんから、過去から学習しているで、河村氏の独走を危惧しているので、この様な報道を行うのです。 だから、愛知県及び名古屋市の皆様は偏見を持たず、市会議員選挙、県会議員選挙で投票して下さい。 「河村たかし劇場」を見て、駄目なものは「ノー」と言えるようにして下さい。 小泉改革の二の舞だけはご勘弁を!
お礼
有難うございました。 おっしゃるように小泉改革路線は賛否が分かれていますね。 絶賛する人もいれば、ボロクソに批判する人もいて、真ん中がいないような感じがします。 ただ、最近のメディアの論調は何となく小泉政権の方が良かったという風な印象を受けませんか? リーダーシップ、対中政策、靖国、国防、日米関係、規制緩和 ・・・ どれを取っても小泉時代の方が良かったという風にしかメディアの論調からは聞こえてきません。 私には小泉政権を評価するなど出来ませんが、少なくともあれだけ批判しておきながら、いい加減なものだという印象を受けています。 でも、やっぱり河村劇場は市民のためにならないのでしょうか。 だったら、河村市長は改革などやらず、前市長同様に議会とベッタリの関係を続け、何期も市長を続けて高額の報酬を手にした方が得という事になりそうですね。
- oska
- ベストアンサー率48% (4105/8467)
>新聞が河村市長に批判的なのはなぜですか? 報道機関特に新聞は「権力者に反対する」事が、仕事だと思っています。 ですから、選挙で当選したのが河村氏でなくても「当選した者を批判する」のです。 自民創価学会連立政権時には、自民創価学会連立政権を批判。 ポンコツ民主党政権時には、ポンコツ素人民主党政権を批判します。 (産経新聞は、民主党政権誕生時から「政権と戦う!」と宣言しています) 地方政治でも、同じなのです。 権力者を非難しないと、人民日報・新華社・朝鮮労働新聞と同じ「政府の太鼓もち」になりますからね。 権力側が正しいか否かは、問題ではありません。 批判する事が、仕事なのです。 もし、誤った論評・記事を書いても「信条・報道の自由」として、罪に問われる事はありません。
お礼
有難うございました。 > 権力側が正しいか否かは、問題ではありません。 批判する事が、仕事なのです ・・・ もしこれが事実なら、私たち小市民は一体何を信じて政治に接すべきなののか分からなくなります。 質問に挙げた2種の新聞ですが、この論調をまともに受けた読者の中に、「なるほど、改革しようとしているから支持するつもりだったが、河村市長がやろうとしている事は結局は議会政治の破壊なんだなあ、やっぱり今までのどおりの市政が正しかったのか」と考える人が出てくるのではないでしょうか? で、日本のメディア界では、改革=悪、保守反動というか何も改革しない=善、という図式が成立するような感じがしました。 小泉さんの時、あれだけボロクソに書いていたのに、最近のメディアは民主党と比べて小泉改革路線を絶賛しているように感じています。 実にいい加減なものです。
- eroero1919
- ベストアンサー率27% (3007/11113)
鳩山政権で亀井大臣(当時)が記者会見を「完全オープン」にしたそうです。ご本人いわく、「渋谷でシンナーを吸っている兄ちゃんがきてもいい」といったそうで、完全ノーチェックだったそうです。 んで、記者会見のときは席取りで新聞会社各社の記者が椅子の上に名刺を置いておくのが慣習なんだとか。もちろん、他の人の分も確保するわけです。 それで、亀井大臣の記者会見がオープンフリーだからと参加したフリージャーナリスト(もちろん自称のみでなくそこそこに活動していた人)がその場面で大手新聞記者の人と名刺交換をしようとしたら露骨に嫌がられたと後に自著に書いていました。それをして「自分(フリージャーナリスト)は会見場の椅子以下の存在」ともらしていました。 今は国会は当然ながら地方議会も警察も「記者クラブ」っつうのがあってそこに所属している記者じゃないと会見に参加できないという縛りがあります。記者クラブは認可制で、そのほとんどが大手新聞社及びその系列のテレビ局などに限られていて、フリーのジャーナリストがそこに入れることなど絶対にありません。だから最近の事件のニュースで「衝撃的スクープ!」なんてほとんどないでしょ(自称スクープならありますけど)。元読売新聞記者の大谷昭宏氏によると他社にスクープを取られることを「オチる」といって記者にとっては恥辱以外の何物でもないそうです。 んで、今はオトナの世界も「ゆとり社会」ですからお互い恥をかかないように記者クラブ内で結託し、事件であれば警察が認める発表以外はあえて記事にしないってわけです。警察の側からすると新聞記者がごちゃごちゃ動いて捜査の邪魔をされる心配もないというわけです。 要するにね、いま話題のお相撲の八百長と似たり寄ったりなことをやってんですよ。金のやり取りが直接ないだけで、馴れ合っているというのは同じです。 馴れ合っていれば議員は失業せずに済む。記者も既得権益を守れるというわけです。私はマスコミをマスゴミなんていうつもりはないし、既存の新聞も家族が購読しているので読みますが、はっきりいって金を払ってまで読む価値があるのは日経と各紙のスポーツ面だけ(スポーツ面はまだ各紙とも多少自由に記事が書けるようです)、同じスポーツ紙でもいわゆるスポーツ新聞はテレビのお笑いバラエティ番組と同じ(つまり単なる暇つぶし)に感じています。 ただ、歴史的に見れば改革期に保守反動というのは必ず通る道なんです。そして、多くの場合保守派によって改革派が潰されるのです。江戸時代の田沼意次と松平定信とか、ローマ帝国のクラッスス兄弟とかね。あのカエサルの暗殺も、元老院派などの保守派による反動でもあるわけです。 改革をすると、それによって新しいチャンスを得る人たちが出てくる一方、既得権益を失う人たちも出てきてそこでせめぎ合いが起きます。明治維新では、リストラされた大量の武士たちが出て、それら失業武士に担がれて西郷隆盛は西南の役を起こしました。いずれそのうちこの日本でも、既得権益を失った人たちが暴動を起こす日がくるでしょうね。
お礼
詳しい解説に感謝します。 結局はメディアも互助会になっていて、利害がお互いに一致し、そして、ぬるま湯にドップリと浸かっているわけですね。 で、改革をしようとする人間には生理的にとても強い拒否反応を示し、とにかく何か欠点は無いかと探しまくって足を引っ張ろうとしているのですね。 その逆に日本中の自治体にいるような、住民無視の議会運営をしている市長や議会には何の批判もしない、そのような事態になっているのでしょうね、きっと。 よく日本のメディアはクソだとよく聞きますが、今回の名古屋市長選の論評で新聞の正体が見えたような気がしました。
基本、日本のマスコミは「否定、批判」することが唯一の仕事です。 つまり「肯定するだけならば、バカでもできる」だからこそプロならば率先して「否定、批判」するのです。 なるべく面白おかしく不安をあおった方が、売り上げに貢献できますからね。 日本はそんな平和な国なのです。
お礼
有難うございました。 たしかにメディアの役割に、時の政権には批判的になるべきというものがあったように思います。 ただ、批判するだけなら、それこそ馬鹿でも記者になれるわけで、何が一体住民のためになるのかをキチッと解説する義務もあるように感じます。 特に産経では、漫画家の江川達也氏と竹下拓殖大学センター長のコメントを掲載していますが、「恒久現在は不可能」という意見と「将来に禍根を残さぬか?」という意見でした。 「既得権益に捉われない市政改革をもっと推進してほしい」という意見は無かったです。 多分、意図的に批判的な意見だけを載せたとは思いますが ・・・
- amuro-rei
- ベストアンサー率13% (151/1084)
新聞も過去の既得権益を享受する仲間の一員だということでしょう。 特にこの国のマスコミと名乗る人間のどんだけいい加減なことか。。 時の政権にべったりなところが呆れます。 海外メディアだとここまで露骨なことは行いませんけどね。
お礼
有難うございました。 たしかにワイドショーに出てくる、自称コメンテーターの中にも民主党ベッタリの人がいますよね。 先日のTBS系の「サンデーモーニング」でも、大宅映子さんから生番組中に真っ向から批判されて大恥をかいたオッサン(浅井信夫とかいう名前でしたっけ?)もいました。 私も、何であれだけ屁理屈をこねて民主党を擁護するの? と不思議に感じた事があります。 名古屋の場合ですが、河村市長がやろうとしている事が二元代表制の破壊になるのなら、じゃ、アメリカや韓国の選挙で与党が負けた時、「今後の議会運営が困難」とか言って、悲観的な記事になるのはどうして? と感じてしまいます。
お礼
有難うございました。 本筋から外れますが、私も小さな政府には全く同じ意見を持っています。 もっと言えば、今のような政党政治なら参議院も不要なのではと考えています。 イギリスのように完全なボランティアがチェック機能するような制度になれば良いですが、日本の場合は参議院でも党議拘束に縛られるケースが多いと聞きますので、そんな議院などひとつあれば充分でしょうね。 それはともかく、河村市長や橋下知事は何とか行財政改革しようと懸命になっているのに、日本のメディアはどうして暖かい目で見てあげないのでしょうね? 新聞はもはやメディアとしての役目を終えていると聞きますが、日本人の中にはまだ最も信頼に足るメディアと信用している読者も多いはずです。 逆に、首長がメディアに叩かれないようにするには、とにかく議会と役所とベッタリの関係になって、借金のし放題、バラマキ行政、天下り黙認、公共事業の大量発注 ・・・ これらをどんどんやれば良いと思います。 おそらく日本のほとんどの自治体や首長がこの状態になっているはずです。 メディアが批判しないというのは、メディア自身がその状態をベストと考えているのでしょうか ・・・