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血清鉄が低い
お世話になります。 30代後半の女性です。 健康診断でヘモグロビン10・3でした。私は20代から慢性的に鉄欠乏性貧血なので健診で10・0あれば「まずまず」で様子をみています。8ぐらいの数値が出て鉄剤を飲んだことも何度かあります。 今回は「まずまず」だと思っていたのですが、別のことで血液検査をしたところ次のような結果が返ってきました。 ヘモグロビン10・3 L ヘマトクリット32・8 L MCV 80・8 L MCH 25・4 LL MCHC 31・4 Fe 29 L TIBC 474 H UIBC 445 H 鉄飽和率 6 L 思ったより血清鉄が低いのでヘモグロビンが10以上あるからと 未治療にしてはいけないのか?と迷っています。貧血の為にした検査ではないので、このことについては別段の指示はないのですが、治療のポイントとしてはどう見たらよいのでしょうか。
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貧血について誤解されていますね。敢えて申し上げますが、貴女だけではなく医師たちも同様です。その為に貧血を治療しない医師も多いのです。けっして見過して良いものではありません。 ヘモグロビンは何があっても13g/dl以上を保たなくてはいけません。健康値を求めるならば、15g/dlです。この数値より低下が進んでいるときは、血清鉄からヘモグロビンへと鉄が補われ血清鉄が低下します。その時点では、貯蔵鉄であるフェリチンは血清鉄へと鉄は補われ続けて、フェリチン値は一桁に落ち込む程に枯渇しているのが普通です。 フェリチンの低下、血清鉄の低下は、進行する鉄欠乏性貧血の動態を示す「現れ」です。 この状態では恐らく鉄分のみならず、タンパク質(アルブミン)も、ビタミンCも不足していると推測できます。これらの不足によって、体内のコラーゲン産生も少なくなり、作られても劣化したコラーゲンが形成されているはずです。 その為に、知らぬ間に足や二の腕などにアザも出来るようになっているのが普通です。このアザはコラーゲンの劣化によって毛細血管が脆弱化して、出血を起こすためにできるものです。 発現する症状はまだまだあります。 精神・神経症状として・・・眠れない・朝おきるのが辛い・苛々する、時としてヒステリックになる・神経過敏になる・不安で苦しい・欝っぽい、など。 身体症状として・・・肩凝りが酷い・腰痛やその他の関節痛に苦しむ・しょっちゅう頭痛がする・疲れて仕方ない・時々下痢する・便秘がちである・すぐに風邪を曳く・脚や腕にアザが出来やすい・冷え性である・眩暈、立ち眩みがする・膀胱炎に罹り易い・抜け毛が多い・口の周りの吹き出物が目立つ・皮膚がカサカサする。 > 貧血の為にした検査ではないので、このことについては別段の指示はないのですが・・・最初に申し上げた通り、「貧血を治療しない医師も多い」 これが答えです。 ここで寧ろ聞きたい。「貧血の為にした検査ではないので」と云うことは、別の病、或は、抱える症状に苦しんで検査された、と云うことでしょうか? > 治療のポイントとしてはどう見たらよいのでしょうか・・・前半で申し上げたとおり、鉄分の不足、タンパク質不足、ビタミンCを初めとしたビタミン類の不足、いわゆる低栄養状態の結果表れるのが「貧血」なので、それらを見直す勇気? つまり、目からウロコを落とす”分子栄養学”を学ぶのが宜しい、と想いました。