> この苦手を克服するにはどうすれば良いでしょうか?
案外、簡単ですヨ。
克服なんて言うほど大層じゃなく、ちょこっと意識を変えて、少しのテクニックを用いれば、今スグにでも簡単に解決出来ますよ。
緊張などする人は、自分でハードルを上げちゃってるだけですから。
「上手く話せなかったらどうしよう?」「答えられない様な質問が出たら困る!」などと心配し過ぎたり、「人前で恥をかきたくない!!」などと思い過ぎてるんです。
ですから、解決策は2通り。
(1)絶対に恥をかかない様に、自分が自信を持てるレベルまで、準備万端にするか?
(2)「別に恥をかいてもいいやぁ」って言う前提で話をするか?
それだけなんですよ。
実際に講演慣れしてる人などでも、この2つを使い分けてる場合が多いんです。
ソレがテクニックです。
政治家とか、テレビとかで賢そうなコメンテータでも。
自然科学系の場合、答えは一つである場合も多いです。
こう言う分野で「これが答えだ!」って言うプレゼンなどをする場合、基本(1)の方で、事実や証拠をガチガチに固めて、やるしか有りません。
それが出来れば、「ここまでやったんだから大丈夫!」って、自信も持てます。
努力を自信に換えるとでも言うのかな?
ただ、そういう分野でも「答えはコレだ!」って言っちゃうと、ハードルが上がってしまうんです。
「しかし、この定理に当てはめると、その理論は矛盾があるのでは?」などと想定外の質問や反論され、その回答の準備が万端でなければ、メロメロになってしまいます。
だから、自信の無いコトや、自信が無い部分は、「答え(可能性)の一つ」みたいにプレゼンしてしまえば良いんですヨ。
そしたら相手の反論等に「はい。確かにそう言う矛盾点があります。しかし、この視点から考察した場合の適合性は極めて高く、可能性の一つとしては、充分に考慮すべき点が・・」などと言えば、その場はなんとかしのげます。
たとえば、自信が無い意見は、そういうコトを冒頭に述べれば良いんです。
「私はその分野に関しては造詣が深くないので、素人料簡の域を出ませんが・・」って言えば、間違えた意見を言っても平気でしょ?
先に言い訳しちゃって、自分でハードルを下げるんですヨ。
ダイレクトに「実は私は非常に話し下手で・・」とか。
学校などで発表するなら「申し訳ありませんが、勉強不足で・・」とか。
こんな感じの、ちょっとバカっぽい言い訳がイヤなら、「この考察を進める上で、ある新たな疑問に付き当たり、そちらの考証に時間を費やしましたが、結局、結論が得られず・・・」みたいに、小難しく言い訳すりゃ良いんです。
逆に、自信があることとか、絶対に譲れない部分では強く主張したり、得意分野では強気に語れば良いんです。
コメンテータなどを見ていたら、冒頭に「私はその分野の専門家では無いけど・・」みたいな発言をする人が、とても多いですヨ。
そうやって、まず自分のハードルを下げてるんです。
その他のテクニックだと、説得力を上げるには「例え話」ですかね?
例え話が上手い人は、話し上手って言われてます。
私のこの回答の中でも使ってるでしょ?
テレビのコメンテータとか、政治家とか。
相手に判りやすく話すと言うコトは、相手と「共感」するコトで、共感と言うのは、相手にイメージさせるコトだから。
確率の勉強を分数だけで教えても良いけど、まずサイコロで教えるでしょ?
まさにソレ。
これも例え話を説明する例え話ですネ。
話術を向上させるには、何かを何かに例えて言う訓練をするのは、非常に良いかも知れませんヨ。
例え話が、瞬時にパッと閃くセンスは、プレゼン等で臨機応変に対応するセンスと共通すると思います。