「夷の思う所にあらず」の夷とは?
山路愛山の「頼襄を論ず」の中に
「当時松平越州の名児童走卒もまた皆これを知る。襄もまたその小さき耳の中に越州なる名詞を挿んで忘るる能わざりしなり。誰れか図らん後来この人乃ち襄が著書を求むるの人ならんとは、人間の遭際もとより夷の思う所にあらず。」
というくだりがあるのですが、この文中の「夷」とはどのような意味なのでしょうか。
辞書によれば以下のような意味があるのですが、どうもよく分かりません。
どなたか御教示頂ければ幸いです。
【夷】
(1)えびす。未開の国。未開人。(2)たいらげる。(3)殺す。(4)たいらか。高低差がない。(5)心に不平がない。(6)大きい。(7)たぐい。ともがら。(8)つね。人の常に守るべき道。(9)足を伸ばしてすわる。また、胡座をかく。(10)きず。刃物の傷。傷夷。(11)草を刈る。<国訓>(1)えみし。えぞ。(3)えびす。七福神の一つ。
お礼
ご回答ありがとうございます。