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福岡市と北九州市
福岡市と北九州市って人口は、以前は北九州市のほうが多かったそうですね。 今は完全に逆転していて、さらに福岡市は増加基調、北九州市は減少基調ですよね?? 北九州市も10年位前までは100万都市だったようですが、 もう、この先人口が増えることはないのでしょうか?? また100万都市で人口減少している市は、珍しいようですが、 北九州市に人口が減っている 主な要因は何ですか??
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- abcde1064510
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こんにちは。 両方の都市共に、何度も訪れたり長期滞在したことがありますが、同じ福岡県内の政令指定都市でも、特徴は全く違う町です。福岡=県都、商業の町、北九州=工業都市、ですね。 北九州の人口減少は、全国政令指定都市の中でも唯一の珍しい現象ですが(他の政令市は周辺人口を吸収して増加している場合が多い)、これは市の産業の中心だった製鉄等製造業の衰退と、更にその後の西日本全体の経済の衰退(関西圏から西でのバブル以降の衰退)による処が大きいのではないかと思います。 加えて都市インフラでは、北九州は福岡の足元にも及ばない、という街の問題です。それは、福岡が中心部への商業集中度が高い一方、北九州は町が全体に分散しているためではないかと思います。おそらく、大昔の複数市合併の名残でしょう。例えば、小倉周辺にもっと集中的に投資をしていれば、博多に負けない魅力的な商業地ができあがったのではないかと・・・・・。 小倉駅周辺は、近年かなり整備されてきたようですが、現実には買い物客が新幹線や高速バスで博多へ出かけてしまう状況なので、魅力の違いは如何ともしがたいようです。 こうした中心部への商業集積度&魅力の低い町は、今後の個人消費中心の経済や、高齢化社会では、ますます不利になります。 また、福岡市を中心とする経済圏と北九州市は基本的に別のもので、人の交流は多くなく、寧ろ関門海峡を挟んだ「関門経済圏(?)」という中で、日常の人の動きが活発なようです。 関門海峡を渡って通勤している人も多いようです。 (福岡市在住の友人(中年おじさんですが)は、小倉へは生まれてから一度も行ったことがない、と言ってました。福岡から北九州への人の流れは少ないようで。) 従って、例えば下関市と北九州市が合併するなり何なりして、両者を一体に発展させてゆけば、あるいは人口増加もあり得るかもしれませんが、県境という壁があるので難しいでしょうね。 以上、個人の独断と偏見による感想です。 ご参考になりましたら。
>北九州市に人口が減っている 主な要因は何ですか?? 結局、日本のどこにもある、ごく普通の、地方都市の悲哀現象、ということでしょう。 40年前までは世界最大の製鉄会社の城下であり、日本最大のエネルギー供給地域(筑豊炭田)を懐に持って煙のなかで活気に溢れていたのですが。今は両方とも0か半減に近いです。 >100万都市で人口減少している市は、珍しいようですが 他の都市はみな県の政庁が置かれたり、首都の衛星都市としてベッドタウン化して膨れているのです(相模原、川崎など)。 北九州市は福岡市にもっと近ければ減少はなかったかもしれません。様々な面でこの九州最大の雄都がすべてを吸い取ってしまった感があります。久留米も大牟田も(熊本も)割を食いました。 でも北九州市は名前のほかは特色のあるいいまちです。門司は観光、八幡はテーマパークや音楽などの文化振興で出直しています。小倉の駅のファサードはモノレールの出入りがあって日本一の未来的景観が楽しめます。立派な城があり、映画のロケなどもよくやっています。
- technatama
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私は九州出身のジイです。 昔話になりますが、聞いて下さい。 戦前から、東京・大阪・名古屋・横浜・京都・神戸が日本の六大都市と言われていました。 人口が上位の六都市のことで、確かに他の都市と比べても、遥かに多かったのです。 日本地図でも、一般の都市は市役所がある辺りに「◎(県庁所在地)」「○(それ以外の市)」があり、都市名が表記されていました。 一方、六大都市だけは、市街地の地域が赤い色で塗りつぶしてあり、特別な都市なんだなと思っていたものです。(小学生の頃) その後、政令指定都市制度ができ、東京以外の5都市が指定されました。いずれも100万人以上の都市でした。 そんな状態が当たり前だと思われていたのですが、1963(昭和38)年に、北九州工業地帯を構成していた小倉・八幡・門司・戸畑・若松の5都市が合併して、九州にも100万都市が出現したのでした。 九州人としては、非常に嬉しかったことを覚えています。(私が高校2年の頃) しばらくはその状態が続いていましたが、1972(昭和47)年に、札幌・川崎・福岡の3都市が政令指定都市になりました。 日本の経済成長が上昇していくにつれ、その頃から、日本全体で県庁所在地に人口が集中する傾向が強まりました。 中でも札幌は北海道の、また福岡は九州の中心都市として、大企業の出先である支社・支店などが置かれることが多くなり、その傾向は一層顕著だったのです。 今や、札幌は190万、福岡は145万になり、京都・神戸を抜いてしまいました。 一方、北九州市は、重厚長大産業の衰退とともに、人口は減少し、とうとう100万人を切ったということです。 新しい産業でもない限り、少子高齢化の日本全体が人口減少に転じた今、人口増は見込めないのではないでしょうか。 なお、近年政令指定都市になるところが増えていますが、どこも合併による市域の拡大で、人口要件を満たしている状態ですので、人口密度という点では、昔の大都市とは比較になりません。
北九州市は100万都市でしたね。私も最近の人口減少のデータを見て驚きました。この調子だとやばいですね。 まず、福岡市より北九州市の方が圧倒的に面積が大きいので、以前は人口が多かったんだと思います。あと、北九州は工業の町で、今は衰退しているものの昔は工業が盛んで若者の働く場となっていました。もちろん、現在も北九州市には力のある地場企業が多いですので、なんとか若者を留まらせられればいいのですけどね。 あとは、やっぱり隣に福岡市という大きな自治体があることが原因だと思います。福岡市の方が、福岡空港が近くアクセスがいいため、大企業の福岡支店、福岡本社などは、ほとんど福岡市内にあります。そして、買い物をするのも北九州から福岡の天神までやってくる方が多いです。こんなに近い距離に100万都市があり、なおかつ福岡の方がアクセスがよくて買い物もしやすいとなると、いっそのこと福岡に行ってしまおうと考えてしまうのだと思います。若者が、就職で東京などに行ってしまうのもありますが、隣の福岡に流れるというのがけっこう多いと思います。 また、大学の数も福岡市の方が多く、九州大学、福岡大学、西南学院大学などの総合大学に学生が流れていってしまうのだと思います。北九州は、九工大、九州歯科大、産業医科大など専門的な大学が多いです。北九大は殺風景な場所にあり、いまいち人気がないのが惜しいところです。 私は小倉に住んだことがあり、北九州の住みやすさは知っています。福岡に比べて、道も広く整備が進んでいます。しかし、住んだことのない人にしてみればそれがわからないでしょう。小倉から離れると、北九州はけっこう田舎なので、そこをもっと活性化させて田舎ならではのPRをしていくべきですね。 今は、八幡の辺りが整備されてきているので少しはまた状況が変わるかもしれません。 しかし、北九州空港が遠いので、ここでもう福岡と差がついてしまったんだと思います。 あとは、北九州の観光と名物ももっとPRすべきですね。北九州という名前がパッとしないので、「小倉」とか「門司」、「八幡」という小さな規模でPRできたらもっといいと思います。 個人的にはモノレールを増設してほしい。