こんばんは。元畳屋です。
#2さんの補足ということになるかもしれませんが。
イグサを抜き取るのは、菱形ではなく端から端まで一本全部抜いてください。(千枚通しなどを使うと便利です。)
ただし、抜くのはせいぜい1cm弱の幅くらいまでです。
それ以上だと、(縁の縫い目間隔の関係で)目が寄ってきませんので、目に隙間ができてしまいます。
そして、畳表(イグサ)は、二本が対になって織り込まれているので、抜く本数は偶数本です。
でないと、イグサを寄せても、とぎれとぎれのスジが一本できてしまい、見栄えの悪いものになってしまいます。
(その場合、改めてもう一本抜けばちゃんと仕上がると思います。)
目を寄せる時は、先の丸い棒状のもの(たとえが悪いですが、仏壇のおりんを叩く棒のような感じのもの)で左右からイグサをこすって寄せてきます。
その時に霧吹きなどで畳表の表面を濡らしておくといいでしょう。
注:ただし、畳表の織りの経糸(たていと)まで切れてしまっている場合は難しいかもしれません。
お礼
ありがとうございました。 たいへん参考になりました。