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【OKStars】映画監督・平山秀幸監督から質問
- OKWave主催のイベントカテゴリー『OKStars』から、映画監督・平山秀幸監督からの質問です。
- 平山秀幸監督が2010年に公開した映画『信さん・炭坑町のセレナーデ』について、映画についての質問をしました。
- 平山秀幸監督は映画の仕事を続けている理由について、自分が映画を分からないからだと述べました。
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質問者が選んだベストアンサー
生涯で最も衝撃的な映画との出会いは、8才の時でした。 その頃私は、子どものくせにストレスを抱え、十二指腸潰瘍で学校を休学していました。気分転換が一番効く、とのことから映画を見に行くことに。仕事を持つ母の代わりに隣家のおばさんに連れられて観た、THE SOUND OF MUSIC。 この映画と出会っていなかったら、「なりたい自分」に出会うことはなかっただろう、と確信するほど、私に「自分らしく生きる」揺るぎないイメージを与えてくれた作品となりました。 「映画たは、人にとって何なのでしょう?」うまく言葉で表せないけれど、その大切さを熱く語りたい人は、たっくさんいることと思います。映像として描かれるひとコマひとコマに込められた、作り手の熱く深い思い。同じ人間として、誰もが生きている間中求めて止まない、「人として生きるとは、どういうことなのか?自分とは何か?何のために生きるのか?」それらの問いに、観る側も作り手とともに闘い挑むことが、「映画を観る」事に含まれているように思っています。 詩人の茨木のり子さんが、「芸術であるか否かの選定は、その作品に人々の心を浄化する力があるか否かに尽きる」と書いていたことを思い出しました。私は、自分が映画に求めているのは、将にこれだと思いました。 自分が好きな自分のイメージ通りに生きようとしても、どんなに歯をくいしばっても、自分に嘘をつき、汚れた自分しか存在しない 現実の社会の中で、嫌いな自分など抹殺したくなる衝動から抜け出す最期の砦となるのは、心のカタルシスなのではないでしょうか。ですから、心を浄化してくれる力をもった映画との出会いを、私は求めて止みません。 映画を通して問題提示されたことについて、自分なりに懸命に考えたり、映画から伝わってくる本来人間がもつ美しさについて純粋に学んだり、自分が「死ぬ」までにやり遂げなければならないことを思い起こさせてくれるのが、真の芸術としての映画だと思いました。 8才の時に映画から受けた衝撃は、おそらく、人間は芸術を極めることを通して心を繋ぎ、心を繋ぎ合うことでこそ、人間の存在意義が証明される、大きな命題のようなものを小さいながらも感じ取ったからだと、大人になった今、気づきました。
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好みの問題になりますが、私は、リアルな映画が好きで、いかにも作られた話があまり好きではないです。現実味のないお話は、本で読むほうが自分の好きなように想像できるので、実写で見ることは少ないです。 だから、人の恋愛、人生、生き方考え方、愚かさや醜さ、怖さが描かれた映画が好きで、見れば見るほど勉強になるものだと思っています(^-^) これからも良い作品を作ってください(^-^ゞ
- simotani
- ベストアンサー率37% (1893/5079)
人生の目的ですね。 残念ながら今の映画は邦画洋画を問わず「映画館に足を運んでまで見たい」とは思えない作品ばかり。 あのジブリでさえ3割は駄作と感じます。以前宮崎監督も「今の邦画はパワーが無い」と言った記憶がありますが、そのジブリも最近息切れしているように思えます。 ただ先生の作品はせっかくの機会を戴いた事ですし、今からでも延長興行館に足を運びたいです。
- asaki1975
- ベストアンサー率16% (46/284)
映画はエンターテインメントだと思いますけど、他のものと比べて、製作の裏側とか、劇場の雰囲気とか総合で楽しむもの、だと思います。 DVDで観る、とかTVで観る、というのとは少し違うと思っています。
映画って、20世紀末くらいに映画館も減って危うくなってたですよね。 で、同じ頃にブロードバンドになったときにキラーコンテンツになるとか言われて正直?な感じでした。 どっちもいまだにそうなってないところを考えると、映画館に年2,3回は行く自分もそうですが、映画館で体験したい、ということなのかなーって思います。それが非日常、ということなのか、エンターテインメントなのか、教養なのかはよく分かりませんが…。