断面図を描いて分析してみて下さい。
お椀と、唇の接触位置がお椀の縁より下になりすぎていませんか。
そうすると、おつゆが椀の外側と唇の間に入り、
それを濡れた唇でぬぐうようにしながらすすりこむのでしょうが、
ぬぐいきれずにたれるのではないですか。
お椀に水をいれ、手のひらを下唇に見立てて、やってみてください。
解決するためには、お椀に当てる唇の場所を、縁にすることです。
ただ、こうするとおつゆが熱い場合はひどい目にあいます。
流し込み方は、味噌汁の具により違ってくるでしょう。
お豆腐が小さいさいの目なら同時に流し込めますが
大きい角切りの場合は、先にお豆腐をいただいてから、
くずし豆腐の場合は、お箸でかき寄せながら流し込みます。
わかめはやっかいです。ちゃんと同じ大きさに切ってあればいいのですが
長いのが混じっているのに気づかず、うっかり椀から口を離すと
べろーっと口からたれて、恥をかきます。
もやしは・・・長くなりますから割愛します。
離すタイミングより、離すときの首の使い方の方が重要だとおもいます。
手前に傾けたお椀は、水平に戻しますが、そのとき
唇に接触しているお椀の縁は、下へと動きます。
それに合わせて、唇が縁とは、まだ離れたくない風情で
その動きに追従し、首も合わせて、下を向きます。
最終的に、口を離す間際、下唇が椀の縁についた汁の残りを
ぬぐうように椀の中に押し戻し、そのままでは、あごにたれるので
上唇でそれをキャッチし、何事も無かったかのように、すまし顔で飲み込む。
多分、言葉で書くとこんなに難しいことを
一瞬のうちにやっている日本人てすごい?