- ベストアンサー
宇多田ヒカルの曲調の変化
- 宇多田ヒカルのデビュー曲「Automatic」も、現在と同じ本人作詞作曲のはずですが、それ以降の曲は似た曲調の物も多いのに、「Automatic」のような曲がないのはなぜでしょうか?
- 「Addicted to you」「Movin'on without you」あたりまでは流れと言えなくもないのですが…アレンジャーが変わった???売れたけど特に気に入ってはなかった???
- 「First Love」と「DISTANCE」なんかは、同じ作り方なのがわかる曲調なんですが…もう「Automatic」のような曲は作れないのかなぁ…。「Automatic」だけゴーストってウワサもあって悲しいです。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
回答がつかないようなので書いてみますが自信はないです。 まず、作曲家も色々です。 スタイルを変えない人もいれば、一作ごとに新しいものを求める人もいます。 新たなアプローチを模索しても、能力及ばず消える人もいます。 同様にリスナーも色々で好きな曲調が固定している人もいれば 常に新しい刺激を求める人もいます。 10年前と同じ曲調にならないのはたぶん宇多田氏が成長してるから。 理論的な事、機材など技術的な面、新たに吸収した音楽、それと人間としてとか? 彼女が10年で経験した様々なことは私のような凡人には想像つきませんが 内面的に相当変化したと思います。 高校生で億を稼ぎ、留学、結婚、離こ・・・。 それを取っ払って小娘だったころの世界観で曲を作れと言っても。 それから彼女の仕事の仕方もあると思いますね。 売れているのにシングル、アルバムとも発売ペースが遅い。 海外での仕事の関係もありますが、恐らく自分のペースで活動してるでしょ。 レーベル側もまたそれを容認している。 たいてい売れると年何枚のシングル、アルバムみたいな契約になったりして。 それで3年くらいで一気に稼ぐ。 売れそうな曲調、季節ネタ、売れそうなネタのローテでCDを出す。 3年以内につぶれればアルバム3枚程度で引退、ベスト盤。 彼女はこのパターンとは離れていて曲がローテ(使い回し)しない。 1st発売直後からハイペースに作品を上げていれば同じような曲が量産されただろうけど 彼女の場合一定の休みが定期的にはいるから同じネタの曲が少ないのだと思う。 やや脱線気味になったのでズバリ思うことを書くと。 以前売れた路線の焼き直しで儲けるつもりがない。 「Automatic」みたいな曲がよければ「Automatic」を聴けばいい。 そう思ってるのではないでしょうか? 今回のベスト盤騒動を見ても彼女が自分の作品にかなり自覚的であることがわかると思う。 ユニヴァーサルの行動は業界ではよくあるパターンだけどそれを容認しない。 発売時期を批判してるけど本質的には自分の作品の扱い方に不満があるでしょう。 セールスは当然気にしてるけれどもそれとは違う譲れない価値観がある。 繰り返しになりますが昔売れた路線の焼き直しはしたくないし、その意味もない。 そう思ってるのではないでしょうか。 ちなみに1枚目でゴーストなら2枚目、3枚目もゴーストでしょう。 1枚目は今聴けばかなりプリミティヴ。 あれが書けなければ2枚目、3枚目の色彩感を自分で出すことは無理でしょう。 1枚目に関してはプロデュースの関係であえてあの感じを出したとも思えますけど。 まぁ、大抵の人は1枚目はやぼったい。 そのやぼったさが新鮮さであって、その後それを再現しようとしてもできないものだったりします。 出せたとして寒さ前回だったり。 新人のフレッシュさ緊張感、インパクトは慣れてしまってからは再現が難しい。 処女作以降同じフィールが出ないのはよくあることです。 1発屋が続かない原理、最初の1発は特別なのです。 お笑いでもそうだけど1発でつかんで続く人はそれとは別の価値を見いだされて生きていく。 人気をつかんだ芸風と長生きする芸風が一致しないことも多い。 お笑い芸人が役者として地位を築くなんてこともざら。 作詞作曲者の曲風のブレなんてそれに比べれば。 かなり脱線しましたが一ファンの妄想と思ってください。 参考まで。