理系に於いて早慶はそんなに価値はありません。
文系や文系就職を目指す理系であれば話は別ですが。
就職をどうしたいのか。理系の学問内容とは関係なく就職をしたいなら早慶は悪くないでしょう。
早慶の大学院に行きましょう、なんてのはかなりのレアケースでしょうね。
普通は東大東工大京大阪大等々の大学院に行くものでしょう。
それらの大学院には、その学部生の進学希望者以上の定員があります。
日本のトップ4大学の進学希望者が全部収まって、なお定員に余りがあるわけですから、必然的にそこに入るのは、それより下位の大学の学生、となります。
ケースバイケースではありますが、その状況で、わざわざ設備の弱そうな早慶を選択することは少ないでしょう。(進学希望研究室次第かも知れませんが)
また、やはりそこで九大が出てくることも中々無いでしょう。家から通いやすい、有力研究室があってそこに行きたい、なんてことでもなければ。
本質的には理科大も悪くないとは思います。
しかし、結局その学力が後々問題になるような気がします。
それは入試標準レベルのことができるかできないかというレベルですよね。
決まったことができるのかできないのか、程度の話。
理科大卒を見ていると、やっぱりそんな感じ。
もう一歩踏み込んだこと、青チャートや一対一より上のことができるようになって欲しい気がします。
そういう意味で一浪するというのならありかも知れません。
しかし、そうであるなら九大なんて名前が出てくるのかどうか。
その一歩踏み込んだところをやるつもりが無いのであれば、理科大に行ってゴリゴリ絞られて、それなりのことを考えればいいと思います。
東大の大学院に入るまでなら、理科大でしっかり勉強すれば可能でしょう。
そうではなく一歩踏み込むつもりなら浪人もありでしょう。
ただ、その偏差値のあたりにおそらく壁があるはずです。
その壁を越えられるかどうかは不明です。
九大ならともかく、早慶に受かるんですか?ってのは一つにはそういうことです。
難関大学生から見れば、理科大生の頭の動き方は、やはり一歩も二歩も落ちます。
そうならないために浪人してしっかり鍛えるというのはありですが、鍛えたからそうなれるかどうかは判らないことです。
それでも理科大ならいつでも受かるだろう、という考え方はあるかと思いますがね。