バスの通勤定期券はなぜ割高なのか?
以下、長文失礼します。
私は、川崎市内に在住する、週休2日制の会社に勤めるサラリーマンで、バスを主に通勤で最寄り駅までの往復に利用しています。
市内のバスは川崎市営バスと東急バスの2社で、いずれも1回の運賃は市内均一200円です。定期券も2社とも同じで、市内全線定期券だと、1ヶ月9000円、3ヶ月25650円、6ヶ月48600円です(ただし、川崎市営バスは「6ヶ月」はなし)。
最初は当然のように定期券を利用しようと思っていたのですが、よく考えてみると、週5日×往復2回×月4週=月40回利用するとして、1回当たりの運賃を試算すると、
・1ヶ月定期・・・9000円÷40回=225.00円
・3ヶ月定期・・・25650円÷120回=213.33円
・6ヶ月定期・・・48600円÷240回=202.50円
と、いずれも普通に200円払った方が得します。
一方、東京・神奈川・埼玉・千葉で普及している「バス共通カード」では、平均すると
・1000円券・・・利用可能金額1100円÷200円=5.5回
・3000円券・・・同3360円÷200円=16.8回
・5000円券・・・同5850円÷200円=29.25回
それぞれ利用できますので、1回当たりの運賃は、
・1000円券・・・1000円÷5.5回=181.82円
・3000円券・・・3000円÷16.8回=178.57円
・5000円券・・・5000円÷29.25回=170.94円
と、いずれも普通に200円払うより得なのは当然ですが、定期券よりもはるかに得します。これだと通学定期券はともかく、少なくとも通勤定期券の存在理由が薄いような気がします。
すべての乗客が私のような週休2日制のサラリーマンではないのは承知していますが、鉄道の場合であれば、普通に乗車券を買うよりも定期券を買う方が安く設定されているはずです。
どうしてバスの通勤定期券はお得感がないのでしょうか?もしかしてこれは川崎市内だけのことで、他社や他地域ではお得感があるのでしょうか?