私は地元ケーブルテレビ提供の物と携帯を利用しています。
システムは地震発生源からのP波の測定によりコンピュータ処理して情報を発信します。
基本的に信頼性は測定の正確さから来るものですから、メーカーによる差はないといえます。
気象庁から各提供会社に行った信号を元に速報を出しますが、まだまだP波測定箇所が少なく開設当初よりは高まっていますが、向上途中といえます。
速報は、多くは震度4或いは5以上の地震予想についてですのでさほど多くはありませんし、(発表は「震度3以上」という表現が多いみたいですが、機器や発進元の設定により違います)システム上最少で10~20秒ほど時間がかかり、直下型などの地震には対応できません。良い例えではありませんが、新潟県中越地震では上越新幹線はまさに直下地震だったので、このシステムがあっても間に合わなかった事になります。
また、まだデータも測定箇所なども不十分で、我が家では多くはよそうより遥かに小さな地震で済んで居ます。でもこれは地盤なども影響するので、ある程度は情報を分析する判断力が利用者にも求められるでしょう。
我が家は歯科医院なので、治療中にいきなり地震が来ては困ります。過去に二回ほど削っている最中に地震が来て、怪我をさせないように務め、天井からの落下物を避ける為に慌てて患者さんに多いかぶさる事がありました。
でも、導入後は冷静に判断出来たので、イザというときに役に立つのは確実です。イメージトレーニングだけでもしていれば20秒あれば充分身体は動きます。
少なくとも「来なくてよかった」と思える人でないと持つ意味はないでしょう。まして「来ないじゃないか」と思う人は持たない方がいいです。後者は発表に対して反応が鈍くなるからです。つまり狼少年に騙される人間が生き残れるということです。
外出先でも公共性の高い場所やテレビなどではこのシステムを利用している所も増え、震度5弱以上の被害が想定される地震であれば誘導するので、持たなくても大丈夫です。
ただ家に居て、こまめに電源を抜いている人はテレビ局やラジオ局の発表を聞けないということにもなります。