- ベストアンサー
野中VS小泉
一つ腑に落ちない点があります。 小泉政権の公約の一つに挙げられている郵政 民営化の問題です。 郵便局を民営化する事に対し野中氏は猛反対しています。なぜでしょうか? 郵便局を民営化になれば法人税の徴収、責任は国に転嫁される事もなくなります。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
野中氏は、橋本派の重鎮ですね。 橋本派を支えているのが、建築業界と特定郵便局に関わる 人たちと言われています。 ちなみに公共事業がどう政治家と関わっているかということを 簡単に述べます。 1.国民が郵便局にお金を預ける。 2.郵便局で預かったお金は、財政特別融資枠として、 国が運用できる。 3.2のお金が公共事業に回され、建築業界が潤う。 4.潤った建築業界の人たちが、この仕組みを実質的に運営 している橋本派の議員に投票する。あるいは選挙資金 を提供する。 5.関係している郵便局の人たちも政治的な発言力が増す ため、橋本派を応援する。 簡単に言えば、こんな感じです。 小泉首相の掲げる郵政の完全民営化は、この鉄の鎖を断ち 切ろういう過去の自民党の政治家が誰もやらなかったこと を断行しようとしています。 #完全に民営化されれば、郵便局に集まったお金の運用は #郵便局が行えるようになり、公共事業に回らなくなります。 これをやられては橋本派は大ダメージを受けるため、橋本派 の中でも武闘派の野中元幹事長が、猛反対しているわけです。 もっとも橋本派といっても一枚岩ではなく、参院のドンと 言われる青木元幹事長は、野中氏とは一線を画して行動して います。
お礼
すごく分かりやすい説明ありがとうございます