「日本人は中国人を軽蔑してる」という文章が正しいような言い方は良くないと思います。
世界中で中国人を尊敬してる人、軽蔑してる人、どっちでもない人といて、その人がたまたま何処何処人だというだけの話ではないでしょうか。
しかし、日本の歴史的に「中国人は日本人より劣ってる」という教育をした時代がありました。
中国人だけでなく朝鮮人も含めて「あいつらはバカだ」という教育を日本では、戦前にしてたのです。
なぜか。
アジアにおいて日本民族が一番優秀であり、大日本帝国がトップとなって奴らを指導して守っていくしかないのだという、今から考えるとあまりに独断と偏見、主観的な意見を国家が持ってたのです。
国家が持ってたというよりも、軍部が持ってて、その力が異様に強かったというべきかもしれません。
この辺は歴史になりますので、それは違う、いんやこうじゃという意見はでるでしょうが、そういう時代があったのは事実だととらえてください。
その時代の教育を受けた、今の高齢者の方は、戦後「日本は間違っていた。悪かった。あんな戦争はしてはあかんかった」といわれて教育方針が変わり民主主義になっても「朝鮮人、中国人はバカ」と教わってしまったことが染み付いてしまってるのです。
「バカチョンカメラ」という言葉は今はありません。バカでもチョンでも写真が取れるという意味です。
この「チョン」は朝鮮人に多い苗字で、日本ではチョンコーといって蔑称でした。
そこで、その言い方はいけないとなり使われなくなりました。
でも「染み付いてしまってる人」は「バカ」の変わりにチョンと呼ぶのがなぜいけないのかが判らないのです。
そういう世代の方でも頭の切り替えが出来てる人が多いですが、残念ながら、切り替えができない人もいます。
とにかく戦争をするには「中国人、朝鮮人はバカだと思え。日本人が一番えらいのだ」という教育をししまったのです。
そういう教育がされた人にとっては中国人も朝鮮人もすべて「バカ」なのです。
そういう人が他国民の偉大さを教えるのは容易ではないでしょう。
得に「あいつらはバカ」と思ってる人が「中国人、朝鮮人、韓国人はすばらしい」と子に教える機会よりも、まったく根拠なく「あいつらとは付き合うな」という機会のほうが多いのです。
個人的に嫌いな人がいて、その人は中国人だということはあるでしょうね。
日本人でも、嫌なやつもいれば、そうでないのもいます。
先日テレビでやってましたが「文化の違い」はありますね。
何にしても「日本人は中国人を軽蔑する」は間違いでしょう。
「かって日本では中国人を軽蔑しろという教育がされた」は正しいような気がします。