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ETFの語られないリスクについてご存知の方お教え願えませんでしょうか。
- ETFの語られないリスクについて知りたいです。
- 連動型金銀ETFと日経225の調査結果が気になります。
- 経済が下り坂の時、ETFの発行体が他の赤字から倒産するリスクがあるので、注意が必要です。
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金現物を保有するSPDRゴールド・シェアは2010年6月時点で、約1300トン、512億ドル相当の金を保有している。(1オンス1000ドル程度) http://www.toyokeizai.net/ad/aspect/100712ssga2.html >そしてその量は公表されているので、もし足りなかったりしたら大変なことになる。 >(それはどこで確認できるのでしょうか) 目論見書で現物保有の方針かを確認できる。実績は決算報告で確認できる。実績報告が正しいかを証明するために、外部からの監査が入っている。 >また、売りが多く出た際はETFの発行会社が証券を買い取り、 >金を売却して発行量自体を調節するので合ってますでしょうか。 >買いが多い場合は金を買い足して新規発行。 違う。 ETFには2つのマーケットがある。発行市場と流通市場。 流通市場とは投資家がETFを普通に売買する場所。流通市場でどんなにETFの売買が活発に行われてもETFの発行額や金の保有残高は変化しない。例えば10トンの金現物に裏づけされた100億口発行されているETFという証券がAさんからBさんの手に渡っているだけで、これが閑散としていても活発でも合計では10トンの金現物に裏づけされた100億口に変化はない。 ETFの発行量が増えるのは発行市場。指定参加者と呼ばれる一部の機関投資家がETFの運用会社に現物を持ち込む。金ETFの場合は「金1トンを渡すからこの金に見合ったETF証券を新しく発行して」のように金を持ち込む。運用会社はその時にその持ち込まれた金の価値に見合っただけのETF証券を新しく発行する。金を渡して追加のETF証券を手に入れた機関投資家は市場でETFを売却することで、市場にそのETFの証券が流れ込む。この手続きでETFの発行量が増える。 だから、ETFの買いが多くても運用会社は金を買い足したりしない。 日経平均などでも現物拠出型のETFの場合は同じ仕組み。 ETFの仕組み(組成方法)は、インターネットで「ETF 仕組み」や「ETF 組成」のようなキーワードで検索すると分かる。
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- ryuken_dec
- ベストアンサー率27% (853/3139)
>どうか私に思い込みの勘違いがありましたら正していただけませんでしょうか。 ETFを全て同じと勘違いしている。 ETFにも現物を保有しているもの、連動証券に投資しているもの、先物に投資しているものなどいろいろな種類がある。 広義の金ETFの中には金現物を保有していないETFもあるだけで、金ETFが実物に見合わないわけではない。狭義のETFは現物拠出。 siphaさんは、自分の投資しているETFが100%実物を持っていても、他のETFが実物を持っていないと「銀や金のETFは発行額に見合う実物が保管されていない」といって自分のETFの発行体リスクを恐れるか?
お礼
何となくわかってまいりました。 しかし、前述のリンク先は何が目的でこんな書き方をしているのか。 何も分かっていないのか、なにかミスリードしたいのか。トンデモっぽいのは明らかですが、何がどう間違っているのかわかりにくいです。 現物拠出のETFは基本的に見合った実物を持っているというわけですね。 そしてその量は公表されているので、もし足りなかったりしたら大変なことになる。 (それはどこで確認できるのでしょうか) (また、売りが多く出た際はETFの発行会社が証券を買い取り、金を売却して発行量自体を調節するので合ってますでしょうか。買いが多い場合は金を買い足して新規発行。) そして、現物拠出でないETFのリスクを、現物拠出であるETFのリスクとごちゃまぜにして、 現物の価値を高めようというミスリードが存在するというわけですね。 むしろ現物と対応していないETFの存在のおかげで、金に流入する資本が現物価格と連動しないので、金の価格は流入する資本の量にしては上がらず、結果より多くの資本の流入を助長している観があります。全て現物対応していれば金価格は急上昇し、買いの勢いもとまっていたはずです。
- ryuken_dec
- ベストアンサー率27% (853/3139)
>銀や金のETFは発行額に見合う実物が保管されていないのは周知の事実で この質問文の認識はどこから来たのか?解約などに備えた数%の短期証券や現金を保有していることが問題だという話か? 金指数連動のETFの代表と言えば、SPDRゴールド・シェア。これはほぼ発行額に見合う実物が保管されている。 ETFのNAVは保有している総資産÷総口数なのだから、典型的なETFの場合に発行額に見合わないことは原則としてない。乖離は解約などに備えた現金部分くらい。 >日経225においても本当に日経225に発行額分の投資をして証券を保管しているのか確かなのでしょうか。 運用方針による。完全法ならば、わずかな現金分を除いては日経225採用銘柄を採用比率で保有している。日経225の場合は完全法が多いとは思うがサンプリング法の場合は異なる。サンプリングされた銘柄に投資するので、指数の構成銘柄や比率とは完全に一致しない。TOPIXのように銘柄数が多い場合はサンプリング法を使うことも多い。 >その際に保管している金銀、日経225の株券がETF発行額に満たない場合は全額返還はされないように思うのです。 金や株券が無くても、それに換わる現金や有価証券があれば問題ない。 ファンドの純資産が1000億円のファンドがあれば、そのファンドの資産の価値は1000億円。発行体が倒産してもファンド内には1000億円の現金や有価証券があるので、これを償還できる。 990億円しか日経225と一致していなくても、ファンドの純資産が1000億円なら残り10億円は現金のような違う形で保有されているのだから、それを返却すれば合計で1000億円は返却される。 資産の裏づけの無い証券に投資している場合、その証券を支える発行体が倒産した時にリスクを抱えるが、それはETF全体ではなく個別のETFの話なので、ETFのリスクとは違う。
お礼
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=236826 お分かりの通り、金ETF市場が金価格を押し上げていることがわかる。 ただし、上記は現物の話である。金ETFには信用残高がある。つまり、現物になっていない証券の残高である。この信用残高は、5月の時点で、実に1442トン、金額ベースで約550億ドル(約5兆円)に達している。 おわかりだろうか。これがどういうことを意味しているかを?この金ETFの信用残高をさして、"金バブル"だと言われている。そして、この"バブル"が弾け、金価格が暴落する、というのが、暴落説の根拠ともなっている。 なぜ、暴落するのか?上記数字でも明らかなように、金ETFの現物需要が291.3トン、信用残高で1442トンである。つまり、交換できる金現物がないのである。言い換えれば、金ETF投資は、紙切れ、まさにペーパーゴールドを持っているに過ぎないのである。(一説では、あたかも金現物があるかのように、タングステンを使ったダミーを展示していると言われる) このあたりです。またオ―ストラリアでも銀のETFの現物が足りないで取り付け騒ぎになったことがあると聞きます。
補足
と、書きましたものの、この文書はなにか信用買残とかと混同して勘違いしているのでしょうか。 どうか私に思い込みの勘違いがありましたら正していただけませんでしょうか。 ETFは現物をはっきりと所持しているのでしょうか。 金ETFは現物を未購入の分が数百トンあるという情報が何箇所かであったのですが、これは何かの勘違いなのでしょうか。
- qazwsx21
- ベストアンサー率32% (1286/3939)
運用をやめて償還するときは純資産を口数で割った基準価格での償還になります。買値を保証するなんてことはありえません。 隠されたリスクは流動性です。ロクに売買高がないETFがあります。上場廃止⇒償還が視野に入ってきます。 投資信託は元本保証のない投資であることは忘れてはいけません。
- poppyday
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そもそも、ETFに限らず投資信託全般に言える事かと思います。 ご指摘のリスクについては語られてると思いますが。 東証:ETFスクエア リスク説明 http://www.tse.or.jp/rules/etf/risk.html (3) その他のリスク 市場動向の急変時等には、株価指数等に連動する運用が困難になる場合があります。 取引所が定める上場廃止基準に該当して、上場廃止になることがあります。 信託の継続が困難であると管理会社等が判断した場合、信託を終了する可能性があります。 信託を終了するということは、保全財産を全額売却し現金化して配分されますので、投売りとなれば売却損が出ることは十分予想されることです。 また、証券保管しているのが確かかは、投資信託の毎期末決算監査で証明されることになります。 ENRONみたいに粉飾決算のリスクはありますが、それをどれだけ稀でないケースと考えるかはご自身次第です。
お礼
どこで調べたものかと困惑しておりました。 証券会社ではなく、東証にあったのですね。 大変助かりました。 また運用終了時は証券の分配も不可能なので全て売り抜けなければいけないので、売却損もでる。 このあたりの呼吸を教えていただき大変助かりました。
お礼
ありがとうございます。 どうも解らないままに参入できる世界ですが、逆に言うとそれが何なのか学ぶことが本当に困難で、 親切丁寧にご教授いただき本当に助かりました。