脳腫瘍の場合、脳圧が上がり脳がむくんできます。
脳がむくんで来た場合は意識はあっても、状況によっては突然呼吸停止、心停止などが起こり得ます。
脳圧を下げる様な処置にどれぐらい反応するかはわかりません。ただ医師としては、意識があるうちに、
もしくは、心臓が動いているうちに、出来るだけ家族に会わせるという考え方が今でも中心であることは間違いありません。
病気、怪我の種類、状態にもよりますが、入院中の患者さんの場合、やはり意識の低下、血圧の低下、尿量の低下、薬に対しての反応等で予後を判定いたします。特に血圧、尿量の低下が続いた場合、身体の至る所で不可逆的な変化が起こります。この場合はやや曖昧ですが、もって一両日と言うケースが多いですね。
その人により測定出来ない心臓の強さなどが関係していますが、場合によっては2週間持つ場合もあります。
あと2日はというのは、場合によっては今すぐの可能性もあると言う意味です。もって半年は今すぐに危険性はないけれど、もし家に帰ったり、家族で今後を相談する余裕はまだありますよという状況でしょうか。
残念ながらこれだけ医学が進んでも、まだ運、不運に左右される部分があります。その運不運の中には
予測も出来ない何万分の1位の確率で起こる様な事も
含まれています。実際の予測よりはややシビアーに短めに言う傾向が多いのは確かですが、どうか全くの医者の早合点だけではないと言うことをご理解していただければ幸いです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 意識があっても突然亡くなることもあるのですね。主治医の先生がどのように判断されているのかがわかりました。この度の質問をしましたのは主治医が早合点したと疑っているのではなく、「あと何日」という宣告がされるときにどのように診断されるものなのかが知りたかったからです。今回の「あと2日」も主治医と叔母のどちらが言ったものかは判りませんが結果として最期に叔父と話が出来て満足しています。