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「○と△の歌」の歌詞はどういう意味?
「○と△の歌」の歌詞はどういう意味? 地球は丸いぜ 林檎は赤いぜ 砂漠は広いぜ ピラミッドは三角だぜ 空は青い 海は深い 地球は丸い小さな星だぜ 空は青い 地球は丸い 海は深い 地球は丸い小さな星だぜ 地球は丸いぜ 林檎は赤いぜ ロシアはでかいぜ バラライカは三角だぜ とても当たり前の事を歌っているようにも聞こえます。 いぜん谷村新司が「昴」の歌詞で ♪目を閉じて何も見えず~ と歌っていましたが、そういう歌詞とは意味が違うようにも思えます。 この歌詞の意図をご存じの方、あるいはお考えをお持ちの方、私と同様に疑問を持っている方、意見などお聞かせいただけますでしょうか?
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この曲は、武満徹氏の作詞作曲ですよね。 武満徹氏は、詩人の谷川俊太郎氏と古いお付き合いだったようで、谷川俊太郎氏の詩にも何曲か作曲していますよね。(「死んだ男の残したものは」「うたうだけ」「見えないこども」とか、晩年の詩と音楽の「系図(ファミリー・トゥリー)」とか)。 谷川俊太郎氏には、けっこう「言葉遊び」とか、一つの言葉から連想する言葉を次々に並べていったり、ちょっと意表をついたり、という詩も多いので、そういったものに影響されたり、武満氏自身もそういった詩が好きだったり、ということがあるのではないでしょうか。 ふと思いついた谷川俊太郎氏の詩に、こんなものがあります。 ちびだつた 金はなかつた かつこわるかつた つんぼになつた 女にふられた かつこわるかつた 遺書を書いた 死ななかつた かつこわるかつた さんざんだつた ひどいもんだつた なんともかつこわるい運命だつた かつこよすぎるカラヤン (「ベートーベン」谷川俊太郎詩) 何となく、通じるものがあるような気がしませんか? 武満徹氏は、決して気難しい、難解な曲の作曲者というだけではなく、結構ユーモラスでお茶目な人で、「〇と△の歌」も自分自身で楽しむために作詞作曲した曲なのだと思います。 同じように作詞作曲した曲に、「小さな空」とか「明日ハ晴レカナ曇リカナ」などもありますね。
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- gldfish
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皮肉じゃないですか? むしろ自分にはそうとしか思えません。 人や物事にはレッテルとかイメージというものがつきまとう。 地球は丸い、林檎は赤い、と言われて疑問に思う人はまずいないと思うけど、大地が平面だった時代があったことは確かだし、人間ではない生物(あるいは遠い星の生物)からすれば地球はもっと別なもののように感じているかもしれない。林檎は黄色って思っている地方もあるかもしれない。「当たり前」なんて所詮狭い世界の中での「当たり前」でしかないのさ。 ・・・ていう。 でもそれ以前に。表現作品というのは何も全てが全てそこに作者の意図がある訳ではないですよ。例えあるにしても、作者がどういう意図で作ったかよりも、受け手がどう判断するかの方がはるかに重要なことですし、それが正解だと思います。優れた表現者ほどそれはしっかり自覚していて、受け手に判断を託していると思います。
お礼
「死んだ男の残したものは」いいですよね。 谷川俊太郎氏の詩、ありがとうございます。なんかヒントになりそうな気がします。 多分、はっきりした答えなんてないと思いますが、なんか漠然とした想いってのはあったんじゃないかなって思います。 谷川俊太郎はこの詩意外にもつんぼという言葉を何度か使っていますね。ベートーベンとは関係なく「つんぼ」に何か特別な想いがあるのでしょうかね?