OPアンプのゼロ調節について
OPアンプのゼロ調節について
「定本 OPアンプ回路の設計」を読んでいます。
この本のP57に下図のような、反転入力の際のゼロ調節の回路が載っています。
そこに注意点として、
「R1はOPアンプの入力抵抗と同じく反転、非反転入力端子間に並列に入って、
OPアンプの性能を落とすので、Rs,Rfを屁入れtにした値の100~1000倍程度の
大きな抵抗値にするのが安全です」
とあります。
ここに疑問点がたくさんあります。
(1) R1がどう見ても反転、非反転入力端子間に並列に入っていませんが、どういうことでしょうか。
交流的に見ているということでしょうか。
(2) OPアンプの性能が落ちるのはどういう理由からでしょうか。
(3) なぜ「Rs,Rfを並列にした抵抗値」を考えるのでしょうか。
また、このあとのページで、
「R1が小さいとループゲインを損しますから高い抵抗値を選ぶとよい」
という記述もみられました。
ループゲインAβを損するとは、Aβの値が小さくなる、つまりβが小さくなるということですよね。
R1が小さいとなぜβが小さくなるのでしょうか。