ぶどうに色が付かないというのは日照不足が疑われます。
葉は巨峰などの大きな品種なら1房に対して最低10枚が相応しいので
若干、葉を取りすぎてる&実が多すぎる可能性があります。
実が甘くならない事に関しては、以上の点を総合して
基本的な日照不足と剪定による葉の減少が影響しているかもしれません。
家の南面に植えて、とありますが
1日何時間直射日光が当たっているか再確認し
半日は建物の影になっているとか、明るいけど直射日光は当たってなかった、
という事もあるので、午前中からずっと太陽が当たっている農家の状況と比べ
どれくらいマイナスか・・・という計算である程度推測してみてください。
また、もし日照不足はあり得ない!という状況の場合は
その「苗の特徴」という疑いが濃厚になってきます。
もともと「実生」※ 巨峰等の種を植えて育てた物を実生と言いますが
果物の品種というのは基本的にその苗だけの特徴なので
その苗から出来た実の種はまったくの別物になる可能性があります。
例えば、巨峰という品種はその苗だけが巨峰で
巨峰を増やすには接木や挿し木によって「クローン」にした物(同じ遺伝子の物)が巨峰で
巨峰の実から出た種を育てた場合、他の葡萄の花粉(遺伝子)が混入したりする為
正確には巨峰ではなくなってしまいます。
さらに、種への遺伝は劣性遺伝の影響が強く関わるので
親よりも味が劣るなどの可能性が高まります。
もし、質問者の葡萄苗が種から育てた実生苗なのであれば
遺伝的に甘くならない・色付きが良くないという特徴を備えている、
という可能性もあるのでその様な可能性があるのであれば
それなりの理解をしなくてはなりません。