終戦記念日のあたりになると、毎年新聞に戦争関連の記事が載ります。

質問

終戦記念日のあたりになると、毎年新聞に戦争関連の記事が載ります。
戦争時はみな苦労した、というのがほとんどですが、中には元軍人らしい爺が、死ぬ前に一言平和ボケした日本人どもに言っておかなければと、「現地でひどい虐殺をした、婦女暴行や小さな子供まで残虐な殺し方をした、赤ん坊など放り投げて刀でさした、今頃自分の子どもが大勢生まれているだろう、という地獄のような有様を目にしたり耳にしたりした」などと匿名で語ります。
戦争時だったから、という言いわけは通らないほどに気違いじみた行為で文字を見たくなるほどです。
だから、中国や韓国はじめアジアの人々には永久に謝罪の心を持って、罪を償わなければならない、ということを言いたいのでしょうが、この爺やそういう残虐行為を行った爺どもが真っ先に現地に行って詫びるべきだと思います。
そのようなことをせず、その罪を子孫に引き継がせるのはなぜなのでしょう？
私の祖父は先の戦争で戦死していますが、末期にフィリピンの方に行ったので現地についてすぐ死んだと聞かされています。
おそらく残虐行為をしている暇はなかったと思いますが、軍人の子孫は未来永劫罪を感じなければならないのでしょうか？
そんなことを中国や韓国の人々は望むのでしょうか？（韓国とは戦争はしていませんが）

回答No.7

phj · ベストアンサー

昔、日本人はアジアでひどいことをした。
ハイ、歴史的事実です。だから謝る必要はあるといえます。
しかし、その前に他国を見てみましょう。
・ナチスドイツ後のドイツ　ユダヤ人虐殺を反省し、謝罪と贖罪を行っています。
・その他のフランスやイギリスなどの植民地政策　反省も謝罪もしていませんが、一応旧植民地にはより援助をするようにしているようです。
・奴隷を使っていたアメリカ合衆国　アフリカに対して謝罪はしていません。
・韓国　ベトナム戦争で虐殺行為があったと言われていますが、認めていませんので謝罪もありません。

他の国に迷惑をかけても、どの国も謝罪なんてしないのが普通といえます。では、なぜ日本は謝罪することになったのでしょうか。
これには「ポツダム宣言の受諾」と「東京裁判」が大きく影響しています。
この東京裁判で、行われたことは
「この戦争（大東亜戦争もしくは太平洋戦争）は日本政府及び軍部の起こしたもので、日本国民は被害者である」と断定し、東条英機首相をはじめとして政府要人と軍人を戦犯として処分し、日本の終戦処理を終わらせたということです。

それにより、日本の行為は国として「恥ずべき行為であった」という評価が建前になり、現在の政府もその立場に沿って、毎年謝罪と平和への希求という内容を発表するのです。

軍人というのは軍の命令によって動くものです。命令に背けば軍法会議で死刑になる場合もありますから、軍人個人個人が罪をかぶる必要はありません（個人的な罪悪感は別です）
また民間人も、結局「政府と軍部が悪い」ということになっていますので、罪の意識を持つ必要は無いわけです。
この政府と国民を分けた連合国の終戦処理が、現代まで続く日本のねじれ、につながっていると思います

戦争とはなんでしょう。戦争とは国家が自国の利益を守るために行った行為のひとつであるため、現在でも国家が戦争することは合法とされています。

では日本が行った日中事変から終戦までの戦争は、自国の利益にかなわないものだったのでしょうか。
そうは思いませんし、だからこそ今でも「あれは自衛の戦争であり、兵隊さんは立派に戦ったのだ」という思想（右翼的といわれます）があるのです。

このとき、注意すべきなのは「自国の利益」という部分です。太平洋戦争時に利益をうけた日本国民もたくさんいますし、自国の利益にかなうと信じていろいろな部分で戦争遂行に加担した国民も多かったはずです。（学校の先生などはいい例でしょう）

ところが、終戦後は連合国が「政府が悪い、国民は悪くない」と断定してしまったため、日本国民は（たとえば終戦後のドイツのように）、自分たちのしてきたこと（肯定すべき部分も否定すべき部分も）を日本国および日本国民として総括する機会を失って、現在に至るのではないかと考えています。

もし、日本国民が総意で昭和25年ぐらいまでに太平洋戦争を総括し、諸外国に向けて発表していれば現在のような事態は招かなかったのではないでしょうか。

つまり何がいいたいかというと、
日本人は太平洋戦争を自分たちで自国の歴史の中の評価を定めていないため、日本人としてのアイデンティティーをまだ取り戻していない。
ということだと思います。

だからこそ「あの戦争までの間に朝鮮半島にインフラを整えて、近代化した」とか「太平洋戦争後、民族自決で各国が植民地から独立できたのは日本の戦争のおかげだ」という論調がでてくるのです。
もちろん、これもひとつの事実です。
しかし同時に各国でひどいことをしたのも事実です。

ですから本来なら「確かに日本は近隣諸国に迷惑を掛けた、しかし日本にとっては必要な戦争だったし、その後の民族自決にも寄与した部分もあると思う。これを糧にして日本は平和のためにまい進するし、戦争は放棄するから近隣諸国も協力してほしい」と日本自身が決めるべきだったのだと思います。

結局、押し付けられた日本国憲法が日本人に与えた影響は大きく、だからこそいまだに日本人は近隣諸国との距離感がつかめないのだと思います。
はっきり言えば、一番最初に書いたように、近隣だろうが遠くだろうが、歴史的に迷惑を掛けることがあっても「国家の利益」のために行われたことなら、謝罪しないのが一般的です。

しかし、日本人が自身で総括するには、実は「国民としての戦争責任」も直視するする必要があるため、戦争は必要だったといい部分だけ見る人と、いや戦争は間違いだったと負の部分だけ見る人がでるのです。

罪を子孫が引き継いでいるのではありません。「自分たちで戦争の結果と責任を直視し総括して新しい国家像を内外に示さなかった」ために、他国に付け入る隙を与えているのです。

戦争の罪だけでなく功も含めて、国民が総括し、子孫に引き継ぐ時期に来ていると思います。

お礼

回答ありがとうございます。
新聞では国内外の罪のみを子孫に引き継ぐ記事ばかりで、我々子孫は永久にアジア諸国の贖罪のために生きなければならないように感じる人もいるでしょう。
事実小学生の時の素直だった自分は新聞を毎日読んで日本人であることが恥ずかしく思い何としても詫びなければ、と思っていました。
しかし過ぎたるは及ばざるがごとし、くどすぎるのです。
ここまでくると当時の関係者だけで詫びるなり自決するなり勝手にやれば、とつきはなしたくもなります。

回答No.2

owata2140

終戦直前に支那大陸や満州に居た軍人や民間人の人達は、それはもう筆舌に尽くしがたい苦労をされました。有名な事件としては通化事件があります。お調べになればwikiにも掲載されていますので理解できるでしょう。
さて、そういった大陸に取り残された人々の少なからぬ人が中国共産党や、ソビエト共産党の捕虜となり思想改造を受け洗脳されてしまいました。そうしなければ生き残れなかったからです。そして、運よく抑留生活から解放され日本に帰国することができた元捕虜達は、「自分達は大陸でひどいことをした」と言うようになりました。洗脳が解けていないからという理由もありますが、日本の中にそういった洗脳された日本人を利用して一儲けしようとする売国奴たちが大勢いたからでもあります。有名なのが朝日新聞の記者である本田勝一という人です、この人は日本人の多くが新聞というものに信頼を置いているのを良いことにそれこそ嘘八百を並べ立て、「中国の旅」という本を作り上げました。中国人や大陸で洗脳された人の意見のみを取り上げ、それこそ少し調べればすぐに反証できるような日本側に有利な証拠は一切取り上げず、それこそ「オゾケをフルウ」ような「日本軍像」を作り上げました。
今日わたしたちが、8月にみる過去の「日本軍」の姿はこの本田勝一氏が作り上げたものか、もしくは終戦間際の「集団ヒステリー」に罹った「日本軍」の姿のみです。それ以外の「日本軍」の姿はあまり取り上げられることはありません。
もしご興味がおありならば、「インドネシア独立戦争」や「キスカ撤退」などetc、当時の日本人達に私達の祖先として十分に誇りの持てるエピソードも沢山あります。

質問者さんの質問に端的に答えるならば、その様な軍人の罪に対して、アナタが罪の意識を感じる必要は全くありません。なぜならば、それは所詮は「作り話」であるからです。中国や韓国が戦前の日本人を殊更に悪く言うのは
第一に、そうしなければ余りにも自分達が「みっともなさすぎて」国家を維持できないからです。
第二に、戦後日本人は先祖と同じようにマジメなため、罪の意識を植え付ければお金を呉れるからです。
第三に、たとえ「嘘八百」でも彼の国々の文化では声の大きいほうが真実となる。という悲しい過去を持っているからです。

お礼

回答ありがとうございます。
爺がこんな情けない告白をするのはなぜかという疑問が解けたような気がします。
赤の他人に告白することにより、悔い改めたと思って免罪され天国にでも行けると思ってるのではなかろうかとムカついていました。

回答No.1

jasko

老人が急に過去を語りだすのは、さびしいからです。
誰でもいいから、聞いてほしいのです。
聞き手が喜んでくれるようなら、
その人を喜ばそうとあることないこと大げさに語るのです。
聞き手が意図的に話を誘導すれば、
ステレオタイプの元軍人などでっち上げるのは簡単なことです。
エキセントリックでスキャンダラスな事件をでっち上げるのはマスコミのいつもの手口です。
視聴率や話題作りのためなら、なんでもやってしまうのがマスコミの「良い」社員でしょう。
匿名なんてのはそのためでしょう。
今後は当人が死んでいて、いないのでと・・とますますエスカレートした逸話が登場するやも知れません。

そうして自虐史観とやらを広めて、
中国や韓国の都合のいいように
正義の志ある若者たちの世論を操作する。
そういう売国奴が大勢いる。
彼らのほしいのは特権であり、金です。

お礼

回答ありがとうございます。
爺も寂しいのですね。
後悔してるなら死ぬ前に現地でお詫びを申し上げればいいのに。
自分は告白してすっきりしてるのかもしれないけど、残虐行為してない私たちはこんなことを聞かされて喜べません。
むしろ同じ日本人として情けなく思うだけです。