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化学を扱ったSFを教えて下さい。
化学を扱ったSFを教えて下さい。 化学(科学ではない)を扱ったSFが読みたいです。 小説がいいのですが、映画でもマンガでもこの際、良しとします。 (自分で調べた範囲ではNHK番組のアニメ「エレメントハンター」というのしか無かった。うっ、いらない...) できれば生物学と無関係の化学を扱っているのがいいのですが、 無い可能性が高いので、無ければ生物学に関係する化学(生化学、分子生物学など)のSFでもいいです。 どんな内容か、面白いかどうかも教えて下さい。 ※初投稿なので、(お礼を忘れるとか)失礼の無いように心掛けたいと思います。よろしくです。
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「ふわふわの泉」野尻 抱介 無機化学系ですね。 化学マニアの主人公が化学実験中に偶然、立方晶窒化炭素という窒素と炭素が結合したダイヤモンドなみの強度ど、絹糸を上回る柔軟性を持った化学物質を発見し、『ふわふわ1』と名付けて特許を取って会社を興して様々な事業をおこすというものです。 この立方晶窒化炭素自体は架空の化学物質ですが筆者が化学の知識の持ち主で、理論上はありうる物質であることや、なぜダイヤモンド並みの強度を持っているかが解説されていること、また、これを使った事業によって大儲けするだけでなく新しい公害を発生させてしまってその解決法まで言及してあるなど、非常に綿密な設定がある良質のSF小説です。
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- potachie
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アイザック・アジモフ は、化学専攻 なので、エッセイやSF小説の端々に化学のエッセンスが出てきます。 たとえばファウンデーション(銀河帝国の興亡)に出てくる、星間航行には、3次元構造では収まらない分子構造を持っている分子が、その一部に時間軸に向いた官能基を持っていることを利用して実現していますし、鋼鉄都市やアイ・ロボットの頭脳には、ポジトロンが使われています。 それらが主題、というのではないのと、詳しく知るほど難しい、という内容のものなので、興味があったらという程度で。 http://www.asahi-net.or.jp/~ue4k-ngt/bnavi/asimov.html 化学好きなら、火星人の方法 とか、木星買います がオススメかな。 突然やってきた宇宙人から、「木星を買いたい」と言われたら、何が目的だと思います? あと、エッセイもおすすめですよ。化学関係もよく書いています。地球温暖化についてもね。 もし、科学者人名辞典 を古本屋で見つけたら、絶対に後悔しないので、購入をオススメします。
お礼
偶然ですが、昨日本屋さんで「ファウンデーション」を買いました。 アイザック・アジモフって化学専攻だったんですね。知りませんでした。 potachieさんの回答を読んで自分でも調べた結果、「火星人の方法」「木星買います」も 今度読んでみる事にしました。 root_16さんの回答と共に、最後までベストアンサーにするか悩んでいたんです。 選ばれた人との差は無いので、 私がpotachieさんも実質、ベストアンサーに(私の心の中で)選んでいると思って下さい。 ありがとうございました。
化学か微妙ですが・・・ 吉田直「トリニティブラッド」 →ライトノベルです。後にアルマゲドンと呼ばれる世界大戦が起き、核兵器や生物兵器によって大地は汚染され人類が生存できるのはヨーロッパのみになってしまう。また、文明も廃れ中世レベルまで落ち込んでしまう。更に悲劇的な事に突如ヴァンパイアが現れ、人類との戦いの物語。 武器とかの説明で化学っぽい話が結構出てきます。 ヴァンパイアの部分は生物学かもですね。 私の場合、化学音痴なので詳しい事が分からなくて、的外れな回答でしたらごめんなさい。
お礼
マンガで読んだ事が! >化学っぽい話が結構出てきます。 そうなんだ。 全然気付きませんでした。読んだのに。... あの頃、化学に興味なかったからかも。 ありがとうございました。
- mshr1962
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麻城ゆう「人媒花シリーズ」 華道の家本が、特別に栽培した花で記憶や人間の感情を操るサスペンス 麻城ゆう「プロジェクト花咲く乙女」 主人公の詐欺師に持ちかけられた話は、ある商品の宣伝プロデューサー その商品を身につけた人間は性格が変わってしまう
お礼
サスペンスですか。 怖そう。...(恐がりです) でも気になる。 調べてみたんですが、マンガの原作とかをされてる方なんですね。 ありがとうございました。
- root_16
- ベストアンサー率32% (674/2096)
ファウンデーションで有名な アイザック・アシモフの チオチモリンの驚くべき特性 アシモフの科学エッセイ(7) たった一兆 生化学の教授でもあった作者が書いた冗談論文 物質チオチモリンの驚異的な特性について 実験と結果、仮説、検証を論文形式で発表している。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%B7%E3%83%A2%E3%83%95 カート・ヴォネガットの 猫のゆりかご 死の病原体プリオンの元ネタ 天才により現在知られている水の相より安定な新しい相が発見 され、それにより引き起こされる悲劇を 原爆開発と対比して描いた。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8C%AB%E3%81%AE%E3%82%86%E3%82%8A%E3%81%8B%E3%81%94
お礼
カート・ヴォネガットを調べてみました。 「猫のゆりかご」もそうですが、怖そうな作品が多いですね。 「猫のゆりかご」も含めて色々読んでみたいです。(怖いの苦手だけど) 「ファウンデーション」、ラリー・ニーブンの「リングワールド」と共に昨日、本屋さんで買ったんです。 すごい偶然! potachieさんの回答にもアイザック・アシモフがありましたが、 お二人の回答を読んで、アシモフをもっと読んでみたくなりました。 最後までベストアンサーにするか悩みましたが、選ばれた人との差は無いと思って下さい。 ありがとうございました。
- tiltilmitil
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「あるいは酒でいっぱいの海」筒井康隆 たまたま出来てしまった触媒物質は、酸素原子をヘリウム原子2個と炭素原子に変換するというとんでもない物だった。それをうっかり海に落としてしまったところ、水が連鎖的にアルコールに変わっていった。 「紙か髪か」小松左京 ある日、紙が消えた。正確にいえば、何らかの原因で分解されてしまったのだ。これは全世界的におきている現象らしい。その原因とは……。 「アル牛」草上仁 宇宙船の事故で不時着したとある惑星。そこには地球の牛に似た知的生物が住んでいたが、彼らの乳はアルコールであり、なんと彼ら自身それで酔っぱらっていた。 一応思いついた三つ。ぱっと思いつくほどに印象深かった作品。
お礼
どれもネタっぽい。... 小松 左京さんってこんなのも書いてたんですね。 そういえば「日本沈没」小説版が面白そうなので、読んでみようと思っています。 (新しい方の映画は見ました。) ありがとうございました。
- seednyan
- ベストアンサー率28% (448/1568)
マタンゴをお勧めします。 あらすじは、検索してください。 生物を扱った日本の映画です。
お礼
「マタンゴ」ですか。 ヘンな名前ですね。(笑) 原作がイギリスの作家さんだとか。 謎のキノコ。気になる。... 面白いですね。ありがとうございました。
- heinfetz
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昔何かの短編集で読んだのでは ある惑星に移住した地球人の末裔が変な宗教にかぶれて技術文明を忘れてしまうというのがありました。 で、この種明かしが話の核になるわけですが、土着のズーアイトというプランクトンが地球型生物の場合タンパク質を代謝した時に発生する窒素をアンモニアか尿酸の形で捨てるのに対してズーアイトはより分子量の大きなアミン化合物の形で捨てるため、これに触れた地球人はラリパッパになって"神"を見るのだという内容でありました。 …そういえばSFでは宗教が麻薬として扱われる事がままありますね。
お礼
調べてみました。 グレッグ・イーガンの作品で、ハヤカワ文庫SF、短編集「祈りの海」の「祈りの海」でした。 グレッグ・イーガン大好きです! 近いうちに読む事になりそうです。 ありがとうございました。
お礼
昨日、本屋さんに行ったのですが「野尻 抱介」という名前を見付け、 「そう言えば、どなたかの回答にあったよね。」と思ったものの 作品名を覚えていなかったので買いませんでした。 覚えておけば良かった。... とても面白そうなのでベストアンサーに選ばせて頂きました。 (アイザック・アシモフと甲乙付けがたかったのですが) 今度買って読んでみます! ありがとうございました。 他の方の回答もそうですが、自力で検索しても分からなかったのに 結構色々あるんですね。 みなさんの回答を読んでるだけでも楽しかったです。 質問して良かった! みなさん、本当にありがとうございました。 (すみません。「全員へのお礼」という場所がなかったので、ここを使用させて頂きました。)