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質問です。インナーフォースZLCとインナーフォースZLFの特徴を教えて
質問です。インナーフォースZLCとインナーフォースZLFの特徴を教えてください。 あと、この二つラケットを比較したレビューなどをお願いします。
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二つ(3つ)を比較したレビューです ■モニター環境・自己紹介 卓球歴(戦歴):7年 使用ラケット:普段はキョウヒョウ王・たまにバイオリンかSK7 使用ラバー:フォア、テナジー05。バック、プライド30。 ■第一印象 重さ・ラケットの感触など:今までのバタフライのラケットより多少ブレードが大きいのが気になりました。最近のラケットはブレード部分が大きいものが流行っているのでしょうか・・・ニッタクのテナーも大きいですし。重さはZLCが95g。ULCが94g。ZLFが90gです。平均で90g半ば位でしょう。ちなみにZLFだけ88gなどの軽めのものがあります。また、グリップ形状のせいもありますが、フレアの方がストレートよりも軽い物が多かったです。玉突きをした感じでは、非常に高いカンカンという音はせず、やや落ち着いた打球音で、木材とは言いませんが、薄いラケットの非常に硬い物・・・キョウヒョウ王などに近い感触がありました。従来のバタフライラケットの刺々しいカーボンの感覚や、全く手に響かない打球感とは少し違う感じでした。 ■試打 ZLC:水谷準のラケットを木材の手に響く打球感へ近づけた感じのラケット。回転の掛け易さは確かに感じられます。とはいえ、やはり強打、ブロックなどのラケットへフラットにボールが当たる技術はZLCやアリレートカーボンのような特殊素材らしい打球感になります。ボールが跳ねるラケットではないですが、回転を掛けると跳ねるラケットです。試しにキョウヒョウ2を貼って一度打ってみましたが、やはり回転を掛けた時に良いボールが出ると思いました。このラケットなら確かに木材ラケットから乗り換えることも吝かではないと思います。ただ、やはり重さがネックになると思います。特に両面テナジーとかになると、総重量が190g台になることも。台上も結構跳ねます。厚いラケットのような当てれば跳ぶ感じではないのですが、ツッツキ、ストップなどはバイオリンやキョウヒョウ王と比べると跳びます。この辺は感覚と、慣れだと思いますが。 ULC:弾みはなかなか期待通り良かったのですが、カーボンらしいというか、木の硬さを非常に感じました。使用木材が硬い割にラケット全体が薄く、カーボン入りなので、当然なのですが、この硬さはカーボンが大丈夫な人向けです。ZLCとの違いは打球したときのラケットの硬さです。ZLCの方が木材ラケットに近いと感じました。 ZLF:今回使用した三本の中では一番回転が掛け易いと思いました。また、重さも軽く、あまりトゲトゲしい感触も無いので、幅広い層の人が使えると思います。弾みは上の二本よりは飛んでいかないと感じますが、回転を掛けたときは一番速いボールが出ました。引き合いなどもしっかり打っている感触があります。ただ、軟らかいラバーと組み合わせたときに、ソフト過ぎる感触が手に残り、やはり特殊素材なんだな、とは思いましたが。ティモボルスパークの打球感を木材よりにして、弾みをアップさせたようなものでしょうか。回転を掛ける人向けです。 ■おすすめなプレーヤー ZLCは強打者、スイングの速い人向けです。尚且つ回転を掛けるタイプのドライブを打つ人に向いていると思います。 ULCはスマッシュなどのラケットで打つタイプの打法の人に向いていると思いました。自分のような擦るドライブを多用する人にはもっと別のラケットが良いと思います。 ZLFは初心者から上級者まで幅広い人にウケると思います。特に回転を掛ける人、粘着ラバーと合わせると回転主体のプレーに幅を持たせられると思います。他の二本と比べると打球したときにかなりソフトなので、木のハードな手に響く打球感が好きな人には向いていないと思います。 ■まとめ 木材に近い打球感というのがメーカーの謳い文句で、回転の掛け易さを謳っていますが、それほど素晴らしい性能は無かったと思います。ただ、今までティモボルスピリットや、メイス、ティモボルシリーズを使っていた人からすれば、相当木材らしさを感じられるのでしょう。メイスを使っている人が、ZLCを使って、ボールが山なりに飛ぶし、手にボールの感触が残ると言っていました。ただ、他の意見で、「跳ばない」「重い」「弾けない」などの意見もありました。板が薄いので、スマッシュ系技術には向いていないのかもしれません。もし可能なら少し厚めのラケットで中心材の近くに特殊素材の配置したラケットを出して欲しいものです。要望としては真ん中に特殊素材を入れて、添え芯、添え芯、上板という6枚合板+特殊素材というラケットも面白いんじゃないかなと。