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CANONとブラザー。インク効率、印刷コストについて
- CANONとブラザーのプリンタ製品を比較すると、CANONがインクを節約しながら印刷してくれます。
- インク効率や印刷コストは、CANONとブラザーの間でどれくらい違うのでしょうか?価格的には1万~1万5千円くらいの製品を購入したいと考えています。
- 用途は写真やWeb印刷で、ステッカーも作りたいと考えています。使用頻度は低めです。
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この2年でキヤノン製品に使われるインクはBCI-321に変更になり、これまでのインクに比べて容量が2/3ほどに少なくなり、インク単価は据え置きになりました。 このため、3年ほど前なら確かに家電店の店員が答えたように、キヤノンは抜群のインクコストパフォーマンスだったのですけど、今は今までキヤノンを使ってきた人には物足りないでしょう。とはいえ、MP6x0型番なら、まだまだ他より十分に良い部類。 強いて言えば、インク切れになってからもキヤノンのプリンタはエラーが出ますが、一応印刷続行が可能なはずです。(この最近の機種は出来ないかもしれませんが・・・)ただし、インク切れ状態で印刷をするとヒーターが加熱しヘッドが破損する確率が極めて高いのでご注意ください。また、キヤノン製品は、顔料と染料のブラックを採用した機種が中心であるため、モノクロ印刷に強い傾向があります。プリンタや複合機におけるスキャナとしての実用性では、EPSONと並ぶ品質でしょう。 ブラザー製品は、一色でもインクが切れれば印刷が出来なくなり、印刷続行もできないはずですが、とにかく価格の安さと多機能で最近は選ばれることが増えています。特に、ADFと電話、FAX搭載モデルでは群を抜く機能性と価格で選ばれています。ホームオフィスやFAX付き電話として見ると価格に対する機能性では圧倒的にブラザー製品は有利です。 そして、機構としてキヤノンはサーマルインクジェット方式を採用します。ヒーターによってインクを熱し、膨張するインクの圧力で紙へ吐出します。この機構では、ヘッド交換が容易で故障時の対応が楽です。(ただ、昨年よりキヤノンではヘッドの販売を終了していますから、現在はヘッド故障でも修理扱いとなります)この仕組みは、Lexmark、HPなどが採用しています。ヘッド構造が単純で、詰まっても比較的解消しやすい傾向がありますが、ヘッドのインク充填が切れると熱損し、二度と吐出できなくなることもあります。 ブラザーは、EPSONが開発したピエゾインクジェット方式と同等のものを採用してます。これは、電圧によってインクに圧力をかけ、紙へと吐出します。微細なインクコントロールが可能なのが特徴ですが、ヘッド構造が複雑であるため、サーマルに比べるとヘッドにインクが詰まり易い傾向があります。ただ、写真印刷など高画質印刷には強いのが特徴です。同様の技術は、リコーも採用しています。 まあ、使用頻度が低いならどちらでも良いと思います。単価は、印刷枚数が月で数百枚以上になれば別ですけど、頻度が低ければそれほど気にするほどの差にはならないでしょう。
お礼
丁寧なご説明ありがとうございます。 プリンター初心者なのですが とてもわかりやすかったです! ありがとうございました!!!