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新古書店でのセドリについて(長文です)。
先日、たまたま立ち寄ったブックオフのレジに控えめな張り紙が。 「業者の購入はお断りします」というような内容でした。 要するに「セドリ」お断り、と言う意味だと理解したのですが。 しかしブックオフは、いわゆる「レア物」にそういったオプション的な価値を認めない、純粋に本の物理的な状態のみで査定する、という建前だったのではないでしょうか。そうすることで古本の知識のない素人を安い賃金で働かせることを可能にしたのではないでしょうか(誤解のないよう申し添えますが、この2文に否定的な意味合いはありません)。 だから既存の古書店ともある程度住み分けていたし、また「レア物をセドリできるからむしろ歓迎」という古書店主の発言も目にしたことがあります。 「目利き」の従業員を雇用・養成することを放棄し、「レア物」にそういった価値を付与しないという方針を打ち立てたということは、そういった「セドリ」も承知の上だったのではないでしょうか? ただ、過去のこちらでの皆さんの質問やその回答を見ていくと、全店舗共通のシステムでやっていると思っていたブックオフも、実際は個々の店舗でやり方が違ったりするようなので、もしかしたら私の立ち寄った店舗で何かトラブルがあったのかもしれません。実際、その張り紙は本当に目立たない、控えめなものでしたし・・・。 その店舗の従業員に訊けば良かったのですが、その時はそれに気づかなくて・・・仕事のついでにたまたま見つけて立ち寄った店舗なので、もう一回行って訊いてみる、というのも難しい状況です。 長文になってしまい申し訳ありません。こういった事態の経験のある方、何か心当たりのある方いらっしゃいましたらお教え願えればと思います。 また一般的に「セドリ」という行為はどう思われているのでしょうか? 良くないこととされているのでしょうか?
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質問者が選んだベストアンサー
もっともな疑問ですね。 自分も同じ意見です。ブックオフは専門の古書店の方は、よく使ってるそうです。それが既存の古本屋さんとの棲み分けでしたからね。 機械のほうのブックオフ(ブックオフって言わないかも)も中古OA屋さんがたまに使ってるそうです。 いいものレアモノがさり気なくおいてるので買ってきて修理して売るといい商売になるといっていました。 件のブックオフさん、小さく書いてるのでしたらその店の店長が物知りで、個人的に嫌なのでそのようなチラシを貼って牽制しているって感じでしょうか?
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- nakaizu
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確証はありませんが、同じような本を大量に買っていく人に対する警告文だろうと想像します。 たとえば、マンガ喫茶を開くのでコミックを1万冊売ってくれという客が来たとします。一度にそんなに多量に売ってしまうと、すぐには補充ができませんのでしばらくの間は棚がガラガラになります。こういった状態を棚枯れといって、商売人はとても嫌います。(品揃えが悪い様に見えたり、はやっていない店に見える為) 似たような経験をして、その店長は懲りているのではないでしょうか。 せどりを嫌う店主もいるでしょうが、普通のせどりは悪いこととは思いません。ただし、大量に買っていくのは問題になることもあるでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。 要するに、その店側の都合もある程度考慮した「常識的な」買い方をして欲しい、というメッセージであると考えられる、ということですかね。 確かに幾らお客とはいえ、そういったマナーも必要でしょうね。やっぱり何かトラブルがあったのかも知れませんね。
補足
そろそろ締め切りとさせていただきたいと思います。 回答して下さった皆さん、ありがとうございました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。 できることなら4人全員にポイントを差し上げたいところなのですが、そうもいかないので、今回は先着順とさせていただきました。ご了承下さい。
- madoushi
- ベストアンサー率18% (45/246)
ご意見には全面的に賛成です。ただ、ごく控えめな張り紙であることから、そのお店の店長さんご自身の経験上の問題のように感じます。で、セドリですが、行為自体は悪いことではなく、ブックオフにとってもプラスメリットがあるように私も思います。地域的な差があるのと、私が所謂マンガマニアに属する人間のせいで、我が家の近所にあるブックオフでは、私は100円コーナーの愛用者でしかありません。おそらくセドリする方もいらっしゃるのでしょうが、総じて石ノ森章太郎、永井豪、手塚治虫、あたりの作品は、見つけたときに購入しないと翌日には姿を消している場合が多いと感じます。著作権の問題はありますが、ブックオフをはじめ、古本屋さんのおかげで、新刊本の書店で3ヶ月程度で姿を消してしまう書籍たちと巡り会うことができて、私はそうした業界を応援したいと思います。しかし、セドリはそれほど割りのいい商売ではないとも思います。余談ですが、芳崎せいむさんのマンガ「金魚屋古書店出納帳」は内容も面白く、セドリのイケメンのお兄さんも登場するお勧め作品です。
お礼
回答ありがとうございます。 やはり、その店舗の店長個人の考え方である可能性が高そうですね。ブックオフ全体の方針、というのは考えにくいですね。 また、「新刊本の書店で3ヶ月程度で姿を消してしまう書籍たちと巡り会うことができて、私はそうした業界を応援したいと思います。」とのことですが、私も同感です。 新刊本の書店で注文してみても来なかったり、1ヶ月以上かかった挙句状態の良くない本が来たり、という経験もありますし。 あと「金魚屋古書店出納帳」ですが、雑誌で紹介されているのを見て気になっていたものの未見でした。やっぱり面白そうですね。探して読んでみたいと思います。
- dawasa
- ベストアンサー率35% (19/54)
セドリには詳しくありませんが(笑) 部分的で、一般的な答えしかできませんが、たぶん関心に重なるところはあるとおもいます。 まず、ブクオフですが、フランチャイズの店が多いはずですから、そうした店はそれぞれの店独自で利益を出さないといけない、ないし利益が自分(店主)の収入と直結する、というふうになっていると思います。内情を知っているわけではありませんが、大枠のルールや企業方針があっても、細かいところは店の裁量なのではないでしょうか。そういう感じで、セドリを苦々しく思っている店主がいるのかもしれません。 ここで言うセドリについては、別の古本屋の店主がやるものと、いわゆるセドリの人がやるものとありうるでしょう。セドリそのものは私だって明日からやろうと思えば、力量はともかくやれますから、それと一般のお客さんを区別しようなんていうのは無理な話ですね。良心に訴えているのでしょうが… さて、店にとってのセドリの弊害は、その店から「掘り出し物」がなくなってしまうことです。店の立場からすると、その地域でのリピーターをがっちりつかんで、繰り返し来て、売ってもらいまた買ってもらい、というのが理想的なはず。そのためには、一定数の多数なお客さんにそれぞれ「掘り出し物」を見つけてもらって、その店に通ってもらいたいわけです。そこへ仮に一人のプロが来て、「掘り出し物」をかたっぱしから買っていってしまったら、それ以外のお客さんにとっては、相対的に魅力のない店に見えてしまうでしょう。 以上が一般的な、被害(?)の、あくまでも可能性です。そうは言ってもブクオフでどれだけ実質的な影響があるかというと、疑問です(店を見ていないのに軽率ですが)。通の客をひきつけるためのコーナーを作った場合は値段もちゃんとしたものを付けるでしょうし。 ブクオフの100円コーナーから、より専門性のある古本屋へ本が移っていくことは、ブクオフにとっては商品の回転が速くなり、古本屋にとっては安く仕入れられ、読者にとっては本が見つけやすいところへ動いたことになり、基本的には丸く収まっていると思います。 またセドリって言っても知らない人の方が多いように思います。
お礼
回答ありがとうございました。 納得の行く回答でした。
補足
セドリって言っても知らない人の方が多いように思います。 >そうですよね。質問するとき迷ったのですが、古本に関心のある方ならご存知だろうと思ったのと、質問文がかなりの長文になってしまったのでこの上「セドリ」の説明を入れると余計長くなると思い敢えて説明なしで使用しました。 でも改めて考えるとやっぱり不親切でしたね。 今更ですが、知らない方のために説明すると、「セドリ」とは、大雑把に言うと、転売(して利益を得る)目的で古本を購入することです(もしかしたら微妙に違うかもしれませんが、少なくとも私はその意味で使用しました)。
お礼
回答ありがとうございます。 なるほど、考えられますね。
補足
もうしばらく締め切らないでおきますので、セドリについてなど、知識・経験お持ちの方いらっしゃいましたらご教示いただければと思います。