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CDとiPodとMac
CDとiPodとMac 先日、CDで音楽を聴いている、という話をしたら、「CDプレーヤーでは音の立体感が無くてつまらない音になる。できればiPodかMacかレコードがいい」と言われました。 自分としてはあり得ない意見だったのでびっくりしたんですが、実際のところどうなんでしょう? 普通に考えてmp3はCDよりも音質は低下すると思っていましたし、Macがいいという根拠も分かりません。レコードについてはあまり聴いたことないので分かりませんが。 mixiのコメントに書かれていたので返事をもらえることもできず、いまだにモヤモヤしています。 どなたご回答よろしくお願いします。
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しばしば議論されるところですが、「音が良い」というのは、分かったようで分からない概念です。 まず、「客観的に(あるいは科学的に)見て良い」というレベルの議論があります。測定器で調べたときに、高音質であると定義されている数字を出せる、というものです。他方、「自分の耳に心地よい」というレベルの議論もあります。これは、測定器うんぬんの話ではなく、もっぱら個人個人の好みの問題です。 難しいのは、必ずしも「客観的な高音質」と「好みに合うかどうか」とはリンクしない点、そして、「個人の好みは他人には理解しにくい」という点、さらに、「音を言葉で表現しきることは不可能であること」、「1つの言葉でも人によって解釈に幅があること」などの問題があります。 そして、もっと根の深い問題として、もともと音楽・音質というものが人間の心理面に即したものである以上、100%科学的な視点だけでは割り切れなかったり、科学的な証明が難しかったりする、という問題もあります。 音質を語る際は、この辺りをきちんと意識しておかないと、言葉の表面上は意見が一致したように見えて、実は全く違うことを思っていた、ということになりかねません。さらには、お互いの言い分(真意といいかえても良い)を全く理解できない、ということにもなります。 --------- さて、これをふまえて考えると、 (1) 一般的に、MP3は「情報の間引き」によってデータ量を減らす技術なので、CDに比べて「客観的に劣る」と考えるのが普通です。しかし、特にポピュラー音楽などでは、むしろある程度の間引きをした方が良くなる(科学的に良いのか、主観的に良いのか、まで言及した例は知りませんが)、というオーディオマニアの意見もあります。 (2) レコードや真空管と、CDやトランジスタというのは、長らく論争のあるところですが、これも、どんな客観的指標をもって議論するか、好き嫌いの議論とどう切り分けるか、という部分で既にかみ合っていない場合が多いように思います。たとえば、一方は科学的にはCDの方が優れていると思って「CDが良い」と主張するのに対して、もう片方はレコードの方が好みに合うと思って「レコードが良い」と主張したのでは、議論のレベルが違うので、不毛な論争になるばかりです。 (3) Macが良いというのが、Macを含めたパソコン全般なのか、Windows機に比べて、という意味なのか、判然としません。これも、議論のレベルがかみ合っていない一例です。 実用上は、Macだから、Windowsだから、という理由だけで音質の優劣が決まることはありません。最近では、音楽制作はパソコン上で行うことが一般化していますが、Macを使うプロもいればWindowsを使うプロもいます。CDを聞いただけで「やっぱりMacで作ってるから音質がいいね」などという人は、ちょっと考えられません。 (4) iPodは、確かに便利なプレーヤーです。専用Dockなどを使えばなかなかの高音質を得られ、今まで何100万円というクラスの製品だけを作ってきたメーカーからも、iPod用のオーディオ機器が発売されています。ただ、これも、科学的な良し悪しと好みの問題とを切り離せないので、絶対に、万人にとってCDより高音質であることを保証するものではありません。 --------- 要するに、大事なことは、「どういう理由で良いといえるのか」、「その『理由』が科学的な根拠である場合、それは証明されているのか」ということです。 まず、前者の段階で、科学的な議論か好みの問題かが切り分けられます。後者は、証明の有無が重要です。証明のない科学というのは、科学の名を借りた嘘八百かも知れず、いちばんタチの悪い部類です(たとえば、水道管につけると「波動効果」で水質が良くなる、など)。 もう1点、プラシーボ効果といって、「そうかも知れない」と思うことで判断が狂うことがままあります。Macが良いと信じている人に、目隠しをして、Macで再生しますと嘘をついてWindows機で再生したとき、果たして見破れるか、かなり疑問です。 結局のところ、音質を追求するのは結構で、エセ科学を信じるのも自分の耳を信じるのもその人の自由だが、それを他人に押し付けるのはナンセンス、信頼に足る理由を示せない人の意見は、話半分に聞き流しておけば良い、ということです。もちろん、私の意見も、です。
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- iBook 2001(@iBook-2001)
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はじめまして♪ 不思議なお話ですねぇ~。 ただ、そういうコメントをされた方のCDプレーヤーで再生したときの聞き方、iPodならイヤホンでしょうし、マックでもイヤホンやヘッドホンかなぁ? CDプレーヤーの時はミニコンポのスピーカーとかでしょうか?? とにかく、そのようなコメントをされた方の環境と感じ方の意見ですから、一般論の「音がいい」と言う比較では無いでしょう。 条件によっては、10万円のコンポより、1万円のiPodの方が「音がいい」と感じる人が居ても、なんら不思議ではありません。 ただ、他の人も同じように感じるか? こっちは多いに疑問ですね(苦笑) 圧縮した音源の、べたっとしたような、全体がゴッチャでお団子状態のようなサウンドを聞き慣れていると、そういう方向の音が好きに成る人が居ても当然でしょう。 本来は、演奏者ごとの空間とか、音と音の距離感なども実際の演奏には存在しますが、圧縮音ばかり聴いている人にとっては、空間が開く事で「スカスカ」な感じと思ってしまうのかもしれません。 本当に良い音楽で良い録音の場合、かなり音量を高くしていても圧迫感が少なく楽しく聴ける物が有りますが、そういう音源の場合、音量が小さい時は圧迫感が少ない分、迫力が足りない様に感じる方も多いようです。音源を圧縮すると空間表現部分の音がかなり少なく成りますので、そういう音傾向を好む人には、今回のような発言が有る事も十分に想像でしますね。 ちなみに、私もMac愛用ですがかなり古い機種ですよ。iPodは持っていませんが、ケータイ電話のSDオーディオ機能を利用しています(この機能の利用にはMac未対応ですから、Winで転送ですけれどね) Windowsパソコンの場合、多数のメーカーが販売しているので、コスト競争等でスペックはクリアしていても、実質音が良くないパソコンがかなり流通していますので、そういう意味では1社しか販売していないMacが有利でしょう。 実際にハンドルネーム通りの2001年製の最安値のMacでも、本格的なモニターヘッドホンで不要なノイズや違和感は極小です。 最低限のオーディオ性能がクリアされていましたので、今ではWEB閲覧に問題が出るご老体ですが、サブシステムのオーディオ再生機として利用してますよ。(笑) とにかく、MacやiPodが「音がいい」って事はありません。 アップル社は生真面目に、その中でコストダウンを考えて製造販売しているだけですから、本格的なオーディオ製品に敵うはずが有りませんよ。(そもそも、アップル社のパソコンをマッキントッシュと言う名前で販売したため、同じアメリカの高級オーディオ専門ブランドのマッキントッシュ社と訴訟問題が有りました。その結果、アップル社は当時のオーディオ製品と言うジャンルでは製品販売出来ません。あくまでもコンピューター関連商品に規制されています。 iPodはパソコンの中の音楽等を外に持ち歩く道具で、パソコンの周辺機器と言う範疇です。 世界中にヒットしたのに、本来のAppleがiPod用アンプやスピーカーを販売していないのが、大昔の裁判結果によるんですよ~。) あぁ~ また 直接的な回答から脱線した蛇足が長くなっちゃったぁ。ごめんなさーい。
- takaniro
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MacがPCを指すとして・・・「iPodかMacがいい」とはSFC(Sound Field Control)等の機能の有無を言っているのでは?SFCを利用すれば、「音の立体感」という言葉(ホールや野外ステージなどの残音や反響音を擬似的に再現するので)も納得出来るのですが。 ただ私はほとんど利用していません。むしろ利用時の残音や反響音が耳障りに感じるので・・・レコードに関してはごく一部の人を除き、多くの人がCDの方を好むと思います。よほどの機器を利用しなければ、レコードの利点ではなく、欠点(ノイズなど)ばかりが目立つ。
- nijjin
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例えばPCならUSB DAC、iPodならロスレスでデジタル出力用のドッグを使いDAC レコードならMCカートリッジ+MCトランスやヘッドアンプ そう言ったものを使って単体のアンプやスピーカーから鳴らせれば音質は非常によくなります。 しかし、それらにCDプレーヤーを加えれても同じように良い音になります。 CPプレーヤーがよほど酷いものでなければ・・・ですが。 MP3やiPodはロスレス圧縮にしない限りCDよりも音の情報が欠落してしまい音質が落ちます。 MacやDOS/VなどはサウンドカードやUSBサウンドデバイスで音は変わります。 また、デジタル出力してDACを通せば良い音になります。 それなりの形式にしたりそれなりの機材があれば良い音にはなりますがCDを超えるとまた別の話です。 元の情報がCD以上の音質であるなら可能かもしれませんが同等かそれ以下では超えることは出来ません。
- 10423163
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通常の場合で考えますと、既に回答されている様な内容になりますが、相手がオーディオマニアと言っている場合は、ちょっと違う場合があります。 1.iPod高音質再生方法 一般的なCDプレーヤーは、CDよりデータを読み出しばがらDAC(デジタルアナログコンバータ)でアナログ信号に変換し再生します、この際データの読み取りミスがいくらか発生するのを補正しています。 これが音の劣化につながる(らしい)ので、iPodを使いCDからPCにインポート(当然無圧縮のWAV形式です)しますが、この際CDプレーヤーと違い読み取りミスは補正でなく、再度データを読みに行きます。なので、CDデータから補正無しのデータが読み込めます。 このCDプレーヤーより完全なデータのデータ再生機としてiPodを使います。アナログ化は、iPodに高音質DAC接続して、iPodにDAC作業はさせません。 最近はこの様にCDデータの補正なし再生をするパターン・・・CDプレーヤにHDD付きも販売されています。 また、iPodnanoであれば、回転系なしの再生システムになる事も音質改善に一役買っているらしいです。 2.Mac高音質再生方法 上記のiPodの代わりをMacにさせようと言うものです。また最近では、CDフォーマットより高音質な192kHz/24ビットなどのハイレゾリューション音源をネットからダウンロードできる様になっていますので、CDより元々高音質な音源ファイルを入手、Mac(デジタルデータ)⇒高性能DAC⇒アンプ⇒スピーカーで再生する方法もあります。 3.レコード? レコードのデータはCDよりも高音部分については多く含んでいますが、CDは20kHzでカットしています。なのでSACDと言う100kHzまでの新しいフォーマットも出来ましたが、それほど普及しませんが。 なので、CDよりアナログレコードの方が良い・・・ただし相当気合とお金をつぎ込まないと難しいですけど・・・と言われる意見も結構聞きます。 以上の様に、オーディオマニアと言われている方ならば、上記の方法を使われているかも知れません。
- yosifuji2002
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その意見を言った方の音楽環境がどのようなものかによると思いますが、多分あまり高価なステレオ装置を持っていないのでしょう。 安価なミニコンポに比べれば、MP3プレーヤーやパソコンの音楽をヘッドフォンで聴いたほうが良い音に聞こえるということ、これはあるかもしれません。また部屋の影響を受けないということもあります。 また、同じコストならば、その意見は間違いともいえません。 ただ、#1の型も述べられたように、CDは非圧縮でMP3は圧縮された音ですから、CDがMP3より悪いわけがありません。一般的にはわからない程度の差異であるといわれていますが。 レコードは現在では全くマニアの世界のものですが、CDが出た後で数年でレコードがなくなったことでお分かりのように、一般的にはCDの方が殆どの特性でレコードより優れているのは事実です。それでもレコードの方が良いという人もおりますが、これは個人の好みの問題で、いわば懐古趣味というようなものでしょう。 そのご意見を言った方に、本当に良い音響装置の音を聞かせたら、多分ご自分の無知が判るのではないでしょうか。 でも、最近は趣味のオーディオがマイナーな趣味になって、ミニコンポ以上の装置を持っている人がかなり少ないというのも事実です。これは大変残念なことですが、ポータブルプレーヤーの愛好者にも是非一度は本格的ステレオの音を経験していただきたいものです。
- daru-game
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基本的にはCDの方が音質はいいはずです。 圧縮方法と再生条件によってはその差が分からないことはあると聞きます。 いずれにせよ、その方の勘違いだと思います。
お礼
たしかに分からないくらいの差かもしれませんが、CDが劣ることはないですよね。 ありがとうございました。
お礼
んー・・やっぱりそうですよね。 非圧縮のCDが圧縮されたmp3に劣るわけないですものね。 その人は自称オーディオマニアだそうですが、なんせmixiのみしか接点がないので分かりません。 変な疑問が晴れました。どうもありがとうございました。