音の良さというのは、人それぞれの感覚です。
充分いいと思う人にはいいですし、違いがわかる人にはきれいではない音です。従って個人感のきれいかどうかを他人が言ってもしょうがない部分もあります。ので理論上の説明だけをしておきますので、その理論と実際に聞いた音からご自分で判断してください。
理論的には、人間に聞こえる音は20Hz~20KHz(可聴周波数)とされています(もちろん個人差はあります。)。
そういう実証データにもとずいて、CDに記録されている音は、デジタル変換データを節約するために、聞こえないとされる、可聴周波数外の音は記録されないようにカットして記録しています。(アナログレコード
には、可聴周波数外の音も記録されています。)
但し、デジタル記録のCDなどは、レコードやテープなどと違い、記録するときも再生するときも、ノイズの影響が殆どないということと、聞いているうちに音が悪くなっていくなどのような経年劣化も実用上は無いに等しいということで、「きれいな音」とされています。
CDのような、アナログ音を、理論上そのまま記録したものをリニアPCM音声といいます。
でも実際には、可聴周波数以下の周波数の音も、それ以上の周波数の音もあって、干渉の影響で可聴周波数外の音が、可聴周波数内の音に影響を与えています。
CDに録画した音が、実際の原音やレコードに比べて音が冷たいとか硬いと感じたり、少なくとも原音と一緒か?というとそうじゃない印象があるのは、その影響もあるといわれています。
で、その後誕生した、DVDやMDやipodなどに使われている音は、
リニアPCMのような音を、小さいメディアに記録するために(簡単に言えば)「たぶんこの音は聞こえなくても大した影響ないだろう」というものなどを削ったりしてさらに圧縮したものです。
少なくとも、CDよりは、乱暴に言えば、より原音からかけ離れた音になります。(それを悪い音というかどうかは考え方によります。)
ipodの記録に使われているmp3というのは、もともとDVDに記録するためのデジタル映像記録のために考案された音声圧縮方法で、MPEG Audio Layer-1,2,3(mp1,mp2,mp3)とあるうちのLayer-3のこと(もっとも圧縮度合いが高いもの=その中では音が悪いもの)で、今のmp3は、その後若干の改良があって初期のころよりはいい音になったといわれています。
極めて乱暴に言えば、概ねアナログレコード>CD>MP1>MP2>MD SP>MP3≧MD LP
となります。
少なくとも、普通のヘッドフォンステレオタイプのヘッドフォンでも、同じ局をよくよく聞けば、CDの方が、mp3より音がいいのに気がつきます。
ただ、電車内で聞いたり、何かしながら小さな音で聞く分には気がつきにくい程度の差かもしれません。ipod(mp3)の最大のメリットはデータ量が小さい割にはまともな音ということですから。
お礼
ご回答ありがとうございます。 自分の耳が肥えているかどうかはわからないのですが、外でもヘッドフォンによって音質は変わるように感じますので、プレーヤーもかわれば同様に音が違って聞こえるんじゃないかと思います。ipodが自分の耳に合うことを期待しています。