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守って守って、1-0で勝つサッカー
守って守って、1-0で勝つサッカー 昨日のカメルーン戦の勝利は素直にうれしいです。 でも試合自体は、正直言って面白くありませんでした。 守って守って、リスクを冒さず少人数で攻め、 少ないチャンスをモノにして1-0で勝つ。 岡田監督は現実路線に舵を切ったのか? なによりも勝つ事は至上命題ですが、 こんなサッカーをしていたら、せいぜい決勝トーナメントに進出できるぐらいで、 ベスト4など到底無理なのではないでしょうか?
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「引いて守ってカウンター」とよくいいますが、実はこの言葉には、省略されている部分があります。本来は「(まず)引いて守って、(それから)カウンター(を仕掛ける)」です。 成功するカウンターには、偶発的なものは殆どありません。 ラインをコントロールする人が、ボールがサイドに行ったときに(1)こっそり(これ重要)ゾーンをそのサイドに寄せて、さらに(2)5-10m前に上げます。極端に言えば、長方形のゾーンが正方形に近づき、それが一気に前に上がる感じです。これらの作業で相手チームの選手もこのサイドに集まってきます。同時に、(3)2-3人の選手が守備を離れ、ボールと反対側のサイドにさり気なく行って攻撃の準備をします。 凝縮された選手たちでボールを奪い、一気に開いているサイドに展開するのがカウンターです。 実はこの作業は、かなりハイリスクです。 もし相手がプレスを回避もしくは意図に気づかれれば、ゴールに近い位置で、ぽっかり開いた反対サイドをさらけ出します。つまり、相手はより近い位置で、カウンターと同様のプレーが出来ることになります。また、カウンターが始まっても、ボールを取られれば同じことです。 カウンターを開始して要求されるものは、速さと慎重にボールを失わない選択です。綺麗に作業を遂行することであって、泥臭さや一か八かのチャレンジは、せっかく広いスペースを造り出したカウンターの意味がありません。 というわけで、カウンターは「引いて守る」こととは別の作業です。ただ、連続して行われているだけです。 今回の最良として決めた目標は1-0でしたので、そこで試合を終わらせる(引いて守ってカウンターなし)ことになりました。 女性関係や仕事でも、目標を達成した後に「行けるとこまで行ったろう」ってのは、たいてい失敗しますよね。 あと、「決勝トーナメント」が「せいぜい」とは・・・・豪気ですね。
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- qto10083
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緒戦の入り方をどう捉えるか、それは監督次第でしょう。 だから試合前に、前半は例え1点取られた状態でも、決して悪くはない。というコメントを残していたわけで。 それが思わぬ形で先制点をとり、敵の攻め手がヌルい。守りきるのも良いとおもいますよ。 それに解説も連呼していたが、先制点を取れば、予選リーグではほぼ勝ち点をもぎ取れるというデータがあるように、 唯一の例外が日本の逆転負けのみという事実があるように、あの試合で後半攻める理由は見つからないというのが素人の意見です。
- eroero1919
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イタリアが、そういうサッカーで過去4回優勝しています。GK含めて8人で守り、3人で攻めるというようなサッカーですね。イタリア人FWの決定力ってえげつないものがあるので、たった3人でも取れるときはきっちり点を取るんですよね。まあ一般的には面白くないといわれていますが、ことカルチョ(サッカー)に関しては超現実主義のイタリア人はそれでいいと思っているみたいですね。 一方、攻撃にこだわるのがオランダ。1-0で勝つより、2-3で負けるほうを選ぶなんていわれています。そのせいか、オランダは過去W杯で優勝なしです。 岡田監督が現実主義に舵を切ったのはいいことでしょう。事ここに至って理想主義を振り回されても三連敗じゃ誰も相手にしません。ベスト4に関していえば、そもそもそれが誇大妄想です。W杯のベスト4というたら、日韓大会の韓国のような番狂わせを除けば過去優勝経験がある国で占められるような世界です。野球のWBCでオランダの監督が「ベスト4を目指す」といったら、まあ、頑張れよ、可能性はないとはいえないよね、と半笑いでいうでしょう?それと同じです。サッカーには、野球よりも強豪の国がいっぱいあります。 カメルーン戦は、いい試合だったと思いますよ。後半はしっかり守るという意思統一がされていました。ドイツ大会のオーストラリア戦の轍は踏みませんでしたね。特に最後の方は運頼みの単純なクロスに頼るしかありませんでした。エトーは前を向かせなかったし、両サイドもかっちり守って危険にサイドをえぐられる場面はほとんどありませんでした。サッカーを見慣れない人が思うほど危ない場面でもなかったと思いますよ。かつての私がそうでしたけど、サッカーを見慣れていないと相手がボールを持っているとやたらと不安になるんですよね。でも実際は、相手がボールを「持たされている」「回されている」という場面があるんですよね。まだ日本代表はその域にはいないと思いますけど、アルゼンチン代表なんてそのへんの駆け引きが惚れ惚れするほど上手です。 攻めるってのはリスクを負うってことですからね。前がかりになればカウンター喰らうと危険極まりないです。やっぱり悲しいかな、日本人はそういうリスクを背負う覚悟ってのは持てない民族だと思います。だって、振られる覚悟を持ってガンガン女を口説く奴なんて、100人に1人もいやしないじゃないですか。
カメルーンのあの状態では、2点目を狙うことも十分に可能だったのにそれをしなかった。(グループリーグは得失点差がものを言うことが頭になかったのか?) パスをつなごうとしてもつながらない。やたらカットされる。 そんなチームですが、終盤の怒濤の攻めをしのいだことは評価に値すると思います。 この「負けたくない気持ち」を忘れなければ、確かにベスト4は絵空事とは言え、少しぐらいは近づけるのではないかと思います。 あと、勝つためには何より泥臭さが必要です。 「守って守って、リスクを冒さず」など、世界のトップチームには通用しないでしょう。あっという間に餌食です。
お礼
とにかくゴールが見えたら遠目からでもいいから、 シュートを打ってほしいです。 今の日本では世界のトップクラスが相手では、 ペナルティーエリア付近まで攻め込むことすら無理でしょうから。 ありがとうございました。
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お礼
確かに守備への意思統一、特に体を張った守備は見事でした。 エトーにも決定的な仕事をさせませんでした。 コンディションの悪かったカメルーンには勝つ事ができましたが、 さて、このサッカーがオランダにも通用するのか? お手並み拝見ですね。 ありがとうございました。