社会のため。
ある程度のレベル以上の大学にとっては、学生のことなんて、どうだっていいんです。
大学は、研究機関であって、教育機関としての役割は、自分自身の研究所に働く人を養成するために過ぎません。学生は、研究室や研究所のために存在し、勉強に励むんです。
この手の大学は、研究・学問の発展を通じて、社会への貢献を行うために存在します。特に基礎研究は大学でなくては出来ない分野が多く、そのため、国は多額の資金を提供しているわけです。
それよりも下のレベルの大学では、社会の養成に応えて人材を提供するために存在します。これもある種の社会貢献です。
大学生のために大学が使うお金の半分以上は税金です。これは私立でも国立でも同じです。大学生は、大学にとってお客さんではないんです。勉学をしたい人に学ばせてあげているという場所です。
もちろんこの場合も、学生は、研究所や研究室のために存在しています。社会に貢献出来る人材を送り出すことが役割であり、ついてこれない学生や社会に役立たない学生が大学を辞めてもそれは大学にとっても、その人材を待っている社会にとっても望むところです。
もっとレベルが下の大学は、ビジネススクール化していて、学生は、学費と国の援助というお金を運んできてくれるお客さまです。その手の大学に進学するとわかりますが、手厚い援助をしてくれます。4年間無事に過ごして卒業をしてもらえないと、学費も補助金ももらえませんから、とてもとても大切に気持ちよく過ごさせてくれます。
そういう大学は、老人が多い病院と同じような経営方針ということですよね。
で、ご質問者さんの大学は、どんな大学なのでしょうか? それによって回答が全く変わってしまうので。