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経済的な豊かさと、メンタルヘルスについて

経済的な豊かさと、メンタルヘルスについて 今、社会問題となりつつつある、ニート、ひきこもり、うつ、その他諸々の心の病、心の悩みは、経済的に豊かになったために起こったものですか? 食べることに必死な時代には、メンタルヘルスを患っている暇がないから、なるのですか? そのような意見が未だ日本人の意識にあると思いますが、では、戦争や貧困であることが、メンタルヘルスには良い条件になりますか? それは単に、心の問題を直視しないこと、抑圧と言えるのではないでしょうか?

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  • ベストアンサー
  • k135j
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回答No.1

確かにこの手の話しはよく聞きます。別の例で言うならば、「日本人は豊かになったから暇になって変質者が増えた」とかね(^^ゞ。 でもこれは逆だと私は思います。メンタル的な病にかかるような環境が、豊かなものであるはずがありません。人間にとって好ましくない環境だから精神的にトラブルを抱え込むことになるのです。現代社会における経済的貧困もその要因の1つであると言えます。戦争などが起きれば、当然精神疾患者の数は増えます。現にイラクに派遣された米兵の精神悪化が問題視されています。日本の戦時中や戦争直後もおなじような状況であったと容易に推測出来ます。単に当時の精神医学が未熟であったがゆえに、その存在自体が無視されていただけであると思われます。 経済的に豊かになったから鬱病患者等が増えたというのは、悪意のあるデマです。バブル経済崩壊以降、精神疾患者の数は確実に増えています。 このような間違った考え方は、貴方の仰るとおり、心の問題を直視していないことになると言えます。

cibone
質問者

お礼

現代社会における経済的貧困もその要因の1つ >経済発展途上国に比べれば、日本の貧困は貧困のうちに入らない、とも言えるかもしれません。貧困そのもの、よりは、相対的な貧困(貧富の差、格差社会)により(差による苦しみ)、心の病や犯罪が起こる、と言えるかもしれないと思いました。つまり、周りが飢えていれば、自分が飢えても心は屈折しないと、、 現にイラクに派遣された米兵の精神悪化が問題視されています。 日本の戦時中や戦争直後もおなじような状況 >PTSDの類は相当の数にのぼるのでしょうね。 単に当時の精神医学が未熟であったがゆえに、その存在自体が無視されていただけであると思われます。 >当時、日本にも、多くのPTSD患者が生まれていたのでしょうね。戦争直後、食べることに必死の時代には精神科にかかることもしない時代だったし、PTSDという概念すらない。テレビなどで、PTSDを話題として取り上げることもないから、誰もその存在に気づいていないと言えますね。 ただ、摂食障害などの、食行動異常などは、食べることに必死の時代には起こりにくいと思いますが、どうでしょう。また、ニート、ひきこもりといった状態も・・・ 戦争の前線に借り出された兵士のPTSDは理解できますが、 戦時下の貧困で、食うや食わずの時代に、日本に残された女、子どもなどに 心の病を患う人が少なかったかもしれない。 皆、食べることに必死、生きることに必死の時代には、心の病で悩むということがなかったのでしょうか。 経済的に豊かになったから鬱病患者等が増えたというのは、悪意のあるデマです。バブル経済崩壊以降、精神疾患者の数は確実に増えています。 >なぜ、悪意あるデマを流す必要があったのでしょうか? バブルが崩壊して、精神疾患者が増えたというデータがある場合には、経済的な豊かさが、心の病を生む背景になる、と言えないかもしれませんね。 犯罪などが増えるのは当然だし、犯罪も一つの心の病とも言えるわけで・・・ ご回答、ありがとうございました。 大変参考になりました。

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noname#115486
noname#115486
回答No.3

 世界的に見ると、日本のうつ病患者はとても少ないです。http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/2156.html(この表を見る限りでは世界最下位のようですが)  この理由について、「日本人はうつであっても、病院に行かないからだ」という人がいますが。でも、その理由ではなぜ、インドでうつ病と診断される人が多いかについて説明出来ません。インドの方が絶対に病院に行きにくいはずなのに。アメリカだって、無保険の人が大勢いると報道されているくらいですから、うつになっても精神科に気楽にいけない人が多いはずなのですが。  一つの仮説としてあげられるのが、「日本、中国、韓国、台湾等東アジアでうつになる人が少ないのは、集団主義(家族主義)社会だから」という説です。http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/2140.html  あるうつの本にも(アメリカ人が書いた)「ある(未開発)地域では、うつ病の人はいない。なぜなら、ある人が牛を失って嘆いていたら、回りの人がかわいそうに思って、別の牛を与えてくれるからだ」と書かれていました。ある人が嘆いていたら、誰かがかわいそうと言ってその損失を補てんしてくれる社会ではうつになる人が少ない可能性があるということです。つまり、個人主義(または、自己責任論)はうつにとって、駄目だということです。  ちなみに。最近うつが言われるようになった理由として、効果的なうつの薬(少なくとも、副作用は少ない。以前はうつ病でも投与不可能とされる人が大勢いたらしいというのを読んだことがあります)が発明されたこと、また、それによる、製薬会社による「うつになったら、病院に行こう」キャンペーンの成果が理由としてあげられています。  ちなみに。私の知る限りでは、「アスペルガー障害」なんて、言いだしたのはここ数年の話だし。ADHDなんて昔からいたでしょうが、誰もそんな単語を知らなかったし、言う人もいなかっただけでしょう。  西原恵理子さんの本(『この世でいちばん大事な「金」の話』)を読むと、極貧家庭にも、引きこもりがいたことが分かります。  (日本が)バブルの頃は、NHKの全国ニュースで、「米の盗難があった」というのが、報道されていましたが。米の不作で外国から米を輸入せざるを得なくなったら、一大事で大騒動だったのですが。  ちなみに。PTSDは、イスラエルで、ナチスによって強制収容所に入れられた人の間で、おかしな現象が起きているということから、発見されました。要するに、世の中が平和になったからそういうことが研究される環境になった訳で、世の中が戦争だったら、誰もそんなこと研究出来ないということです。  管さんの、「不幸最少社会を目指す」は変な意見だと思っています。平和になればなるほど、小さな不幸が発見されるというのが社会の構図ですから。  発展途上国にも、PTSDの人いますが。麻薬中毒(覚せい剤の人もいる)とか、セックス依存症になったりしているみたいですね。精神病の人も、みんな裸にして、手錠でその人の足とベットの足とを結び付けているだけ、とか。PTSDなんて、どうせ治療法もないし。(少なくとも、発展途上国においては)ネパールでは、統合失調症の診断を出来る医者がいないと聞いたことがあります。(多分、その知識を持っていないのでしょう)インドで、うつの人が多いとされる理由も、「変な人はみんなうつの薬を投与しましょう」という方針のせいのような気もしますが。

cibone
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 貧しい国に精神疾患の患者はいない、というよりは、精神疾患という言葉がない(知識がないことのたとえとして使わせていただきます。)というほうが正しいような気がしました。 豊かさについて、日本の今と昔を比べていましたが、現在でも、世界に貧しい国があるのだから、それを見ていくと経済的、物質的豊かさとメンタルヘルスの関係が見えてくるのですね。 大変参考になります。 未開発地域では、精神疾患の人がいても、それを診断できる医者、医学的知識等が立ち遅れているのですね。 貧しい時代に、精神疾患が起こりにくいとすれば、それは生きることに必死なために、精神疾患にかかっている暇がない、考えている余裕がない、という理由よりは、助け合いの精神が、その時代にはまだあった、ということからのようですね。 現代は、モノに恵まれていても、心が貧しい時代。自分さえよければ良い、という精神が蔓延しているために、うつ病等起こることもあるわけで、医療面ではむしろ進んできているわけですね。

回答No.2

自分を育てる機会を奪われてしまうことが増えてしまったことで 精神的な成長が止まったままになっているのだと思います。 余裕ができたことで他人に干渉することが増えてしまう。 どんな干渉かといえば、なるべくなら最短で上手くできるように するために極力失敗や間違いをさせないように監視したり、 口を出してしまう。 つまり,相手にとって良かれと思ってしていることが実は 自己満足でしかなく,相手にとってみれば折角の成長できる ための機会にならなくなってしまうということです。 でも,そんな状況の中でも自分が自分で出来るようになるという 意識を維持することが出来れば着実に自分を育てられるでしょう。 心の問題は環境から受けることはゼロではありませんが ほとんどのことは自らが失敗や間違いをしながら時間をかけて 自分を育てていこうとする姿勢だと思います。

cibone
質問者

お礼

豊かになると、過干渉になるのですか? どういった場面での指摘なのかが、わかりませんでしたが・・

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