現在の米国のブッシュ政権の「国家安全保障戦略」には
ハードパワーからソフトパワーがあります。
【ハードパワー】
軍事力を持って、他の国の押さえ込もうとする戦略ですね。
過去には米国の圧倒的な軍事力で
ロシアの対欧州戦略も押さえこまれました。
北朝鮮に対しても、ハードパワーが有効であるとの主張が
ブッシュ政権の中枢にありますので、
今後も強硬な軍事力で押さえ込もうとするでしょう。
【ソフトパワー】
理念、文化、制度の魅力によって
自らが望ましいと思う方向へと他を誘うという政策ですね。
また一方で経済援助をすることによって相手の国との信頼関係を築き、
親米的な国を作ろうとする戦略ですね。
パートナーシップという言葉を使って親米国家を作ろうとする事ですね。
経済的危機に直面している国は親米路線をとることで、
自国の経済の安定を図りたいという思惑と一致しますと、
対米従属という路線が敷かれます。
こうなると独自の外交政策は無きに等しいことになります。
【米国の対中国政策】
ハードパワー、ソフトパワーが両面に出ているのが
米国の対中政策です。
台湾問題がありますので、ハードパワーでもって
中国を押さえ込もうとする一方で、
ソフトパワーという経済協力でもって中国を
パートナーにしようとする動きがあります。
これには天安門事件などの言論弾圧などの中国の人権問題は
棚上げにされています。
お礼
最近のアメリカはハードパワーに偏ってますよね?ご回答ありがとうございました!