なんでRMTを嫌うの?
なんでRMTを嫌うの?
RMTを嫌う方が多いようなので、RMTについて考察してみました。僕としては賛成なんですけどね。
以下考察です
MMORPGの世界では、メーカーは規約等により、RMTを違法化している所がほとんどです。
なぜでしょうか?システム上RMTを想定していないゲームの場合、ユーザーが勝手にRMTを行うとゲーム世界のバランスが崩れ、結果的にゲームがつまらなくなり、ゲームの人気が落ちると言うのが主な理由だと思います。またゲーム世界のすべての産物の著作権はメーカーに帰属しているのだから、それを勝手に売買するのは著作権法違反だと言う論拠もあるのでしょう。
しかしユーザーとしたら、人によっては長時間のプレイをしている者もいる事を考えますと、多少の利益にでもなれば幸いだと思う者もいるはずです。
また日頃忙しく、休日にしかプレイできない土日プレイヤーと言われる人にとっては、逆にリアルマネーを投じる事によって、時間を掛けずにプレイしたいと考える者もいるでしょう。
ここに需要と供給が生まれる訳ですが、特にひきこもりや外出困難者等にとっては多少の利益であったとしても、自宅で収益を得られれば、それはある意味救いとなるかも知れません。
そろそろメーカーもユーザーに対してある程度の権利を認め、RMTを公式化するべき時期に来ているのではないでしょうか。メーカーの中には、プレイ代無料と言いながら必要に応じてアイテムを購入させる、アイテム課金制を導入している所もありますが、メーカー自らがユーザーにリアルマネーでアイテムを売るのは良くて、それをユーザー同士がした場合には認めないと言うのは少々勝手な気がします。
アメリカでは開発段階からRMTを想定して作られたエバークエストII等において、Live Gamer Exchangeによって公式にRMTが実施されておりますし、スウェーデンのエントロピアユニバースでも行われています。またゲームではありませんが、セカンドライフにおいてもしかりです。
もちろん現段階ではエバークエストIIにおいても、1人当たり月平均数千円程度の売買しか行われていないようですし、セカンドライフといえども、まともな利益が得られているとは言い難いでしょう。しかしながら、将来的に何らかの形で、たとえそれがバブル的なものであったとしても、ある程度の売買が可能となるかも知れません。
メーカーにとってもRMT取引の際に売買手数料を取ればさらなる収益が期待できるのですからメリットとなるはずです。
一部ユーザーの中にはRMTを反対視する者もいるようですが、それはシステム上RMTを想定していないゲームにおいて、一部RMT業者等によりプレイが阻害される等の問題が主な理由であり、初めからRMTを想定して作られたゲームであるならば問題とはならないはずです。それでもRMTを嫌う向きには、エバークエストIIのようにRMT実施サーバーと実施しないサーバーをそれぞれ設けて、ユーザーは好きなサーバーを選べるようにしておけば解決できるはずです。
今日のゲーム市場において日本は強いと言われていても、MMORPG市場においては世界の中で遅れをとっている現状を考えますと、今後の日本のゲーム業界の発展のためにも、メーカーには早急に公式RMTサービスを実施するべきだと思います。
またセカンドライフ等も含め、この世界とは別のもう1つの世界が創出できたとなれば、たとえそれが仮想であったとしても、現実世界と繋がる事によってもたらされる経済効果を考えますと、それは正に新たな経済圏の創出となり、その経済的可能性は無限と言えるのではないでしょうか。
以下におもしろい本を見付けましたのでご紹介いたします。
東洋経済新報社から出ている、野村総合研究所技術調査部が執筆した"仮想世界ロードマップ"と言う本です。
主にセカンドライフ等メタバースについて書かれているのですが、MMORPGの将来について考察する上でも役に立つと思えます。
長文お読み頂きありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございます。運営が絡まないと取り締まれないということは、運営が司法に著作権の侵害だと訴えれば取り締まることは可能だということでしょうか?