• ベストアンサー

マルチ商法について

マルチ商法について 1 マルチ商法は何故違法なのか。 儲かると思って投資するのは株などと同等の自己責任前提の投資行為ではないのか。詐欺行為として違法なのか、構造に違法性を有しているのか。 2 マルチ商法は儲かるのか。 単純に考えたらマルチ商法はガバガバと儲かりそうなものですが、実際はどうなのでしょう。また、儲からないとしたらその理由はなんでしょうか。 3 最後に今後のマルチ商法はどのような発展を遂げていくか。 マルチ商法をしたいとかではなく、単純にその仕組みと、騙される人の多さから興味を持っただけです。 親切な方の回答期待しています。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • jess8255
  • ベストアンサー率45% (1084/2359)
回答No.2

>1マルチ商法は何故違法なのか。 >儲かると思って投資するのは株などと同等の自己責任前提の投資行為ではないのか。 >詐欺行為として違法なのか、構造に違法性を有しているのか。 ここにまず誤解があります。まずマルチ商法は投資などではありません。またマルチ商法を「ねずみ講」と考える人も多いようですが、これも誤解です。ねずみ講はれっきとした重大犯罪で、主宰者も加入者も罰せられます。またマルチ商法(MLM)は特定商取引法では「連鎖販売取引」と呼ばれるもので、その商行為自体は違法でもなければ、犯罪でもありません。 ただしMLMの大きな特徴として、ダウンラインと呼ばれる下部ネットを作らないと上位者に大きな利益が生まれないことが挙げられます。このためダウンライン作りの過程で違法な行為(無価値あるいは価値の著しく低い商材、長時間の威嚇的勧誘、不実告知、ブラインド勧誘など、買い込み強制)が生まれ、マルチ商法の危険性が意図的に隠されてしまうのです。このため、この法律はマルチ商法に大変厳しい規制を掛けています。これらの違法行為に対して同法は罰則まで定めています。 当たり前のことですが、どんな行為も法にさえ触れなければ違法ではない。従ってマルチ商法も特定商取引法の規制を守る限りは違法ではありません。 もっとも同法による厳しい規制とその目的を見ると、限りなく「禁止」に近い規制と言えるでしょうね。経済発展著しい中国ではマルチ商法は完全禁止されています。Nu Skinが中国でビジネスをしている(していた、の過去形かも)のは、「上陸」でもなければ「国内展開」などでもなく、商品の店頭販売、通信販売に過ぎません。 >2 マルチ商法は儲かるのか。 >単純に考えたらマルチ商法はガバガバと儲かりそうなものですが、実際はどうなのでしょう。 >また、儲からないとしたらその理由はなんでしょうか。 何を根拠に「ガバガバと儲か」るとお考えですか? 私にはどう"単純に"考えても儲かるとは思えませんね。思えない理由はMLM従事者が勧誘の際に口にする決め言葉がウソ(不実告知)であるからです。 「誰でも出来る」 「空いた時間に出来る」 「ノルマ(あるいはリスク)はない」 「素晴らしい商品で売りやすい」 「今なら君にダウンラインを付けられる」 「組織が君を強力にバックアップする」 「競争相手がいない」 「他のマルチとは違う」 悪質になるとこれが「ウチはマルチ商法ではない」と変わります。 「権利収入がある」 権利収入とは何か、と聞くと「不労所得だ」と答えが変わります。 「遊んで暮らせるし、別荘もベンツも海外旅行も思いのままだ」 「ハーバード大学、一橋大や早稲田大でもMLMは必須科目だ」 挙句には、「国が認めた商法だ」。 規制を守る限りはマルチ商法をやるのはかまいません。しかし商店街の肉屋や八百屋が「うちは食品衛生法を守る商店だ。国が認めた合法ビジネスだ。だから安心だ」なんて言うでしょうか? 法に触れやすい商法であること、あるいは世間が彼らを胡散臭い目で見ていることを知っているからこそ、こういう事を言うのです。 本当に儲かるビジネスは同業者が増えることを嫌います。利益が減りますからね。しかしマルチ商法従事者が違法、あるいは違法すれすれの勧誘を繰り返しているのは、ダウンラインから吸い上げる利益が商品の小売利益を遥かに上回るからです。ですからマルチ商法の頂点にいる人にかなりの年収があることは事実です。 ところが、このトップにいる人たちは「遊んで暮らしている」なんてことはありません。確かに別荘も海外旅行も高級外車も持っているでしょうが、黙って寝ているわけには行かないんですよ。自分が苦労して作り上げたダウンラインが組織ごとすっぽり別なマルチ商法に移転してしまうことがあるからです。そうなれば、収入は激減。だから彼らは寝る間も惜しんで組織が崩壊しないように全国を走り回っているんです。これが実態。 >3 最後に今後のマルチ商法はどのような発展を遂げていくか。 米国のAmway, Nu Skinなど大手MLM会社は日本における売上げを大幅に減らしています。日本に生まれたMLMも短期的な消長(つまりシャボン玉、水面上の泡)を繰り返しています。日本では消えることはなくても、発展を遂げるなどと言うことは到底考えられません。

noname#139454
質問者

お礼

膨大な知識感謝します。私もマルチに未来はないという結論に達しました。 マルチそのものの概要と展望が理解出来て嬉しく思います。 この度は親切なご回答大変ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • kumap2010
  • ベストアンサー率27% (897/3218)
回答No.1

1 というか、マルチ商法=連鎖販売取引は違法じゃないですよ? マルチ商法の販売員に違法販売をする人が多いというだけで、マルチ自体は合法です。 販売員は最初に高額投資するため、 それを回収するために「絶対儲かる」などと違法販売する人が多いのです。 で、それに騙されて高額投資した人がまたそれを回収するために違法販売してしまう。 なので構造的に違法性があるわけではないですし、 ちゃんと取引の法律に従って販売していれば問題ありません。 2 儲からないから嘘をついてまで販売する人が後を絶たないのでしょう。 3 ネット社会になればなるほどマルチ商法はやりやすくなりますし、 1でも言ったようにそれ自体に違法性があるわけではないので、 何かシステム的にうまくやる企業があれば大きな発展を遂げる可能性もあると思います。

noname#139454
質問者

お礼

限りなく法に抵触しやすく、販売手段が違法な手段へと変わりやすく、ダウンラインの構築が大変な中で利益を出すのは至難ですね。 国にマークされた以上、多少出し抜けた所で速攻規制がかかって黒字は生まなそうだし、未来ないですね。 マルチについて非常に理解が深まりました。ありがとうございました。