>メロディーとコードの相性が分かりません。
まず、Keyとスケールについて理解する必要があります。
メロディーは、母体となる、あるスケールから音が選ばれて作られます。
「Cメジャー」のスケールの音を使って作ったメロディーのKeyは「Cメジャー」であります。
すなわち、「スケール」=「Key」ということです。
一方、伴奏になるコードは、メロディーが作られたのと同じスケールからその構成音が選ばれます。すなわち、コードの母体は、メロディーと同じく、やはり「スケール」であるのです。
メロディーに使われた音と、コードに使った音が、同一のスケールから選ばれていることが素直でキレイなサウンドを得る第一条件となります。
「Key」は「スケール」だと書きましたが、これは、いわばDNAのようなもので、メロディーもコードも同一のスケールから産み出されていなければならないということです。
これを、「ダイアトニックである」といいます。
「ダイアトニックスケール」というのは、あるKeyに基づく「ドレミファソラシド」のことであり、「ダイアトニックコード」というのは、そのスケールの音を1ヶおきに3ヶ積み重ねたものです。
例えば、ドから1ヶおきに3ヶなら、「ドミソ」これがCコード、
レから積むと、「レファラ」でDm、ミからだと「ミソシ」Em,、ファからなら「ファラド」F、ソからなら「ソシレ」でG、ラからなら「ラドミ」Am、シから3ヶ「シレファ」Bm♭5、という具合です。
まとめると、KeyがCならメロディーは、Cメジャースケールを母体としているので、そのときにDNAが一致するコードは、「C」「Dm」「Em」「F」「G」「Am」「Bm♭5」の7ヶです。これら7ヶのコードを「ダイアトニックコード」と呼び、まずはここから伴奏コードを選ぶというのが原則です。
DNAの違うものを組み合わせたり、一緒に鳴らしたりするととんでもない響きがして音楽になりません。
その部分のメロディーに使われている音と、上記ダイアトニックコードの構成音を見比べて、カブる音が多ければ「相性が良い」といえます。
これに、コードの「機能」=「役目」を理解して考慮すれば、完全なコード進行が出来上がります。
例えば以下のような「文法的」な約束事があります。
CとFコードはどこにでも行ける。
G7の次は必ずC
DmはG7に、G7はCにつなげるのが原則。
G7の次にFは使ってはならない。
Bm♭5はめったに使わない。
お礼
理論だけではなく最終的には「自分の耳」で判断する事を 忘れないようにしたいと思います。 有難うございました。