粘菌にはさまざまな種類がありますが、
今培養が簡単にできるのはモジホコリという粘菌しかありません。
(他の粘菌はエサが解らない。)
雨上がりに行くと、変形体といわれる状態から子実体と呼ばれる状態になる
途中のものや子実体が多く見つかりますが、変形体はなれないと見つけるのはとても難しいです。木の裏や、落ち葉の裏などに生えている上に、半透明なものも多く、
見つけるのは困難です。
見つかった場合は、その変形体があった場所の木や落ち葉などを持ち帰ると、
そこにすむバクテリアがえさとなります。
よく見つかる場所としては、公園などに積んである朽木、カブトムシなどを買った容器
などが挙げられます。
湿ったところの土を持ち帰り、パックに入れて何日か置いておくと
変形体が出てくることもあります。
採取方法としては、上にあげたものくらいしかありませんが、
粘菌の培養が目的の場合は博物館などの学芸員の方に頼むともらえることもあります。
僕の知っている限りだと、「神奈川県立生命の星、地球博物館」「国立科学博物館」
などのところは変形菌についての展示などもあったので、(前者は特別展でしたが。)
頼めばもらえるのではないかと思います。
また、日本変形菌研究会という会では観察会も行っているため、変形体を持っている方もたくさんいるのでもらえますし、観察会に行けば変形体の採取も可能性は低いですが可能です。
モジホコリを手に入れた場合は、シャーレや弁当パックなどの下にろ紙やキッチングペーパーを敷き、上に菌核を乗せて水で戻せば大丈夫です。
エサは基本的にはオートミールで大丈夫です。
もちろん寒天培地でも大丈夫です。ですが、砂糖を入れたりするとダニがきます。
というかほぼ何でも大丈夫です。
豆腐も食べますしコンビニのおにぎりでも食べます。
(塩分濃度が高いものを入れると浸透圧の影響があるため、阻止円を作ります。食べません。)
あと、変形体は乾燥を嫌います。
乾燥した環境においておくと子実体になってしまいます。
一度変形体がある程度まで増えたら、一部は乾かして菌核に
することをオススメします。
水をかければまた戻ります。
変形菌は単細胞の多核生物なので、分断しても大丈夫です。
とりあえず知っていることを羅列する形になってしまいましたが、
何か不明な点などがありましたらまたそのつどご質問ください。
お礼
ありがとうございました! 粘菌って調べてみると奥が深いですねぇ。僕の頭には入らないくらいですよ・・・;^^ あと、粘菌が豆腐を食べるんですか!?やっぱりヘルシーだからですかねぇ? 色々ありがとうございました。