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アライメント調整の必要有無
ハリアークラスのSUVですが、タイヤ交換を予定しています。 スプリングで3cmリフトアップしているため当然 リフトアップ後にアライメントをとっています。 そこでタイヤ交換なのですが、 今のサイズ215/65R17を 225/65R17にする場合、アライメント調整を もう一度したほうが良いのでしょうか。 個人的な素人見解では タイヤサイズとして外形で10mm大きくなる程度ですが、 タイヤサイズが5cm大きくなろうと、 ホイールの付け根からタイヤの真下までは結局垂直になるだけ なので必要ないかなとは思います。 大切に乗っている車なので、専門家様のご意見お待ちしています。
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クルマの操縦安定性と懸架装置の研究で食ってる者です。要するに『作る側のヒト』というワケで。 この手の話し、個人的にも相談を受けることが多いんですが・・・ ※タイヤ交換だけでアライメントが狂う事は、まずありません。 クルマかどうか以前に、冷静に機械工学的に(もっと詳しく言うなら機構学的に)考えてみてください。 アライメント測定とは、単輪ではキャンバ角、トゥイン/アウト、キャスタ角、KPI(キングピン傾角)などホイールの位置決め剛性(タイヤを保持している強固さ)、車体全体ではインクルーデッドアングル、セットバックなど懸架装置4輪分の車体取付に関する寸法を計測する行為であって、タイヤ交換(=ホイールナットを外してまた締め直すだけ)で狂うところは全くありません。別にクルマでなくても、ちょっとでも機械装置が理解出来るヒトにとっては明白な事です。 ※よく、『ちょっと走ったらトゥが2分(2度じゃないですよ)ずれた』などと訴えるヒトがいますが、それは測定誤差に過ぎません。車体を上下にゆするとか、ハンドル周上に操舵方向にちょっと力を加えるだけで(目に見えてハンドルを回さなくてもチカラを加えるだけで)、測定機(恐らくバイスバースかジョンビーン辺りの電波式か光学式アライメント測定機を使っているのでしょうが)の表示で1分や2分はフツーに狂います。(風が吹いたって変わりますよ。) そもそも、ちょっと、どころか1000kmや2000km走っただけでアライメントが『操縦安定性上検出可能なほど』狂う様な脆弱なサス設計などしていません。こういう話は大変心外ですね。 ※ついでに。 アライメント測定にはガソリン残量が重要になりますが、これにはメーカ指定量が必ずあります。 もしいくら調べても指定ガソリン量が発見出来ない場合は、ガソリンがどれほど入っていようと、アライメントの各数値はメーカ指定の範囲内に入る、と解釈してよい事になります。 ・・・っというワケで。 >個人的な素人見解では タイヤサイズとして外形で10mm大きくなる程度ですが、 タイヤサイズが5cm大きくなろうと、 ホイールの付け根からタイヤの真下までは結局垂直になるだけ なので必要ないかなとは思います。 御意。ホイールセンタから直行する方向に車高が上がるだけなので、アライメントが狂う事はありませんし、もしタイヤ交換程度で狂うなら、そのサスは何か重大な故障を抱えています。 但し・・・ サスキットを組まれてアライメントを測定したとのことですが、その後どのくらい走行されているのでしょうか? ディーラや町のショップでのサス組換え後は、ある程度の距離を走行した後のブッシュ類のヘタリや調整不良(というより『調整不十分』かな?特に前輪のトゥイン/アウトで見られますね)が出る事があるので、時間と財力に余裕があるなら再度アライメントを測定してみるのも無駄ではありません。(勿論これはタイヤ交換自体とは何の関係もない話であって、サス組換え後に結構走ったなら再度アライメントを測る価値はゼロではない、というだけです。)
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- uuron1
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一つ言い忘れました。 もしタイヤ交換後にアライメントを測定するなら、少し距離を走ってから測定して下さいね。 1000kmも走れば十分でしょう。
お礼
回答ありがとうございます。一度測定してみれば一目瞭然ですね。デジタルでばっちり出ますから。アライメントが条件などで細かくぶれるとは。初めて知りました。
- uuron1
- ベストアンサー率24% (28/116)
アライメントの必要有無は測定してみないと判らないでしょう。 極端に狂っていればいれば直さないといけないし、許容範囲内なら問題ないと思うし。 ただ厳密にいえば、タイヤを交換した時点でアライメントは狂います。 アライメントは車体のいろんな条件が複合されて成り立ちます。 そんな単純なものではありません。 たとえば一輪アライメントが少しずれただけで全体が狂います。 対角上にあるタイヤが影響を受けやすい傾向もありますね。 これはタイヤの接地圧の変化によりバランスを崩すためです。 燃料の量でも変わってきますし、ましてリフトアップしている時点でロールセンターがずれているのでアライメント以前の論外ですね。厳密にいえばですよ! ただ普通に乗るにはそこまで必要かは何とも言えません。 本人が操安性をどこまで求めるかで変わってきますし・・・ たとえば操安性よりもタイヤの偏摩耗のほうが気になるなら、一応測定はしたほうが良いと思います。 タイヤが偏摩耗してからでは遅いですからね。
お礼
回答ありがとうございます。大変参考になりました。サスキット及びショックアブソーバ含め交換後8000kmくらい走行してます。足回りはできるだけ推奨時期で交換しているので経年劣化によるへたりはあまりないかと思います。定期メンテナンスのひとつとしてアライメント測定をしても良いですね。ありがとうございました