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第一生命保険って
第一生命保険って 先輩が「俺は第一生命の株主になった。30万円手に入る」って言っています。ネットでもどういうことなのか調べたのですが良く理解できません。第一生命保険が株式会社になったってどういう意味なのでしょうか?また何でお金の配当があるのでしょうか?宜しくお願いいたします。どうか教えてください。
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う~ん、じゃ実例めいたもので説明しますか。 保険料1000円で、内死亡給付分が150円、経費分が70円で、 残り780円(責任準備金)を年1%(予定利率)で運用します。 翌年決算したら実際は30円儲けがあり、その内8円は運用予定。 だからそのまま積立金に積みます。 残り22円の内5円は地震等の備えに回します。 これが異常危険準備金です。 残高の17円が配当準備積立金に繰り入れられ、配当金の原資になります。 この内、株や債券の売買益(キャピタルゲイン)は特別配当に 利子配当収入は普通配当に振り分けます。 この際価格変動準備金を積む会社もあります。 こう言う追加で積む部分が会社の財産になります。 保険料の決め方は、利回りだけでは決まりません。 死亡率をどう見積もるかでも大きく変わります(だから戦争は免責とします) 会社の運営費が安くなれば保険料も下げられます。 会社全体で見ると、まだ年率5.5%で回す契約もあります。 そういうものは当然赤字です。 利子の逆鞘が大きく経費節減や死亡率好転でも追い付かない。 そういう契約でも約定した利率で回すには、黒字の契約で埋めるしかない。 今は何とか配当準備積立金で回しています。 正直大変でも、外務員を養う為切れない。 そういう契約を仮に全部解約できても資金繰りが逼迫して黒字倒産の危険があります
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- jugger
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第一生命は相互会社と言う保険業法で、保険会社だけに認められている会社形態でした。1995年に法律が改正され、株式会社に変更することも可能になりました。 相互会社では保険の契約者が社員で有り出資者と言う事になります。 そのため株式会社に変更するにあたり、今まで掛けてきた保険金に応じて株式を割り当てる事になります。 たくさん保険金を支払った人はたくさん株式をもらえることになります。 >「俺は第一生命の株主になった。30万円手に入る」 この発言は矛盾していますね。第一生命の公募価格は1株14万円なので、2株もらえるとすれば28万円になりますが、株式をもらうか現金でもらうか、どちらかを選択しなければいけません。 30万円もらえば株式はもらえませんので株主ではありませんし、株式で受け取れば株主ですが30万円と言う現金はもらえません。 株主になるか、30万円受け取って株主を放棄するかどちらかですね。 相互会社では会社の資金は保険の掛け金になり、必要な時に必要な額をなかなか思うように集める事が困難でした。 しかし株式会社になれば、株式を発行して投資家に売り出せば簡単に資金を集める事ができます。 第一生命はこの資金で海外の保険業務に乗り出し、規模の拡大を図っていくようです。
お礼
わかりやすい回答を有り難うございました。
- simotani
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相互会社とは保険会社特有の制度で、契約者が保険料を払う事自体が出資に当たる制度です。 契約者が払った保険料を、一部はその年に死んだ人や入院した人に保険金として払います。 また一部は営業所の賃貸料や外務員の報酬等として払います。 満期迄温存する部分(責任準備金)は、運用して予定利率分稼ぐのですが、 その方法にも株や債券、ビル経営(営業所を自社ビルに入れると家賃不要でテナント料が入る) 色々あります。野球場(日本生命)とかも。 で、運用しても「異常危険準備金」等追加で積む部分が出て全額を配当で還元出来ない 異常危険準備金は内部留保で、いきなり事故死が2倍に増えても「払えません」と言えない。 このお金も運用するのでここの利子分が保険会社の資産になります。 この資産の積み重ねが1株14万円相当の価値になったと言う事です。 実際には低めに見積もっています。 今後掛け捨ての無配当保険も自由に売れるようになり、より儲けを考えられるように。 株を売るより持つ方がいいように思いますが。
お礼
回答有り難うございます。細かく書いて頂き感謝いたします。責任準備金、異常危険準備金などなど調べながら読ませて頂きましたがそれでも理解ができません。NHKのこどもニュースレベルでないと駄目な気がします。折角、説明して頂いたのにこんなお礼文で申し訳ありません。
お礼
本当に有り難うございました。