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心電図の波形

心臓病の予防や治療のための検査に、心電図検査が有りますが、 症状によって心電図に現れる波形の違い、「心臓のどの部分にどの様な 異常があるとこの様な波形が現れる」と言ったことが知りたいのですが、 教えてください。

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回答No.1

心電図はそれだけで一冊本が書けてしまうほどなので、さわりしかお話できませんが…。 まず心電図とは何かというと、心筋を収縮させるために心臓内に流れている電気信号を 外から観測したものです。そして、その波形は左からP波・Q波・R波・S波・T波と 呼ばれます。また、Q波R波S波はひとまとめにしてQRSパターンとしても意味を持ち ます。 さて、それぞれの波形の意味ですが、おおざっぱにPは心房収縮を、QRSが心室収縮を、 そしてTが心室拡張を表します。また、PQ間隔は心房から心室への信号伝導速度を、 QRS幅は心室内での伝導速度を表しています。 ですから、肺うっ血で心房に負担がかかればP波が増大しますし、狭心症で心室心筋が 虚血状態になればそこの電流が弱くなり、ST部分が低下します。また、不整脈は心臓内の 伝導障害によって起こるので、PQ間隔やQT間隔、QRS幅に波形の変化やリズムの 狂いが出てきます。 こんなはしょった説明だと循環器の先生に殴られてしまいそうですが(苦笑)、これでは あまりイメージがわかないですよね。心電図の説明には図表が必須なので、もっと詳しく お知りになりたければ、心電図に関する本を一冊買われて読まれるといいと思います。 医学書は、紀伊国屋みたいな大きな書店か、医学部付近にある医学書専門書店で入手 できます。医師や医大生向けの本は専門的すぎて読みにくいと思いますが、看護婦さん 向けの本の中には読みやすい物があると思いますよ。