禁漁ではなく禁輸だったからです。
まず地中海ということは、ヨーロッパ(≒EU)とアフリカが当事者です。
EUはとったクロマグロをEU内でさばけますが、アフリカ側は自国内で消費するしかありません。
消費量が他国では自国のみなのに、EUはEU全体で考えられる不平等。
そしてなによりEUは日本と取引ができなくなってもフランスやドイツといった先進国があるのに対して、発展途上国にとっては自国内でしか取引できなくなり、取引価格が全く変わってしまうという不平等です。
漁業が主要産業の発展途上国にとっては打撃が大きく、ヨーロッパ側(モナコ)が提案するEU贔屓の禁止案では納得いかないでしょう。(モナコはEU加盟国ではないが主要産業は観光)
しかも日本がクロマグロは絶滅しないというデータまで示しては、賛成する意義なんてほとんどなかったんでしょうね。
お礼
ありがとうございました。