>湿気は上と下、どちらに溜まりやすいのですか?
「湿気」は空気に含まれる水分のことを指しますが、「家の中」というより「締め切った部屋の中」という条件で考えれば、部屋の空気中に含まれる水蒸気の絶対量は同じであるので、部屋の中の温度が一様であれば、部屋のどの場所でも同じです。
ただし、部屋の上と下では温度が違い一般的に言って下のほうが温度が低いので、相対湿度は上昇します。 このため下のほうに湿気が溜まりやすいと感じるのです。
部屋の中でも場所により温度が違えば、、たとえ含まれる水蒸気の量(水分、湿気)が同じ場合でも、温度が低くければ、相対湿度は高く、温度の高ければ、湿度は低下します。
極端な部分的であっても、さらに温度が下がり、飽和水蒸気量(空気中に存在できる水蒸気の量)以下になると、空気中では湿気として存在できなくなり目に見える水となります。 つまり結露が生じることになります。
寒い日の窓ガラスの内側、氷水の入ったコップの外側などに結露が生じるのはこのためです。 結露は湿気が溜まったために起きるのではありません。
>昼と夜ではどちらが湿度が高いですか?
閉め切った部屋では、絶対湿度(空気中の水分量)は変化しませんが、温度の低下に伴って飽和水蒸気量が減ってきますので、相対湿度は上昇します。 つまりべとべとしたり、結露しやすくなります。
>湿気と日当たりは関係ありますか?
湿気はその空気に含まれている水蒸気を言います。閉め切った部屋では単に日が当たったということでは湿度(相対湿度)は変化しないと思いますが、日が当たったところの温度は上昇しますので、その近くの空気の湿度は当然下がりカラッとします。 同じ時でも部屋の日蔭の部分は温度が低いので湿度は上がります。
ここまでは、「締め切った部屋の中」という条件での話ですが、この条件を外すと、答えは、不明、不定だとしか言いようがありません。
決定するのはその場所(部分的な)の温度であり、温度の低下で質度が上昇し、ついには、100%に達し、それ以上は水蒸気としては存在できないので水(水滴)となるということを考慮して考えれば理解できると思います。