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ワールド・リート・オープンもかなりよい利回りですが、この投信も元本の払
ワールド・リート・オープンもかなりよい利回りですが、この投信も元本の払い戻しなのでしょうか。 リートで利回りがより投信はすべて元本の払い戻しにしか思えなくなってきました。
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1.残念ながら、『元本の払い戻し』をしています。 単純に言ってしまうと、運用報告書<最後は第63期(決算日 2009年12月10日)>から 『●資産、負債、元本及び基準価額の状況、第63期末(2009年12月10日)現在』を見ると、 +------------------------+---------------------+ | (C) 純資産総額( A - B ) | 177,922,363,696円 | |元本 | 340,089,199,772円 | |次期繰越損益金 | △ 162,166,836,076円 | |(D) 受益権総口数 | 340,089,199,772口| |1万口当たり基準価額(C/D) | 5,232円| +------------------------+---------------------+ と次期繰越損益金に損(△)が計上されていて、基準価額が5,232円と一万円を下回っている限りは、『元本の払い戻し』と考えるべきだからです。 2.同じく、運用報告書<最後は第63期(決算日 2009年12月10日)>から、 『(2) 基準価額の要因分析』では +--------------------+---------+ |第58期首時点基準価額 | 4,896円 | |支払分配金 | 450円 | |国・地域小 計 | 828円 | |信託報酬等 | △42円 | |第63期決算時基準価額 | 5,232円 | +--------------------+---------+ と分配金を出さなかった場合は、『第63期決算時基準価額が4,896円+450円=5,682円』と5,682円となったかもしれないのです。分配金を出すことによって、基準価額がさらに10%近く上昇するチャンスを逃していると考えるべきなのです。 3.同じく、運用報告書<最後は第63期(決算日 2009年12月10日)>から 『●損益の状況』は +------+----------------+ |売買益 | 41,655,568円| |売買損 |△ 896,980,235円| +------+----------------+ と売買損が売買益の二十倍もあるので、あまり好調とは言えません。このような状況で分配金を出していていいのか、という考え方もあります。 4.同じく、運用報告書<最後は第63期(決算日 2009年12月10日)>から 『ワールド・リート・オープン マザーファンド』の 『●資産、負債、元本及び基準価額の状況』からは、 +------------------------+----------------------+ |(C) 純資産総額( A - B ) | 210,422,786,096円 | |元本 | 219,229,127,838円 | |次期繰越損益金 | △ 8,806,341,742円 | |(D) 受益権総口数 | 219,229,127,838口 | |1万口当たり基準価額(C/D) | 9,598円 | +------------------------+----------------------+ いままで分配金を出さなかったら、マザーファンドの基準価額9,598円にもっと近づいたのではありませんか、という考え方もあります。<信託報酬をベビーファンドは支払うので、マザーファンドの値には一致できません。> 5.ただ、この商品は毎月分配を行うことに注力しています。ですから、毎月分配金を目的に購入した人は、あまり『元本の払い戻し』を気にするべきではないと思います。 参考資料 商品のご案内│国際投信投資顧問ワールド・リート・オープン(毎月決算型) http://www.kokusai-am.co.jp/fncj037/Init.do?fundCd=149024
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- ryuken_dec
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投信の分配金は全部投資資産の払い戻し。 元本の払い戻し(特別分配金)になるかは、各投資家の購入平均基準価額次による。
お礼
ご丁寧な解説ありがとうございました。 勉強させて頂きます。