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古道具はどうしたら
床屋だった父の遺品を整理していたら、古い日本かみそりが出てきたんです。 母が言うには、研ぎ方が特殊なので、いま使える人、使おうとする人は、まずいないだろうというんです。 父が修行していた40年くらい前には、すでに廃れ始めていた技術らしいので…。 古いものですが、もしも価値があるのなら、捨ててしまうのはもったいないし、古道具を集めているところがあったら、そういうところにお渡しできないかな、と思っています。 冗談で、テレビの某鑑定番組に出そうか、まで言っているのですが…。 詳しい方がいらしたら、アドバイスをください。
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- ichien
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今晩は。 古い、というのは気になりますが、40年ほど前、あるいは戦前には割合良く使われていた、ということだと、私が考えている物とは異なるかもしれません。 元々の剃刀は、鋼の細長い薄板を「へ」の字の形に折り曲げて、長い辺の先に刃を付けた物でした。この形の物は現存品が極めて少ないようです。時代的にも、最古の物ですら確認されている限りでは江戸時代の初期をある程度下がってからのものになるようです。17世紀の後半だと思いましたが、この辺は類似品を示されながらの解説を一度聞いたのみですので、確かなところは判りません(この回答に関しては検索による調査はしません)。 それで、この形の剃刀は江戸の末期(または明治時代)には廃れていたとも聞いたように思います。ですから、今回の質問の品物はその後に広まった別の形の物だろうと感じるのですが、どうでしょうか? いずれにしても、折り曲げ型の物でも珍しいのは確かにしても、市場の価格としてはそれほどではないようです。よほどいわく因縁の有るものならともかく、1丁で数千円くらいでしょうか。 とにかくもう少し詳しく知りたいので、どのような形状の物なのかといった、現物に関する情報をお知らせいただけませんか。
補足
お返事ありがとうございます。 中途半端な書き方をしてすいません。父のは確かに歴史的価値のあるものではないと思います。 45年くらい前に修行を始めたときに買ったか、もしくは師匠にあたる人から譲ってもらったか、というもので、「AZUMA」というメーカーの、持ち手のところがゴム製のものです。今の西洋剃刀とは違って二つ折りにならない、片刃のものが6本です。 お話だと、この程度のものだと価値としてはほとんどないようですね。つい個人的思い入れもあって大げさに書いてしまって申し訳ありませんでした。 丁寧な解説をありがとうございました。勉強になりました。