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ISO14001について。
日本において、環境経営の認証機関もしくは、ISO14001のような環境マネジメントシステムの認証制度が、欧州や他の各国に比べて遅れをとったと思うのですが、 なぜ日本にはISOが日本で取得されるようになる以前に そういった制度なり、自国の企業の環境経営の指標になるようなものがなかったのでしょうか。 教えて下さい。わかりづらくてすいません。
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こんにちは。 日本政府の昔からの政策によります。 日本では明治からの重工業偏重政策がずっと続けられていますが、工業資本を早く整備するために、その足かせとなるようなものは全て取り払い、最優遇する政策を取ってきました。 農業がまともに食っていけなくなったり相続税を払えなくなるようなのも、農業を締め付けて離農を進め、浮いた労働力を重工業に回すという明治からの国策です。 さて、おっしゃる環境問題も、重工業化をはじめた当初は知識としてなかったので欠落していたようですが、問題が発生してからも被害住民を守るのではなく、重工業を守る事を最重点としています。 その結果が足尾鉱毒事件であり水俣病であり・・・ というわけです。 つまり日本の歴代の行政に「環境」という視点はそもそもありません。
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- Pesuko
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14000だけではなく、9000や12000も 日本にもそれなりに、良いものがあったのですが規格化が下手だったようです。 各社各様で自社内の規格化は進めましたが、国家基準が無かった。 音頭とる人もいなかった、自国の規格が国際基準になれば他国に先立てる意識も無かった・・・ 役人にその意識が少なかったのかも知れません。 国家規格にしたがるのはイギリスです。 サッチャーさんあたりから国内で規格化し、国際基準にしていったためイギリス強しです。 アメリカがイギリスと規格化の勢力争いしてる感じです。
お礼
御回答ありがとうございましたm(^ェ^)m 規格についてはたいした知識がないのですが、日本にもあったんですね。調べてみます。 もし、日本の規格が国際基準になったとしたら今のISOよりよっぽど安い費用で環境マネジメントシステムが構築できたかもしれませんね。 規格といっても現在のISOの広がりのように半強制的で 仕方なく取得しているような状況だとあまり本来の意味をなさないと思います。肝心なのは環境経営に対する積極的な姿勢と格企業独自の取り組みではないでしょうか。 しかし第三者からの判断基準としては、環境報告書は良い面しか書いていなくて信憑性が薄いです。 環境対策=経費がかかるという考えを一掃するような信頼性の高い新しい指標ができることを切に思います。→国内で!(>ェ<) 駄文が長くてm(-ェ-;)mペコリ またよろしくお願いします。
お礼
大変参考になる御回答ありがとうございますm(^ェ^)m 水俣病やイタイイタイ病などの公害は科学物質の汚染の恐ろしさを広めたはずなのに、結果として企業の環境対策をそこまで厳しくする結果には至らなかったようですね。今も尚当地方には傷跡が残っているというのに。悲しいことです。 認定患者の方が完全にいなくなってしまう前にもう一度昭和30年代の公害を再認識し、今後の企業と環境について考え直す必要があるのではないかと思います。裁判時間がかかりすぎるのも問題です…。 重工業偏差対策、経済成長と環境規制の関係についてもっと勉強してみたいと思います。 知識不足な為たいした返答ができずにすいません。