私は学科試験、実技試験共に3級を飛び入りで取った者です。現在の仕事は整備とは一切関係ありません。
当時バイクのレースをしていて、その糧になればと受験しました。経歴は懇意のバイク屋さんでアルバイト的な事をしていたのでお願いしました。
整備士の3級といえばバイクの免許で言うと原付程度です。しかしながら、学校などの教育機関を出ないで取得するには非常に狭い門だということを実感したしだいです。
詳細を述べますと、まず学科試験は飛び入りの受験者も多く、各都道府県でも何箇所かで行われており、比較的受験には問題がありません。しかしこれに合格した後の実技試験がたいそうなのです。
他の方も書かれていますが、当時も実技に関しては整備振興会の開催する講習を半年受けると、試験が免除されていました。その時の係りの話では、ほぼ100%の学科合格者が講習を受講するとの事でした。
しかし私は毛頭そのような講習を受ける気持ちは無かったので、実技試験を申し込みました。開催地は全国で2箇所だけ。東日本と西日本で分かれており、確か東日本は名古屋で、西日本は広島でした。
わたしは広島を選んで受験しましたが、当日試験場へ向かうと来場していたのは十人にも満たない人数でした。このとんでもなく広い範囲でたった十人足らずですよ?正直びっくりしました。しかも個人で来ているのは私だけ。後はオート○ックスのつなぎを着た方ばかりでした。
試験はフロントディスクブレーキの分解・組み立てやサイドスリップの検査等々でした。幸い私は合格することが出来ましたが、後にその時よく話をした方に連絡を取って聞いてみると、そのグループでは合格したのはその方だけのようで、結果その年の西日本の合格者はおそらく二人だけだと推測されます。
仮に不合格であったとしても2年間は学科試験が免除されるようですが、ここにも落とし穴がありまして、実技試験はその年のある時期になってみなければ開催されるかどうかも判らないというのです。なんと閉塞的な世界なんだ・・・とびっくりした記憶があります。
上記の事柄を考えると飛び入りは少し狭き道だと言わざるを得ませんね。試験内容についてもやはり事前に相当練習しておかないと本番では力を発揮できないでしょう。サイドスリップ等についても車屋さんと懇意でなければ難しいでしょうし。
なので、実技に関しては講習をオススメしますが、そもそも整備士の免許自体が必要なのかもよく考えたほうが良いですよ。
先にも書きましたが、そうして苦労して取得しても原付程度の免許です。それに費やする時間とお金があれば、他に相当な事が出来ると思いますが・・・。
お礼
ご回答ありがとうございます。やはり実技試験は学校に行かないと難しいようですね。今の仕事は辞めることできないので、学校に通う時間に本来の仕事の勉強したほうがいいかとも思います。とりあえず知識を得るためにテキストだけでも読んでみようと思います。