サーフポイント、一宮沖にテトラを入れる件（工事を中止してもらいたい）

質問

あるサーフィン友達から、千葉県一宮付近、志田下、サンライズ、東浪見、一宮ポイント付近に、海岸浸食を避ける目的のために沖にテトラを入れるという話を聞きました。このエリアは日本有数のサーフポイントで、この工事をするとサーフィンができなくなります。ネット上でも署名運動をしているようですが、なんとかこの工事を中止させたいと思ってます。その場合、どのような手段があるのでしょうか？法律に詳しい方、是非アドバイスをよろしくお願いします。

回答No.2

tolio · ベストアンサー

このような工事を行う場合、通常はこれに対して行政が許可を出しています。
この場合、行政が行った許可（以下、行政処分といいます）が違法であるとして、行政訴訟を提起することが考えられます。このような環境型の訴訟の場合、工事業者ではなく、行政を訴えるのが一般的なのです。

具体的には、行政処分の取消訴訟（行政事件訴訟法3条2項）を提起して、その執行停止を求める（同法25条2項）ことが考えられます。
これが認められれば、工事を中止させることができるし、その後同一の工事が行われることもないこととなります。

ただし、こういった訴訟の場合いくつかの障害がありますが、特に「原告適格」というカベがあります。
つまり、「テトラ設置をやめてほしい！」と裁判で主張するためには、何らかの「法的利益」があることが必要で、「関係ない人」が訴訟を提起することはできないのです。

海岸地域の保護に関してどのような法律があるかわかりませんが、「漁業権」等の「法的利益」が保護されていることはあるとしても、サーファーが楽しむ利益が、関係法令において具体的に保護されている可能性は少ないのではないかと感じます。
つまり、訴訟を提起しても門前払いとなる可能性が高いと思われるのです。

ただ、関係法令の規定の仕方によってはまったく可能性がないわけではありませんし、サーファーの皆さんなどの運動によって、行政が翻意し、工事が中止されるかもしれませんので、いまの運動には一定の意味はあると思われます。

ともあれ、ぜひ一度、弁護士に相談することをお勧めします。
相談料は30分から1時間で5000円程度が通常かと思います。

ドライな回答となりましたが、本心では応援しています。
頑張ってください。

お礼

「行政訴訟」ですか！ありがとうございます。

「漁業権」がいいヒントになりそうです！
この地域は蛤が獲れ、それを収入源として生活している方もいらっしゃいます。砂浜の浸食問題はこの「漁業権」など、サーファーとは別の視点から検討したほうがいいかもしれません。

本当にありがとうございました！

回答No.1

kernel_kaz

侵食を避けるという事は国土面積を確保するということですから、工事は国益です。
対して、サーフポイントを確保したいというのは、個人の利益です。

サーファーの多くがちゃんとした人である事は経験上理解していますが、ローカル以外の多くが迷惑なのも経験上知っています。
だから、たとえば自然保護を訴えても、説得力無いよね。
違法駐車で海岸線の自然を侵したり、下手すりゃ砂浜にも平気で乗り入れる。海や海岸にゴミを捨てて行く。

署名したって、何したって世間を動かすほどの説得力が無い。
あなた達サーファー自身が、国益よりも個人の利益が優先される「何か」を立証するしか無いでしょう。
無理だと思うけど。

補足

早々の回答ありがとうございます。

まさにご指摘の通り、一部のサーファーではあると思いますが、近隣の住民から違法駐車などで迷惑をかけている話を聞くたびに残念に思います。

今回のこの工事を中止させたいのはサーファーのため、というようりムダな工事ということが地元住民から言われているさなかの無断工事だったことです。
http://www.ikaigan.com/

↑にありますように、サーファーだけの問題ではなく↓の問題もあります。

「この問題はサーフポイント消滅の危機だけではなく、生態系への影響や、風光明媚な九十九里浜の景観や海辺の環境が変わってしまう事で、観光客の減少や移住者・定住者の減少の可能性など地域への経済的打撃も危惧されます。 」

実際に海に入り潮の流れが判ると↓のように
http://www.ikaigan.com/file/heimenzu.pdf
実際には岸から沖に砂が払いだされることは、経験上でも感じております。（この潮の流れを利用して大きな波のときは沖に出るため）

つまり今行っている工事は、地元の方がおっしゃるとおり無駄な工事ではないか？ということでも危惧しています。。