グレが見えていてマキエだけ拾って喰っているのにツケエはまったく喰わないなどの
時には効果があることがありますが、それが全てに効くかと言えば全然そんなことはありません。
特にホントの喰い渋りの時のグレにはほとんど効果はありません。
マキエの中のオキアミは変色防止剤や遠投用成分、外気に触れていたりで
殻が固くなる場合もありますのでかえってマイナスになるケースもあります。
特にマキエ専用の質の悪いオキアミは非常に殻が固くグレの喰いは極端に悪いです。
今時期の最低温時の喰い渋りに効果があるのはやはり口に入れたときに
柔らかく違和感を感じなくて飲み込むものになります。
そうなるとやはりむき身(芝エビやオキアミ)や案外効果があるのがサシアミです。
ご指摘のアミノ酸ですが正に私の使用している芝エビのむき身は味の素をふった
アミノ酸たっぷりのツケエで、これはなぜ良いのかは科学的には説明できませんが
地元のエキスパートやメーカーテスターの方が以前から芝エビのむき身に
味の素をふった物を使用して大会を制したりで地元にはかなり浸透しています。
毎年シーズン前から魚屋で小ぶりな芝エビが出ていると買って帰ってむき身にして
味の素をふってから1回分ぐらいの小さなタッパーに小分けにして冷凍しています。
これが味の素をふってないと喰いが悪いんですねぇ。アミノ酸恐るべしです。
これでも喰いが悪いときはオキアミをむき身にしてハリいっぱいに小さめに付けたり
むき身がない時は大粒のサシアミ(頭がプリプリでハリに刺しやすいもの:ハリは3号)を
使用しますがオキアミでは全くエサも取らない時でもサシアミだと食い込むことがよくあります。
最近がまかつがサシアミグレという極小の専用針を出しましたね。
しっぽを切るのはエサの回転を防ぐためでしっぽが付いていると潮を受けて
水中でツケエが回転してハリスのねじれを誘発しますから必ず取った方がいいです。
またしっぽ自体固いので喰いにも影響し易いですね。
喰い渋りはツケエなども大事ですが仕掛けのバランスも非常に大事で
少しでも太く僅かな負荷を感じてもグレはツケエを吐き出しますから
道糸も細く(1.75までですね)ハリスも1.5号ぐらいまでで00でガン玉なしで
ぎりぎり浮いている状態や0にガン玉4号ぐらいでシブシブに調整して
ウキ止めを付けてタナを取り僅かなアタリをきっちり取れるようにしておかないと
深いからと全遊動にしているとアタリも出なくて丸坊主のケースもあります。
お礼
とても納得出来ました。殻が固い方が餌が外れにくいので、こっちの都合の為に使いがちなんですが魚からすればおっしゃる通りだと思いました。魚とはいえグルメなんですね。恐るべしです。 福岡で芝エビを探すんですが、ほんとに見つからないんですよねぇ。以前からツケエの調合は知ってたんですが、オキアミの殻剥きが面倒だし針に付ける際ベタつくし、なによりグレがそこまで餌を選んでるとは思ってなかったですねぇ。 そもそもアタリというのはグレが食いついた時に出るものだと思ってたんですが、実際は食った後に針がかかり違和感を感じた為に走った瞬間、だったんですね。 次の釣行が楽しみになってきました。ありがとうございました。