こんにちは!
マラソンびとです。
ふと,ご質問をみかけたので回答してみました。
短距離と長距離,これの適性は遺伝子でだいたい決まります。
短距離は練習しなくても速い人は速いのです。
逆に,長距離に適性のある人は,練習をあまりしなくてもそこそこの成績が出せます。
魚のマグロは長距離選手で,筋肉に血液がよく循環して疲労物質が常に除去されるので,世界の海を泳げます。マグロの筋肉はだから赤いのです。カレイとかタイは短距離選手です。筋肉への血液循環があまりよくありません。だから白身なんです。
50m9秒程度ということは,御質問者様は長距離血統と思われます。マラソン選手は一般的には短距離は遅くて,長い距離はマグロと同じ赤筋なので速いものです。
ですから御質問者様はそこそこの練習を積めば,持久走には適性を示すはずですし,将来,ハーフマラソンとかフルマラソンを目指せば,相当優秀な成績が期待できると思われます。
さて,そういう遺伝子というか才能のことは置いといて,50m走をどうしたら速く走れるか回答いたします。
1 ハーフスクワットをして,筋力を向上させましょう。クルマに例えれば馬力を上げるのです。カーフレ イズも効果が高いです。なお,フルスクワットとかうさぎ跳びは故障の原因になるので止めといたほうが いいです。
2 腹筋と背筋を鍛えます。体幹の筋肉がしっかりしていないと安定した効率の良いフォームで走れませ ん。
3 腕振りの基本はありますが,あまり気にする必要はありません。
4 長距離はリラックスして走りますが,短距離は瞬発力の世界です。必死の形相とか気迫,こういった表 情をとおして全能力が発揮されます。砲丸投げとか,槍投げの選手は投げたあと,大きな声を出している でしょ,投げたあとだから関係ないと思うかもしれませんが,あの声に向かって投擲が進んでいるので, 声の力も大きいと思いますよ。
私は短距離は生まれつき速く,たいした練習しなくても県大会で入賞できました。しかし長距離であるマラソン(5,000m以上の距離)を始めて,遺伝子の力には困りました。昔から長距離は遅いんです。しかし,筋トレを積んで,長距離の練習を継続して積み重ねると,そこそこのタイムが出せるようになりました。もう少し短距離が遅い血統だったら,フルでこのくらいのタイムで走れるのだろうな,という気持ちは今でも持っています。
真剣に,そして楽しん走ってください。