- 締切済み
呉服屋のウィンドウショッピング
質問は、買う気が全くないのに呉服屋のウィンドウショッピングをすることは如何なものでしょうか、ということです。 私は着物が好きで本当はもっと着たいのですが、実際には平均2か月に1回くらいしか着ていません。 色留袖は置いておき、訪問着、付下、色無地、小紋、紬に限っても、自分で購入した物、母、祖母から譲り受けた着物も2年に1回着られたらいい方です。 ですので、新しい物を買おうという気持ちは全くありません。 近所に呉服屋があり、1週間に1度のペースでウィンドウに展示する反物をお変えになるので、それを見るのが楽しみで、週に一度はチェックしています。 雑誌などで紹介される着物を見るのと、反物の状態と言えども生で見るのは気分が全然違い、その呉服屋さんのウィンドウショッピングをすることを楽しみにしておりました。 一度お邪魔して悉皆屋さんにお願いしたい物を持ち込んでもいいものかご相談したことがあります。 そのときに今持っている着物も十分に着れていないので、今後新しく買うつもりはないことはお話しております。 いつもは私のウィンドウショッピングは見て見ぬふり?でスルーして下さいます。 しかし先日、いつものようにウィンドウを見ておりましたら、中まで他の商品を見に来るよう促されました。 他では目にしない個性的な、素敵な物でした。 買うように迫られたりはしていません。 素敵な物を目にできるのは嬉しいことですが、買う気が全くないのでその場にいるのが心苦しかったです。 買う気が全くないのにウィンドウショッピングをする(その姿はお店からは丸見えです。)ことは良くないことでしょうか。 私自身は見ても買えないということは苦痛にならず、とても楽しいのですが、お店の人にとってはどうなのでしょうか。 また普通お手入れは直接悉皆屋さんにお願いするか買ったお店で、ということが基本でしょうが、近所のお店を自分の悉皆屋さんへの窓口のように利用させて頂ければ、いつかいつかで延ばし延ばしになっているお手入れも気軽にできるのではと考えたのですが、呉服屋さんにとってはこのようなお客は正直なところ、どうなのでしょうか。 ちなみにその呉服屋さんはチェーンや大手ではなく、個人のお店のように拝見します。 ご意見をお聞かせ頂ければ幸いです。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
- kadusaya2
- ベストアンサー率48% (114/235)
呉服屋では無いですが店舗を営業していたこともあるので、売る側からの考えをお話しします。 まず第一に、買ってくださるお客様は全体の一割もいません。九割以上のお客様は、来店して、何も買わずにお店を出られます。それが当たり前なのです。 じゃぁ、その割合を上げようとか、効率を良くしようとか考えると逆に売り上げが落ちていきます。 何も買わないで見ていくだけのお客様を増やそうとすると、お買い上げ頂けるお客様も増えていくのが 「商売」 のおもしろい所です。 第二に、何も買わずに帰られるお客様は 「貴重な情報源」 です。 お客様が何に魅力を感じるのか、どこに不満があるのか、何を期待して来店しているのか、そういうことをリサーチするには何も買わないお客様とお話しするのが一番です。 名古屋帯が好きな人が多ければそれをウィンドウに飾ったり、クリーニングに困っていたら洗い張りの種類を増やしてみたり。 サービスの拡充・商売のネタは買ったお客様ではなく、買わなかったお客様が持ってきてくれるものです。 第三に、お客様がお客様を呼びます。 誰もいないお店にはお客様も入って来づらいものです。 何も買わなくて良いので 「お馴染みさん」 がお店の中にいて談笑していてくれれば、他のお客様も気軽に入ってきてくれます。 「売らんかな」姿勢のお店より、気楽に見て回れるお店の方が売り上げがあがるのです。 ということで、お店の側から言わせてもらえれば 「何度でも、遠慮せずに、好きなだけ見てってちょうだいね」 です。
- asebi-0806
- ベストアンサー率39% (1265/3233)
例えば私の懇意にしている呉服店でしたら、そのようなお客様は「大歓迎」です。 手持ちの古い着物のお手入れ、リフォームなど、なんでも相談にのってくれます。 実際に、そのような目的で来店する方が多数いて、手入れや染め替えなど親身に相談にのってくれます。 店内は美しくディスプレイされていて「目の保養」に来られるお客様ももちろん歓迎されます。 お着物を心から愛している店主の心遣いが隅々まで現れているお店です。 質問者様のご覧になってるお店もそのような店なのではないでしょうか? もちろん商売なのですから買ってもらえるに越したことはないでしょう。 でも洋服と違って1シーズン着れば良いというような物ではないので、強引に買わせるような接客はせずに長く着物に親しんでもらい、人生の節々でここという時に、新しいものを誂えてもらえれば、そんな気持ちでご商売なさっているのが良心的なお店だと思います。 また、着物というのはそれ一枚では成り立たない衣服ですね。 新しい着物を買うのはちょっとという方でも小物だけは新しいものを揃えて違った着方をしてみたいとか、そういう利用の仕方もあります。 半襟一枚、帯揚げ一枚、帯締め一本、あるいは足袋だけでも、時々は買ってくれたらそれで良いというものではないでしょうか。 そういう良心的なお店の目安としては、あまり大きな店舗をかまえた大人数の店でないこと。 所帯が大きければ営利に走らざるを得ません。 家族経営に近い個人の店で、店主の目がゆきとどく規模の店がよろしいかと思います。 そしてできればその土地で何代か続いている店である事が望ましいです。 古くからのお得意様を抱えているそんなお店は信用が第一。間違いのない仕事を心がけて商売しているものです。 「どうぞ、見るだけ、を何度でも」そんな気構えの見える店でしたら仲良くなる価値のある店だと思いますよ。 着物好きなら着物好きの心をわかってくれます。 親子何代にも渡ってお付き合いできるような理想的な店をみつけたいものですよね。
お礼
アドバイス下さりありがとうございました。 そのお店は男女2人の店員さんで、ご夫婦かなと思います。 今から20年前ここが私の通学路だった頃、バスの広告アナウンスでお店の名前が流れていて、今はそこに住んでいるということでご縁を感じます。 私は帯揚げ帯締めを新調することより、ひとつの帯締め帯揚げが色んな着物、帯に合うことに喜びを見出すような貧乏性なので、本当に新調するのは何年かに一度の足袋くらいかもしれません。 ガラス越しに私が着物を着ているときの姿も覚えていらっしゃいました。 今のようないいお付き合いができればウィンドウショッピングを続けたいと思います。 お叱りの声が寄せられるかと思っておりましたので意外に感じております。
- yuyuyunn
- ベストアンサー率41% (20359/48650)
こんにちは 好きな方ですと見るだけでも楽しんでいただきたいというのが あるのではないでしょうか? お店側も必要な時にお店にお持ちいただきたいというのもあるでしょうし 今から顔見知りになってほしいというのもあると思うんですね それとお店の中にお店の人間以外がいるというのは 他のお客様も入りやすくなるので その意味もありますし いいお店だと思いますよいろいろ勉強させてもらった方がいいと思います
お礼
ご回答ありがとうございました。 たしかにその呉服屋さんには勉強させて頂いています。 私は着付け教室で実技と着物のあれこれを学んだのですが、御召のことは知りませんでした。 そのお店にはよく御召の反物が飾られています。 お店の方は悉皆屋さんとの窓口になって下さる、目的に応じていい職人さんにつなげて下さるという話をしてくださったのですが、実際にはまだ何もお願いしていません。 いつもはスルー、ごくまれにお店の中のお品を見せて下さる、というような今のようなお付き合いができれば、これからもウィンドウショッピングを楽しみたいと思います。 実は買う気もないのにウィンドウショッピング、その姿はお店から丸見え、ということでお叱りを受けるのではと思い質問したのですが、今のところそういうご意見はなく、いい意味で意外に思っています。
お礼
店舗を営業していらっしゃった立場からの貴重なアドバイスありがとうございました。 来るだけで買わない客というのは、ご迷惑ではないか、と思っていたのですが、ご商売をなさる方はそんな心の狭い?方達ではないのですね。 ウィンドウショッピングで着物に接するのはとても楽しいことなので、これからも続けていきたいと思います。 お店の側の方からも好きなだけ見てってちょうだいね、とおっしゃって頂けたので、これからもその呉服屋さんとのお付き合いを大事にして行きたいと思います。