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ハクセキレイについて
ここ数年、気になっていることがあります。 最近家の近くなどで、ある鳥をよく見かけるようになりました。気になって調べてみると「ハクセキレイ」という鳥のようです。 私が子供の頃(20~30年前)はハトかスズメがいただけで、このような鳥はいなかったように思います。 これは、何か環境の変化故でしょうか?(環境がよくなった、気候など) 場所は大阪府です。 私の記憶違いかも知れませんが、ご存知の方がいらっしゃいましたら、お教え下さい。
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ハクセキレイの南下と都市への進出は50年ほど前から始まりました。大阪と言うことですから30年程前には一年中はおそらく見られなかったものと思います。1900年代前半にはハクセキレイは北海道で繁殖し、冬に日本各地に南下して越冬する渡り鳥のような鳥でした。しかし、年々繁殖地が南下しましてもはや本州全体で留鳥になっています。また、ハクセキレイの都市化も同時に進行しています。大変適応力の高い鳥ですから都市部に進出しているのだと思います。 原因は推測するしかないですが、本来ハクセキレイは水辺の鳥でして羽化しました水生昆虫等を餌にしていました。一般に北ほど生物の種類数は減りますが個体数は増える傾向があります。つまり水生昆虫も一斉に羽化し、その数が多いわけです。その羽化に合わせて北で繁殖をしていたものと思います。 近年のハクセキレイの南下と都市化は、夏でも夜間照明に多数の昆虫が集まり、それを補食することで繁殖できるようになったことが原因ではないかと思います。学生が「コンビニがあれば飢え死にしないよ。」というのと同じで、ハクセキレイもコンビニがあれば繁殖できるだけの虫が得られることに気づいたからではないでしょうか。(コンビニは一つの例です。)また、雀のように狩猟鳥ではありませんから人をあまり警戒しないこともその一因だと思います。
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- kumatumi
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私も地元野鳥の会の年配の方達から2番のsuiran2さんと同じ話を聞いたことがあります。30代ぐらいまでの人だと、関東では既に子供の頃から身近な鳥でしたが、60代.70代の方から話を伺うと、「ハクセキレイは昔は冬鳥だった。」とのことです。ですので高尾山の麓にあった東京都高尾自然科学博物館の野鳥音声の機械では、ハクセキレイは留鳥ではなく、冬鳥の印が付いていました。きっと大阪でも時間差はあるものの同じような状況だったのではないでしょうか? 彼らは、順応能力の高さで分布域を広げて行ったんでしょうね。
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ご回答ありがとうございます。 なるほど元々は冬鳥だったのが、今では全国的に留鳥になったのですね。 ただ他の方のお礼にも書きましたが、いつ頃から見かけるようになったのか自分でも不確かなのです^^; ひょっとして、かなり前からいたのかも・・・。 今年の夏は、この鳥がいるか気にしながら、観察してみようと思います。
この鳥は、だいたい河川の鳥です。河川から羽化する昆虫が主な餌かと思います。 付近の、河川が綺麗になったのではありませんか? ** 澄んだ水なら、キセキレイや魚を狩する綺麗なカワセミなどがくるかもしれません。
お礼
ご回答ありがとうございます。 当方周辺は、昔からの住宅街でして、お世辞にも綺麗な河川はありません^^; それでも20~30年前に比べれば、良くはなっているようですが。 カワセミは、山の方へ釣行した際に見かけましたが、本当にきれいな鳥ですねー。
- gsbaka1150
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ハクセキレイ、セグロセキレイ、キセキレイなどは昔から人の居る周辺で生息しています。車のタイヤハウスやエンジンルームに巣を作っちゃってテレビなどで話題になるのもこの鳥です。当方周辺でも日当たりのいいアスファルトやコンクリート舗装の駐車場などで尻尾をピッピッさせながら忙しなく走り回っている姿を良く見ます。多分今まで気にしなかったから気が付かなかっただけぢゃ?
お礼
ご回答ありがとうございます。 そうなんです。 ある時ふと「ん?こんな鳥いたかな?」と思ったので、前からいたのか、最近見るようになったのかが不確かなのです・・・。 小走りに走る姿が、カワイイ鳥ですね。
お礼
詳細なご説明ありがとうございます。 お陰さまでスッキリしました。 だんだん南下して来たのですね。 そういえば、一昨年に四国へ旅行した時にもこの鳥を見ました。 「あ、ここにもいてる」と思ったのを覚えています。 >人をあまり警戒しないこともその一因 確かに近づいても、走って逃げるだけであまり飛んでいかないようです。